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いざ英国留学へ!英国大学院留学で合格をもらうまでの手順とコツをまとめてみました+IELTS勉強法

今日は英国大学院留学までに必要な手続き等について自分の経験談を元にまとめてみたいと思います。
私は色々とお馬鹿さんですが、勉強だけは得意なせいか、イギリスの大学に応募した大学のうち、後述するラッセルグループの大学から六校ぐらい合格をもらっています。すごくないですけど。
コツさえ分かり、手順と覚悟を踏めば誰でもできると思います。なので、今日はそのコツと手順を英国大学院留学を考えてる方向けに公開しようと思います。

私の知る限り、英国大学院留学に必要な手続きに当たって、細かい基準は大学によって異なりますが、
おおむね、合格までのハードルとしては、①学部時代の成績、②推薦状(原則二通)、③自己推薦書・CV、④英語の試験(IELTS、TOEFL等)の四つがハードルになります。
一個ずつ見ていこうと思いますが、まずは前提として、タイムスケジュールと行きたい大学を把握する必要があると思いますので、それについて書かせていただきます。なお、現在はコロナ禍にあり、各大学の入学スケジュールなどもそれに合わせて変わってくると思います。
私が書いているのは、私が入学した年のタイムスケジュールであることをご承知ください。

前提~タイムスケジュール・志望大学決め~

英国の大学のタイムスケジュールは、日本の大学のタイムスケジュールと大きく異なっています。
日本の大学では、4月入学が普通ですが、イギリスの大学は、9月スタートが普通です。
なのでそれに合わせて、大学の願書受付も前年の秋くらいからはスタートしています。

この大学の願書受付ですが、コツは「なるべく早めに提出すること」です。
イギリスの大学の選抜はあらかじめ枠が決まっていて、合格に値する人々を、志望してくれた人々から順に
次から次へと合格を出すことになっています。したがって、大学の願書受付の提出が間際になればなるほど、
窓口がせまくなり、選抜は厳しくなることとなってしまいます。
なるべく早めに出すことで、より合格のチャンスが上がり、志望校に行きやすくなります。

ここで一つの問題があります。早く出したいけど、英語の試験の要件を満たしていない場合はどうするの?
というものです。ご心配なさらず、後述しますが、実は合格には二種類あります。
Conditional Offer と Unconditional Offer です。もし英語の試験成績が突破できていないのであれば
まずはConditional Offer、すなわち、英語の試験の要件を合格時点で満たしていない人向けの合格を狙えばいいです。
このConditional Offerをとった場合には、一旦合格届をもらった後、合格までの間にIELTS等の所定の英語試験
できめられた成績をとるかプリセッショナルコースで所定の成績を納める必要があります。

次に大学をどうやって決めるのですが、これは人によりけりだと思います。
自分の勉強したい分野が明確に決まっている人、もしくは教わりたい教授が既にいる人は、
その大学を志望するのが一番いいと思います。
行きたい大学の志望先を決める指標としてラッセルグループと大学ランキングがあります。
ラッセルグループとはイギリスの名門大学で構成される大学の集合体のこと、イギリス版のアイビーリーグと呼ばれ、ここに属している大学は、一般には名門大学として認識され、名前を聞けば誰もが分かる大学となっています。
(ケンブリッジやオックスフォードもこの大学グループに属しています。)
どんな大学が属しているかはググれば分かると思います。ただ、バース大学のように、ラッセルグループには属していないけれども
立派な研究業績を上げている大学はたくさんあり、あくまで指標の一つとして考えていただければと思います。

次に頼りになるのは、大学ランキングでしょうか。こちらはバイアスのあるランキングで、日本の大学のランキングが異常に低い等の問題はありますが、subject別で世界の大学のランキングを出してくれており、イギリスの名門大学はこのランキングのベスト100位以内には入っていることが多いです。こちらのランキングはSubjectごとに大分違いがあり、例えばLSE(London School of Economics)は、政治経済の分野だと、かの有名なオクスブリッジ(オックスフォードとケンブリッジのこと)を抜いて一位に収まることがままあります。
参考までに有名ランキングとしてQSとTHE(times higher education )が考えられると思いますのでご参照ください。

ハードル①~学部時代の成績~

はっきり言ってもうどうしようもないことですが、学部時代の成績も考慮の対象となります。
具体的には、(私も計算式は把握してませんが)、学部時代の成績がGPAという数値に換算されて
先方に届け出ることになります。この際、学部時代の成績書の英語書類が必要になりますので、
忘れずに大学に申請をしましょう。どうしようもないことなのであまり書かないです。

