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【鏡石移住体験】就農体験_8月第3弾~2か月ぶりにいちご農家さんへ~

皆さまこんにちは!
鏡石での就農体験が始まってもうすぐ3か月が経過しますが、体力アップという思わぬ恩恵を受けています。
数年前から、週1回15kmほどランニングをするのが習慣なのですが、同じコースなのに6月に走った時よりつい最近走った時のタイムが5分短縮したんです!

「週末農業」なんて言葉もありますが、週2回の農作業は、あまり体力的にもハード過ぎず、気分転換にもなり、そして健康になれると身をもって体験できました!
もっと就農体験、農業体験が広まってほしいと思うこの頃です。

さて、今回の就農体験は1日目にいちご農家の飛澤さま、2日目にきゅうり農家の三瓶さまにお世話になりましたので、体験の様子をレポートします!


1日目

6月中旬以来約2か月ぶりに飛澤さまにお世話になりました。
鏡石に来て、初めての就農体験が飛澤さまの鏡石農遊園でした。
そこからどれだけ農作業に慣れて上達することができたのか、実践する場がやってきました!

以前の就農体験記事はこちらから↓

作業開始前のビニールハウスの様子はこのような状態です。

一面茶色のハウスを見るのは、農家以外の方にとってはレアな光景かもしれません。

すでに「畝上げ」と呼ばれる作業が行われた後で、土が盛り上がっている部分とへこんでいる部分があるのがわかります。
この盛り上がっている部分に、今後イチゴの苗を植えることになります。

※畝上げ:いちごを植える部分の土の高さを周りよりも高くすること。土の水はけと通気性を良くすることで、いちごが生育しやすい環境を作りつつ、農作業をやりやすくします。

ちなみに、畝上げされた状態を年中保つことで作業の負担を軽減する栽培方法もあるそうです。
しかし、飛澤さまの場合はいちごの収穫シーズンが終わった後に畝を崩して土の状態をリセットするそうです。
"いちごの品質を保つには土がとても重要な要素なので、毎年土をリフレッシュさせて土の中の養分が多い状態を作り続ける"というのが飛澤さまのこだわりです。

飛澤さま(写真左)から土づくりに対するこだわりをお聞きできました!

奥深いな…と思い感動しつつも、次の作業を進めなければなりません。すぐに取りかかります。
土がまだ凸凹な状態なので、トンボを使って土をならしていきます。
作業自体は非常にシンプルですが、起伏がないように整えるには結構な時間がかかります。

土を平らにしないといちごがうまく植えられない、水が行き届かないといったことが発生するので、丁寧に作業しました。

そして、今までの就農体験の中で一番汗をかきました。
ハウスに入って1分で汗をかき始めて、それがずっと止まらないんです。

・土が重いので、作業がハード
・久々に朝から晴天で最高気温が35度に迫る
・ハウス内での作業なので湿度が高く風が吹かない
という、汗をかく条件としては3拍子揃った日でした笑

終日晴れていたのは、実はここ最近の鏡石では珍しかったんです。

飛澤さまも「午後の暑さは今シーズンで一番かもしれない…」とおっしゃるくらい暑さと戦う1日でしたが、目標だったハウス1棟分の作業は、無事完了できました!


おすすめの定食屋さん

さて、就農体験の合間に少し時間があったので、鏡石駅前にある飲食店「キッチンさくら木」さんへ。

駅前で、ふらっと立ち寄りやすいお店です!

お店名物の"から揚げ"と生姜焼きのセットを頼みました!

農作業の合間には栄養もボリュームもたっぷりで、バランスの良い定食です。

衣がサクッとしていい食感!そして鶏肉が柔らかくてジューシーです!
もちろん生姜焼きやご飯、みそ汁もすべて絶品!
アクセスも抜群なので個人的にリピート確定です。

塩から揚げやピリ辛味などいろいろな味付けがあるそうなので、全部の味をコンプリートしたいです!


2日目

先週もお世話になったきゅうり農家の三瓶さまの農園を訪問。
これまでの就農体験でもほとんど経験しなかった畑仕事以外の作業を行うことができました。

それが、きゅうりを出荷する際に使用する箱を組み立てる作業です。

最初はこのような状態で段ボールが積まれています。

写真の状態の段ボールを…

折り目に沿ってたたむことで、
スーパーでも見かけることがある箱の形に組み立てることができます!
三瓶さま(写真左)に、効率の良い組み立て方を教わりながら作業しました。

最初は1箱組み立てるのに1分かかっていましたが、コツをつかんだら1箱30秒程度でできるようになりました!

単純な作業でもちょっとした工夫で、速く無駄な力を使わずに作業できるようになったので、普段の業務でも小さい工夫を重ねていくことが大事だと学びました。

この日組み立てたのは3人で約400箱です!

写真で見るとすごい量に見えますが、これでも1週間~10日ですべて使い切ってしまうそうです。
きゅうりの生育の早さは、やはり恐るべし…

この日はひたすら箱を組み立て続けました。
当たり前といえば当たり前ですが、農家さんの仕事は作物を育てることだけでなく、土づくりなどの事前準備はもちろんのこと、出荷の準備まで多岐にわたるということを改めて実感する1日になりました。
首都圏のスーパーで野菜を見かけたら、梱包材など食材以外の部分を気になって見入ってしまう変な人になってしまいそうです笑。


おわりに

今回は、土をならす、箱を組み立てるという、就農体験をするまではなかなか意識することがなかった農作業を行いました。
ただ、どちらの作業も欠かすことができない重要な作業です。
特に1日目の作業は、「土の状態がその年のいちごの味を左右する」ということを飛澤さまから聞き、緊張感をもって取り組むことができました。

基本的な作業であっても、それが将来どういったことにつながるか考えながら取り組む大切さを学びました。

そして、9月からはいろいろな果物が収穫期を迎えます。
実が育つ前から農作業にかかわった梨やリンゴなど、収穫をしてお客様の手元に届くまでをお伝えしたいと思います!

次回の記事もお楽しみに!

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