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お米を救え!もっと日本人にお米を食べてもらうための3つの取り組み
皆さんは、朝ごはんはお米派ですか?パン派ですか?
パン派の人も多いのではないでしょうか。
あるいは、麺類や、果物、ヨーグルト派の人もいるかもしれません。
実は今、日本人のお米離れは深刻な問題となっています。
1962年当時、国民1人が1年間に食べているお米は118.3kgでした。
この時期をピークに年々減少し、2022年では50.7kgと約半分の消費量になっているのです。
人口減少が進んでいる日本で、1人当たりの消費量が半減したとなると、お米の消費量がどれだけ減っているかはおわかりいただけるでしょう。
お米の消費量が減るとどうなるのでしょうか?
当然、お米を作る農家は減ります。
限られた人だけがお米を作るようになり、いずれは日本で国産のお米を食べることができなくなるかもしれません。
そうなると、日本の食文化を継承することが難しくなります。
また食料を輸入に頼る日本で、お米は100%に近い自給率を維持してます。
お米農家が減ると、更に自給率が下がっていくでしょう。
それだけではなく、水田は一時的に雨水を貯留するという機能もあり、洪水や土砂崩れを防ぐといったことにも繋がります。
お米農家が減ると、そういう役目がある水田を維持していくことも難しくなります。
このように日本人にとって非常に大切なお米の消費を拡大させることは、日本の最重要課題ともいえます。
そこで、多くの方がお米の消費拡大を目指し取り組んでいるわけです。
特に大きな取り組み3つをご紹介します。
①米飯学校給食の推進
②新しい品種の開発
③産地と外食事業者とのマッチング
まず一つ目が①米飯学校給食の推進です。
お米の消費拡大に向け、子供にお米を好きになってもらうことが重要です。
農林水産省では、米の消費拡大や食育という観点から小中学校で米飯給食の提供を推進しています。
ご飯に合う和食の献立開発やセミナーをはじめ、米飯給食の回数を増やした学校に対して政府備蓄米の無償交付などを行い、消費拡大・食育を図っています。
二つ目が、②新しい品種の開発です。
色々な人に食べてもらえるよう、様々な品種のお米が開発されています。
「甘い」「もっちりした」など食味の開発だけではありません。
健康志向に対応したお米の開発や、
お寿司・リゾット・カレーなど特定の料理に向いたお米の開発を
行っています。
従来は多くの人に受け入れられる大衆向けのお米の生産が一般的でしたが、これからはよりパーソナライズされたお米が増えていくことでしょう。
そして三つ目が③産地と外食事業者とのマッチングです。
全国農業再生推進機構は、需要が拡大しつつある中食・外食向けの実需者と生産者の米マッチングイベントを開催しました。
そのイベントをきっかけに健康食品メーカーやレストランチェーンとの契約栽培が決定した事例もあるそうです。
生産者が供給先を見つけ出すことは容易ではありません。
販売ルートを見つけるために、非常に重要な取り組みといえるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
日本のお米離れを防ぐべく、様々な取り組みが行われております。
一番大切なのは、一人一人が楽しんでお米を消費すること。
それが、無理のない消費の拡大に繋がっていくと思います。
また1つ農知識が増えました。
※参考記事
https://smartagri-jp.com/food/4173
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