ハードル②~推薦状~


次のハードルとして、推薦状が挙げられます。イギリスの大学では、あなたがどんな人間かについて、あなたのことを(一応は)よく知る人間二名から推薦状を書いてもらう必要があります。推薦状を書く人間自体に制限はないのですが、一般にバランスがよいのは、大学の人から一通、職場の人から一通というものです。(学部から直接行く場合はわからないです。。。)

よくあるパターンに推薦状を書いてほしいけど、書いてくれそうな人が見当たらないということがあると思います。
頑張って探しましょう。大学では意外とありがちなことに、あまり親しくないけど、名前と顔だけ知ってくれているような先生でも、頼むとOKしてくれることが意外とあります。

推薦状を書いてくださる人間が英語に詳しいことはむしろまれだと思うので、推薦状は、英文と日本語文の二つを用意しておくとよいかもしれません。それを渡して、あとは誠心誠意お願いしましょう。推薦状といいつつ、恐らく原案はあなたが考えることになり、それに手を加えられるというパターンが普通かと思います。

ハードル③~自己推薦書・CV~


自己推薦書はかなり大切な書類で、これで合否が分かれると言っても過言ではありません。
書く量は恐らく決まっていないと思いますが、おおむねA4一枚、Times New Romanとかきれいな書体で書くのが普通だと思います。

自分のよいところを、簡潔に、分かりやすく、論理的に書きましょう。また、これは自分で書きましょう(当たり前ですが)。
留学したら1万字以上のレポートを卒業までに書くことになります。このくらいは行く前に書けた方がよいです。

コツは(繰り返しになりますが)簡潔に、分かりやすく、論理的に書くことです。また忘れずに、なぜ志望先の大学でないといけないのかを書くことにしましょう。たくさんある大学の中で、その大学に着目した理由を書くといいです。

自分の自己推薦書の構成をここでふれますが、
①志望動機(いきなり書く。My name is とかいらない)→②大学時代→③職場(ここまでで、先方の大学に興味を持った理由が何かバックグラウンドが分かるようにする。)
→④大学の素晴らしさを書く(その大学の特徴を捉えるのがbetter)→⑤自分の勉強した後の未来

みたいな感じで書きました。構成は一例なので、参考にしてください。
なお、複数の大学院に志望する場合は、(推薦書もそうですが)、一部分を変更(ここだと、④、⑤あたり)して使い回すのが普通かと思います。

ハードル④~英語の試験(IELTS、TOEFL等)~


最後の試験が、英語の試験で一定以上の成績を取ることor Pre-sessionalコースへの入学です。
Pre-sessionalコースは海外からきた留学生のために、英語のアカデミックな書き方などを指導してくださるコースです。
Pre-sessionalコースで一定以上の成績を収めれば、英語の試験を合格したことと同じように扱われるため、究極英語試験に日本で通らなくとも留学することは可能です。

ただし、非常に心臓に悪い上、Pre-sessionalコースはそれはそれでかなり厳しく勉強させられるコースではあるので、おすすめは、英語試験に合格した上で、短期間のPre-sessionalコースに参加して、本コースに備えるというものです。
(お金に余裕があればになりますが。。。)

英語試験には、おそらくメジャーな選択肢としてTOEFLとIELTSがありますが、筆者はIELTSを圧倒的におすすめします。理由は簡単で、IELTSの方が、比較的簡単だからです。IELTSもTOEFLでも、reading,listening,writing,speakingの四科目の全てをまんべんなく取り組む必要があります。
ですが、IELTSの場合には、Speaking の試験で、コンピューターと違って実際の人間相手にしゃべれる上、
試験時間がTOEFLより短く、集中力を保ちやすいです。したがって、難しいのは変わりませんが、IELTSの方がおすすめです。
難しいのは変わりませんが、IELTSの方がおすすめです。

IELTSのやり方については、私より上手な解説がいくらでもあると思うのですが、いくつかコツをまとめておきます。
① 勉強の中心には常に過去問を意識しよう。IELTSでは過去問が販売しています。
  最新版の過去問は、実際に試験を受ける直前にとっておきつつ、それ以外の過去問は積極的にやりこもう。
② Writingについては、実際に誰かに見てもらおう。有料の添削サービスが幾つかありますので、それを利用して、自分の何が足りないのかを考えよう。
③ Speakingについては、実際に話して、教えてもらうことがとても大事です。Best teacherというサービス(有料)では、IELTSの指導が上手な先生が何人も在籍しています。彼等にIELTSの模擬試験をやってもらいましょう。

IELTSで特に使える問題集と、TIPSをまとめたブログへのリンクを張っておきますので、是非ご参照ください。
・「ターゲットバンド7: アイエルツアカデミックモジュール短期間でスコアを伸ばす方法」
・https://ielts-simon.com/

以上。長くなってしまいたが、こんなところでしょうか。皆様のよい旅路をお祈りします。
質問・補足があればコメ欄へどうぞ。アヒルでした。



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