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子育てと悪意のない言葉

娘が高校に持っていくお弁当
温かいモノが良いと
お粥と味噌汁(いりこ出汁)を持参します✨

一緒にご飯を食べる友人の一人に

味噌汁のにおい嫌いなんだよねぇ⤴️
いりこ臭い‼️蓋開けないで‼️食べないで‼️

と言われて学校では食べずに
帰宅してから食べる日が数日続きました
それでも、私も作るのを止めないし
娘も持っていくことを止めませんでした
私たちがその言葉に屈するのが耐えられなかったからです


それが昨日
娘なりの一発逆転切り札を発動
言ってきた子の前で他の友だちに

あなたが時々食べているそのパン
臭いから食べないでって言われたらどうする?

と聞いたそうです
その友だちは一言「イヤやし」
その後のお弁当の時間では味噌汁の匂いのことを
言われることなくみんなと一緒に味噌汁付きの
お弁当を食べることができました
味噌汁は市民権を得ることができました

■まわりにいる人が食べているものを否定する事
■日本の伝統食である味噌汁を否定する事
■思うだけでなく、相手の事を考えずに簡単に口に出してしまう事

など私と娘にはモヤモヤする事がありました
.
そんななか
娘と同じような想いを抱いてくれたお友だちもいたようです

そこに気付けたから私は幸せ🍀
その子たちね、子どもが作る弁当の日を
中学校で経験してるんだって✨

と、ニコニコウキウキしながら話してくれました

昨今、大人も子どももいじめが問題になっています
いじめという言葉を無くして明らかにこれは傷害事件だと
伝えた方が良いのではないかと思うことも多々あります
いじめはいけない
と口でいくら言っても、条例ができても減るどころか増える一方です
子どもが作る「弁当の日」は子どもが家の台所で
子ども自身が弁当を作り、学校に持っていく日です
親は子どもが作っている弁当に口出ししない日です
子どもがただ、「弁当」を作って学校に持っていくだけですが
子どもたちの心は大きく、広く、深く成長していきます
私はそれが子どもが作る「弁当の日」の最大の魅力だと感じています

もし、娘の友だちがこのように心が成長していなかったら
私は意地で娘に味噌汁を持たせ
娘は意地で味噌汁を持って学校に行っていることでしょう
娘が同じように子どもが作る「弁当の日」を経験したお友だちに出会えて本当に嬉しいです
高校生になると色々な経験をしてきた新たな出会いがありますが
隣の町で同じような経験をして育ってきた友だちとの出会いは
娘にとって財産になると思います

きっと「味噌汁臭い」と言ってきた子も悪意はなく
何も考えずに言葉を発したのでしょう
「弁当の日」を経験すると
何も考えずに言葉を発することは極端に減ります
なぜならそれは
自分が作るという経験をすることで
してもらう側からしてあげられる側に立場が変わるからです

娘はまた
子どもが作る「弁当の日」に心が救われました

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