ひとりでホテルに泊まることについて
社会人になって一人暮らしをしていた2年間は自分の理想の生活ができていた。
好きなインテリア、最低限のモノ、自分なりのやり方でやる家事、寝る前の勉強の時間…(孤独もお金のなさも含め)
この間に建築士の資格を取った。
思い返すと一人暮らしだからこそ勉強ができたと思う。
妄想力豊かなので、遠距離にいた彼も自分の生活を頑張っていると信じて頑張れていた。
(実際は毎日のように自由に遊んでいたと後にわかった。当時知らなくて本当に良かった。私は遠距離恋愛に向いているかも)
たまにひとりでホテルに泊まりたくなるのは、そんな生活に戻りたくなるからかもしれない。
猫に会いたくて寂しくなるから、なるべく家にいたいんだけど。
久しぶりのひとりの時間が嬉しかったのでメモ。
DDD HOTEL(東京)
ずっと気になってたホテル!
ビジネスホテル?こんな拘った内装なのに?
と、あまり業態は気にしてなかったけど、ちゃんと素敵なビジネスホテルだった。
大寒波の影響で30分以上遅れて東京駅に22時過ぎに到着。
女ひとりで夜歩くのは緊張するので、アクセスの良さは有難い。
私にとって建物でまず重要なのは立地である。
チェックインは完全に機械。とはいえ、操作はフロントの方が教えてくれて親切。
ちょっとした優しさが沁みる…。
楽しみにしていたバーは定休日で、代わりに共用スペースとして使われていた。
(共用スペースで仕事するような人間になりたい)
客室は深いグリーンを基調にしたミニマルな部屋。
ホテルに行くと必要最低限がよくわかる!
とにかくテレビを置いていないホテルが好き。
(自宅でもテレビ要らない派。実現は難しい)
チェックインが遅い時間になってしまったので急いで寝る準備。
本当はゆっくり本を読んだり音楽聴いたり考えごとしたり日記を書いたりしたい。
(日常でも同じ。まずは早く帰宅しなきゃ…)
スリッパのクオリティが高くて、ホテルの客室内におけるスリッパの重要性を初めて感じた。
使い捨てならもったいないと思いながら使ってしまった。
1日のうちで何よりも眠ること、微睡むことが大好きなので、ベッドが気持ち良くて最高だった。
夜が明けていくにつれて交通量が増えて、どこかのだれかの生活音をベッドの中で聞く。
夜はあっという間だから、朝の時間が大事。
朝食も大好きだからホテルでは絶対に朝食付きのプランにしちゃう。
ランチやディナーと違って、自分で作るときも割と簡単にQOLが上げられるのが楽しい。
今回のメインはオープンサンド!
オープンサンドって上手に食べられないモノだと思っていたんだけど、バケットが甘くないフレンチトーストになっていて、ナイフがすっと通って食べやすかった。今度自分でもやってみよう。
滞在時間は約11時間。(そのうち6時間半は寝てる)
ビジネスホテルという位置付けだから、利用の仕方としては間違っていない。
でもラグジュアリーホテルのようなデザイン性の高さだった。
二俣公一さんのインタビューを読んで、こんなにも狙った効果が実現できてるのも驚き。
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