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【鏡石移住体験】就農体験_7月第2弾~雨の中の農作業~

鏡石に移住して1か月半が経過しました。
最近、ようやく鏡石での生活のリズムがつかめてきました。
ゆっくりしたい時には鏡石町内の公園や田んぼのあぜ道を散策して自然を楽しめます。
都会の気分を味わいたい時には鏡石駅から3駅で郡山に行くことができ、「ちょうどいい田舎暮らし」を満喫しています!

さて、先週は鈴木梨園さまにお世話になり、就農体験を実施しました。
6月にも一度鈴木梨園さまのもとで就農体験をして、梨の実への袋掛け作業を行いました。
今回はどんな作業が待っているのでしょうか…?
6月の就農体験記事はこちら↓

1日目

この日は小雨が降って最高気温が25度にも満たず、若干肌寒さを感じる中での作業でした。鏡石でもこの時期ではなかなか無い寒さだそうですが、農作業をするにはちょうど良い気温でした!

いざ、農園での作業開始!
7月中旬の梨の生育状況。品種は「南水」で、9月中旬~10月上旬に収穫を迎えます。
糖度が比較的高く、甘みが強いのが特徴です。

1日目の主な作業は「若木の周りの草取り」です。
鈴木梨園さまでは、大部分は機械で草刈りをするそうですが、植えてから4、5年未満の梨の木に機械を近づけると、木が傷ついたり折れたりする可能性があるので、若木の周りだけは手作業で草取りをします。
雑草が生えすぎると、梨の木に必要な養分を吸ってしまうため、雑草を取り除くのは梨の成長にとって重要な作業なのです。

草がびっしり生えていますが…
写真のように、若木の周りの雑草を手作業で抜き、取り除いていきます。

小雨が降っていたので手袋がずぶ濡れになり、かなり苦戦する場面もありましたが、約5時間の作業で若木50本以上の周りの草取りが完了しました!
やはり最終的な成果がわかると、とてもやりがいを感じます!
特に今回は1本1本明確に目に見えて作業の進み具合がわかるので、手ごたえを感じながら取り組むことができました。

樹齢20年を超える梨の木の写真。上の写真と比べると、若木との幹の太さの違いは一目瞭然です。

なお、この日は見ることができませんでしたが、この作業の後に機械で残りの草を一気に刈るそうです。


話はそれますが、休憩中にちっちゃいアマガエルを見かけました!

じっくり観察したのは初めてですが、
体長2センチメートルくらいで思ったより小さく感じました。

しかも、1日で10匹近く発見しました🐸
東京でもカエルを見ることはありますが、これだけの数を見かけることは初めてだったので、少し興奮しました!
こういった癒しがあると、農作業がさらに楽しくなります。


2日目

2日目は朝に雨が降り、そのあとの作業は少し蒸し暑さを感じました。
この日は病気になってしまった葉っぱを取り除きました。
葉っぱに黒い斑点が発生してしまう、黒星病や黒点病と呼ばれる病気から梨の実を守るためです。

黒い斑点が発生した葉っぱを取り除きます。
葉っぱから実に斑点がうつってしまうと写真のようになってしまいます。
このような実を増やさないためにひたすら作業しました。
90Lのごみ袋3つがパンパンになるほど取りました。

葉っぱを農園に置きっぱなしにすると、その葉っぱから病気が広がってしまうことがあるので、ゴミ袋に入れて処分します。
1枚1枚葉っぱを取るのは一見地味な作業かもしれませんが、この作業によってたくさんの美味しい梨が守られ、お客さんに届けられることにつながると考えると、とても大切で欠かすことができない作業だと実感しました。


おわりに

前回から、1か月ぶりに訪れた鈴木梨園さまで、自分が栽培にかかわった梨が少し大きくなっていることを実感して、作業にかかわった私もうれしい気持ちになりました。
鈴木さまが「今年はここ最近で一番順調に育っています」と充実した表情で話されていたのが印象的でした!

今回の就農体験(左)と前回6月の就農体験(右)で撮影したラフランスの比較。
実が成長し、形も変化しています。

実際に農園の方々にお世話になって農作業に取り組むと、前回体験をした時との農園の変化や、1つ1つの作業の意味がより鮮明にわかるようになったと感じます。

鏡石で体験できることや面白い出来事などをお伝えするだけでなく、「農作物ができるまでのストーリーを伝えることで食材の大切さを知ってもらいたい」という気持ちが一層強くなりました。
これからも続けてお伝えしていきますので、興味を持っていただけると嬉しいです!

次の就農体験の記事もお楽しみに!


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