2018年に聴いたアイドルソング十選(前編)

2019年の師走も大詰めにきて、今年の自分を記録する意味で、色々なジャンルの十選的なものをやろうと思った。


個人的な趣向に加え、仕事柄ということもあって、アイドルソングを聴くことが以前より増えたので、まずはアイドルソングの十選を......と考えて、プレイリストを見てみると、意外と2018年リリースの作品が多かったので、まずは2018年の個人的なアイドルソング十選を書き留めておきたい。


一応1アーティストから複数曲を選べると推しの曲に偏りそうなので一名義につき一曲までのルールで、セレクトしてみたんだけど、あくまでも十選なので、順位は数字は特に順位とかではないです。


①東京留守番電話ップ/眉村ちあき

なんといっても現在アイドル界隈で一番推している眉村ちあきにハマるきっかけとなったのがこの曲、abemaの『矢口真里の火曜The NIGHT』の吉田豪の推薦アイドルの企画で初めて知ってこの曲のMVを入口にライブ動画を見漁り、ゴッドタンの大丈夫、TIFのアザレコからの現場参戦で完全にヤラれました。

今聴いてもまったく色褪せない特別な曲、意味不明な歌詞なのに何故かエモーショナル、最近は歌詞も意識して書いている本人は言っていたけど、この頃は完全に音の響き、言葉のリズム優先で歌詞を書いているのに、深読みしたくなる仕上がりになっているのも本人のキャラクターの成せる技なのか........トラックメイカーでアイドルでシンガーで、ラップもやっちゃう。

眉村ちあきの魅力が凝縮された名曲。



②blue moon./tip Toe.

前述の眉村ちあきも参加していた日本最大規模のアイドルフェスTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)のオーディション枠で、眉村ちあきを下して一位通過を決めたtip Toe.のEP『third Shoes.』に収録された曲。

既に現体制の終了が発表されて、日野あみさん以外のメンバーは事実上の卒業が決っているtip Toe.

もともと各メンバーにメンバー入りから活動期間3年間で必ず卒業というルールが課せられていて、この曲の発売当時で、初期メンバーはたしか残りの活動期間が一年半くらいまで迫っていたような気がする。

とにかくtip Toe.は楽曲のクオリティが高いのだけど、そこにコンセプトで制限時間が定められていることで、それぞれの曲がよりエモーショナルに響く。

クラシックの名曲『月の光』のイントロからサビまでの展開がパーフェクト、『月の光』はたしか乃木坂46も『逃げ水』かなんかで差し込んでいて、自分がDJやってたら『月の光』繋ぎとかやりたい........みたいな妄想をしていたような。笑

MVは本人達が出演していないというアイドルのMVとしては攻めた内容なんだけど、LIVEの時に観れるサビの振付もなかなか好きな曲です。



③ずっとサマーで恋してる/虹のコンキスタドール

上記の2曲がアーティスティックでサブカル色が強い曲なのに対し、夏のアイドルソングの王道的ど直球のナンバー。

歌いだしだけでも「ああもうこの曲絶対良いじゃん!」となれる一曲。

アイドルの王道夏ソングでここまで刺さったのはNMB48の『僕らのユリイカ』や乃木坂46の『ガールズルール』以来かも......そうなるとどちらも2013年の曲なので、実に5年ぶりの夏ってことですね。笑



④Bathroom Travel/欅坂46

出だしのねるちゃんのパートだけで一気に持ってかれるTHE アイドルソング的なポップでキュートなナンバー。

欅坂46はアイドルとは一線を画す的な路線の色が強いけど、意外とこういう楽曲も演っているんだよという一曲。

タイトル曲がクールな路線一択になっているのは平手友梨奈の表現力とカリスマ性に引っ張られて、より平手友梨奈を活かす方向で進んだ結果なんだろうけど、こんな感じの曲も割と好きだったりします。

2018年の欅坂だと『アンビバレント』と悩むところだけど、あえてこちらを推したいと思います。



⑤夜明けBrand New Days(farewell and begining)/ベイビーレイズJAPAN

所謂中堅ポジションのアイドルの解散が相次いだ2018年の中で印象深かった解散のひとつでもあった、ベイビーレイズJAPANの活動の締めくくりとして発表された自身の代表曲のセルフカバー。

解散という背景が加わったことで、曲の持つ意味とか、響き方みたいなものが大きく変わった気がする。

そこも含めて活動の集大成というか、代表曲を完成させたと思うとグっときてしまう。

簡素な仕上がりのMVが逆にエモくて色々思いが巡ってしまう。

終盤で差し込まれるLIVEシーンからの締めくくり方もありがちだけど、だからこそちゃんと響くいてしまう。

ベタにはそれがベタと言われる所以があるんだよなと勝手に納得してしまう一曲。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?