こどもと財布〔雅樹(かつお)さんに捧げる一作〕
雅樹さんのお子さん(三才)がある日、
おさいふが欲しい
と言ったのだそうだ。
雅樹さんは狼狽し、お子さんに理由を問うたのだけど、実は私は答えの察しがついた。
たぶんこう言うんだろう…
おかねを貯めて、パパとママにお土産を買ってあげるの。
大当たりである。
雅樹さん。
しっかりしなさい。
これは典型的なグリム童話。
タイトルは、『木のお皿』だ。
よぼよぼのおじいさんに、若い夫婦がした仕打ち
主人公は、ひどく年を取ったおじいさんと同居している若夫婦。
おじいさんがよ