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推しメンの個展に行ってきた(と、その前)

私はアンジュルムというアイドルグループが好きなのです。アンジュルムの説明は省略するが、とりあえず最高のグループであるということだけ覚えておいていただければよい。

そのアンジュルムの竹内朱莉さんという現リーダーが私の推しメンで、特にダンスをする竹内さんが好きなのだけど、もうすぐグループを卒業し、ずっと頑張ってきた書道のほうの活動をメインにしそうな雰囲気なのである。たまにでいいから歌って踊ることも続けてほしいのだが、そこらへんは今のところどうなるかわからない。そんな中、夢だったという書道の個展の開催が決まった。行くしかない。

アイドルを応援していると、たまにアイドルが自分が望んでいるような活動をしてくれないと怒っている人を見かける、それはそれでなんというか夢中になれているということなので凄いことだと思うのだけど(それで他のファンやアイドル本人を攻撃しちゃうような人はもちろん論外だが)、私はわりとプロレスを見るような感じでアイドルを楽しんでいるうえに、プロレスよりも何が起こるかわからないから面白いと思っている。なので、竹内さんに卒業後もたまには歌やダンスもしてほしいなあとか書いたが、はっきり言ってなにをしてくれても全然いい。アイドルだって一人の人間なのだから、自由に生きるのが一番いいし、それを見ることができればラッキー、引退してまったく表に出てこなくなっても、幸せに生きていてくれればいい。

そんなわけで、書道の個展をやるなら見に行く以外の選択肢はないのだった。

日時指定の前売り券を購入し、個展が始まってからも、あまり情報を入れすぎないよう気をつけつつ日々を過ごして、ようやくやってきた本日。朝から特にやることもなかったので、なぜなのか自分でもわからないけど、弁当を作ることにした。もちろん竹内さんに差し入れるためではなく、自分で食べるためである。知らないおじさんの手作り弁当なんかもらっても迷惑でしかないし気持ち悪いに決まっている。そもそもファンからの差し入れなど受け付けていないだろう。てか、そんなん渡す勇気もないし。

サンドウィッチが2つ完成。会場が明治神宮外苑なので、近くに公園とかそういう感じのなにかがあるだろうから、そこで食べることにして出発。サンドウィッチがあることだし黄色い自転車で行きたいところだが持ってないし遠いので電車にした。

こういう時に異常に早く到着してしまう人間なので、弁当を用意したりしたのだが、それでもだいぶ時間が余るに決まっている。そんな経験則から、あえて会場まで少し離れている北参道駅から歩くことにした。アンジュルムオタクのTOKYO散歩だ。

途中、神社があったので入ってみる。

鳩森八幡神社

近くに将棋会館があるからだろう、将棋関係のいろいろがある。ここはもしかして漫画「月下の棋士」で鈴本や大和天空などの激ヤバ棋士たちがお参りしていたところなのでは!?と興奮し、いろいろ検索してみたけど、実際のところどうなのかはわからず。

ちっちゃい富士山があったので登る

ちゃんとお参りしてから、神社を出る。歩いていると、絵の描いてあるマンホールが。

ひなた
モモと猫たち

そうか、現代は将棋漫画といえば月下の棋士ではなく3月のライオンか。どっちも好きだけど、月下の棋士のマンホールとかもあったら楽しいだろうなあ。氷室が猖獗してるところとか、宗光くんが調子に乗ってるところとか、滝川が頭おかしくなってるところとか。

そんなこんなで、会場に到着!

聖徳記念絵画館

あんなに時間を潰したのに、まだ1時間もある。サンドウィッチを食べたり、付近をぶらぶらして過ごす。

なにやらかっこいい像。麒麟かな。
なんじゃもんじゃというらしい木
明治天皇葬場殿趾

楽しい。そしてどこを見てても、そこらにアンジュルムオタクがいる!オーラでわかる!仲間たちよ!あっという間に1時間は潰れていた。

そして入場。写真を撮ってもいい作品などもあったので、撮影したのだけど、まあ、それは現地でご覧いただいたほうがいいと思うので載せない。会場にはうっすらとアンジュルムの楽曲が流れているし、アンジュルムがテーマの作品もいくつかあって、書道のことなんかなにもわからないただのアイドルファンの私でも楽しめるようになっていた。カジュアルに書道を楽しんでほしいという竹内さんの気持ちが伝わってくるようだ。

やがて、この作品群は当たり前だが竹内さんが竹内さんの肉体を動かして書かれたものであるということに思い至る。そしてこの個展のタイトルは「煌々舞踊」。つまりこの書もダンスと言って過言ではないのではなかろうか。などと考えているその時、なんとなく気配を感じたので振り返ると、本人が!いた!え!?なんか竹内朱莉がいるんですけど!

どうやらお友達が来場したらしく、スタッフに呼ばれて控室から出てきた瞬間だったようだ。というか、今はちょうどお昼ごはん休憩だったようだ。なんでそんなことがわかるのかというと、完全に口をもぐもぐさせながら出てきたからである。うわー、もぐもぐしてる!そういうところ、めっちゃたけちゃん(公式ニックネーム)っぽい!いいもの見た!

そんなもぐもぐ降臨に感動しつつも、いきなり帰りたくなる。いろんなアイドルファンがいると思うんですが、私はアイドルと触れ合うのとか全然したくないタイプのファンなのです。握手とかそういうのは超苦手で何を話したらいいのかまるで思いつかないのだ。いや話しかけられたりはしないだろうけども、それでもなんかプレッシャーを感じる。そうこうしているうちに竹内さんは友達への挨拶を短めできりあげて、小さなお子様をつれた女性ファンに気さくに話しかけている…!これをチャンスと思うタイプだったら最高のシチュエーションなのに!

プレッシャーに負けて、まだ見ててもいいのに、早めに会場を出る。いや、あの、凄い楽しかったんですよ、本当に。

御本人はたぶんこの衣装でした

また次の個展も楽しみにしております。

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