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イギリス大学院留学〜留学時代の振り返りと反省〜

お疲れ様です。アヒルです。実はそろそろ留学時代の成績が返ってきそうなこともあり、ここらで留学生活の反省をしてみようと思います。「反省」と銘打った理由は、ここまで私のnoteを拝見してくださった方ならわかる通り、発達障害に軽い対人恐怖症と本来だったら留学生活どころか社会人生活さえ危ういだろうという私にとって留学はいわばひもなしバンジー、かなりデンジャラスな体験だったからです。おまけにコロナのパンデミック発生と、よかれわるかれ、私の留学生活は私にしかない留学生活だったなと思っています。なので共通点を見つけられるかは怪しいところですが、留学生活の反省点について、あけっぴろげに、恥ずかしいですが、書こうと思います。

1 もっと英語の練習(リスニング)をしておけばよかった!

第一の反省はまずはこれです。留学に当たって既にIELTSで7.0というスコアを得ていた私ですが、リスニングのIELTSスコアは6.0と決して高いものではなかったです。そのせいもあり、まあ相手の言っていることが聞き取れない、最初はイギリス人の言っていることがさっぱり聞き取れず、挫折したことを覚えています。

留学した人ならだれでも分かる通り、基本的にリスニングは第二言語として英語を勉強した人、特にアジア圏の人の英語の方がはるかに分かりやすく、理解が容易です(人によりますが)。ですが肝心のイギリス人の本気喋りとなると、なまりや略語があり、とてもIELTSスコア6.0(リスニング)ごときで太刀打ちできるものではありませんでした。本当にリスニング(行く前に)頑張っておけばよかったです。後悔しています。

これから留学に行く人は、是非私と同じ轍を踏まないよう下記のTEDtalkやイギリスのBBCのニュース番組などを見て、英語の様々なアクセントに慣れていってほしいです。個人的にはスピーキングもそうですが、リスニングとスピーキング(一方的に話すこと)は微妙に違う能力値が必要です。ぜひぜひリスニング能力を高めてから出発してくださいね。

2 もっとフレンドリーに接すればよかった!

次の点はこれです。もっとフレンドリーに接すればよかった…。とはいえ、これは軽い対人恐怖症と発達障害を持つ私の身からすれば相当に厳しかったといえるので、もうあきらめていますが。向こうの人たちの感情表現は日本の人たちの感情表現より豊か、というか激しいです。笑顔をよく使い、声を弾ませてしゃべります。なので日本人の(特に私のような)笑顔が苦手でモノトーンでしゃべってしまう男にはかなり厳しいものがありました。中国人ぐらいでしたでしょうか、あまり気にせず接してくれたのは。本当にこれについては厳しかったです。

なので、友達はできましたが、同じコースの日本人が中心になってしまい、肝心の外国人の友達はほとんど…という基本構成になってしまいました。せっかくイギリスに行ったのであれば、もう少しイギリス人の友達を作ってみたかったというのが本音です。一応、現地でイギリス人の人から英語を学ぶ機会を得ることができたので(語学留学で言ったわけではないですが)、イギリス人の文化を多少なりとも知ることができたのは救いでした。

3 日本語の文章を見ないようにすればよかった!

これについても、ちょっと反省です。とかく渡英当初は日本語の文章を見まい、イギリスにいる間はイギリス人としてやっていくんだと決意していましたが、決意甘く、日本のコンテンツを勉強の合間の息抜きと言い訳しながら見ている自分が居ました…とほほ。とはいえ、これも正直英語のものだけを楽しむというのは私にはかなりきつかったです。知っての通り、英語の娯楽はたくさんあり、特に読書は英文でも普通に楽しめたのですが、日本語のコンテンツ(特に漫画等)がどうしても摂取してしまいたくなりました…。なので要所要所で日本語のコンテンツを楽しんでいたのですが、あの時間も英語のコンテンツに変えていたら、今頃もっとと思わなくもありません。

4.もっと旅行にいけばよかった!

これも致し方ないことではありますが、せっかくイギリスに旅行に行った以上、スコットランドとアイルランドに行きたかった(泣)留学中の写真を下記の投稿で挙げたように、留学中に旅行はそれなりにできたのですが、合間にコロナのロックダウンが入ってきたおかげで、旅行の時間が奪われてしまいました。本当にもっと旅行しておくべきでした…人生でたぶんあれだけ安価にイギリスを旅行できるときは来ないでしょう。正直ショックです。イギリス留学時代の旅行の写真は下記に張っているのでお楽しみください。

5 もっと自炊スキル(家事スキル)を身に着けておけばよかった!

イギリスはメシマズ国です(断言)。なのでイギリスで快適に過ごせるかどうかは、自分で飯をおいしく作れるかということにかかっているといっても過言ではありません。その点、自炊スキルがパスタとカレーぐらいしかないで渡英したことは本気で後悔しています。それこそ一人でちらし寿司くらい作れるスキルを身に着けてから行くべきでした。

お陰で私の食生活はかなり残念なもの。ロックダウン中に、(勉強を除けばほかにすることがなかったので)料理スキルを上げたおかげで多少はましなものが作れるようになりましたが、それでも後悔しています。ああ自炊スキルを身に着けておくべきでした。

プラスアルファで言っておくと、イギリスと日本では生活文化や売っている生活物資が違うので、やはり家事スキル全般があるかどうかが快適に生活を送る上では重要になってくると思います。留学間際に鍛えるのはきついかもしれませんが、日ごろから鍛えておけばよかったです。

終わりに~まあでも行ってよかったかも~

対人恐怖症、発達障害で留学にいくというクレイジーなことをした私ですが、それでも終わってみればすべてよし、成績がでるまで無事卒業できたかは分かりませんが、それでも行ってよかったかなと思っています。日ごろの英語スキルが圧倒的に上がったことが理由の主ですが、行ってみたことで日本の優れている点が赤裸々に分かるようになりました。日本は(マジな欠点もたくさんありますが)便利な国であることは確かです。

日本を好きになれたこと、英語ができるようになり使えるものやサービス(例えば私は今、アメリカ人からカウンセリングを英語で受けれていますし、英語の新聞記事等もスラスラ読めます)の幅が圧倒的に増えたのも留学のおかげです。また科目で勉強したことは、(忘れている部分もありますが)思考の一部として体に染みつけることができました。もう二度とする気はないですが(少なくとも対人恐怖症が治るまでは)よく生きてやることができた、偉い!と自分をほめてあげたいと思います。皆さんもぜひチャレンジしてみてくださいね。アヒルでした。

追伸 無事修士号取れました。安心した反面、もっといい成績取れたという悔しさがあります。

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