今現在頭にあることをそのまま。

「あなたと同じような方が、ここにはたくさん来るんですよ」

通い始めて3年は経っている臨床心理室。
ついにとあるカテゴリに入れられてしまったようだ。
望んでいたような気もするが、いざ枠へ入れられようとするのを感じると小さな抵抗感を覚える。

どうやら私の通常は、一般的な通常とは違うらしい。

薄々は勘付いていたけれど、確定的な言葉を聞くまではどこかで「違う、わたしは普通だ」と思っていた。

でも、その可能性は限りなく消えつつある。

ちょっとした性格の違い、ただの個性。そんな範囲ではないらしい。

自分の見えている世界は、他人が見ている「それ」とは同じではないらしい。

自分が毎日生きている方法は、他人の営みとは同じではないらしい。



程度の差こそあれ、誰でもルーティンやこだわりはあるものだと思っていたし、気持ちの上下もあるものだと思っていた。

いや、あるんだけれど、私の場合その「程度」が振り切っているらしい。一般的な範囲に収まっていないらしい。

ポンポンと浮かんでは消え、浮かんでは消えていく言葉や音楽や画像。一般的にはそんなことはないらしい。

一度決めたやり方や物事を、状況が変わっても固執し続ける。一般的にはそんなことはないらしい。


何事も程度の問題で、私は通常範囲内だと思っていた。が、実のところは全然振り切っているらしい。



ま、しょうがない。なんとかなる。というか、天命が尽きるまでどうにかするしかない。

このことだけは、他の人と同じなはずだ。


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