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深夜の授乳と深夜のおやつ

赤ちゃんが産まれて、はや2週間が過ぎた。
少し目が見えてきたのだろうか。目をまんまるにして、こちらの顔を見てるような、まわりをキョロキョロ見渡してるような動きが増えてきた。
赤ちゃんの黒目の中をじっと覗き込み「おっぱい飲もうねー」「おふろ入ろうねー」と声かけをして、【お母さん】として認知してもらうべく、都度都度アピールをしてみる。おっぱいの人、くらいには思ってくれてるだろうか…。



深夜〜明け方にやってくる授乳の時間。とてもお腹が空く。わたしの。


両方のおっぱいを飲ませ、足りなかった分のミルクを作るため寒い台所へ向かう。里帰り中のわたしは、実家の台所のテーブルの上に用意されているお菓子や菓子パンを横目に「あー、甘いお菓子が食べたい、授乳後のご褒美に食べよう」と思いながら、ミルクを作り赤ちゃんの元へ。


哺乳瓶を片づけにまた台所に立つ。「お菓子が食べたい、でもその後の歯磨きが面倒だし、食べて歯を磨いてる時間だけ睡眠時間も減るわけだ」とか「この菓子パン、賞味期限昨日じゃん。食べなきゃ」と思いながら哺乳瓶を消毒する。そんなこんなで賞味期限のひと押しもあって食べてしまう日もあれば、食べない日もある。


ここで重要なのは、食べたいと思わない日はこれまで一日もなかったこと。


しばらくお出かけができないことを考えると、食べることくらいが唯一の楽しみになってくる。ということは、深夜の授乳に備えてお菓子を用意しててもそんな罪はないよな。だって多少の楽しみがないと人は生きてけないじゃない、眠い目をこすりながら授乳へのモチベーションあげられないじゃない。


以上を理由にわたしは決意した。里帰りが終わり、家に帰ったら、わたしによる・わたしのための深夜のおやつを用意することを。



深夜のわたしのためのおやつ、考えただけで至福。
メロンパン、スコーン、クッキー、バターロール、プリン、どら焼き……
そういや、もうすぐ12月。好きなパン屋さんのシュトレンを買ってきてちびちび食べる、にまず一票を投じよう。


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