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VTuber音楽をDigろう|その魅力とは

音楽系VTuberリスナーを自称しているあごひげ20cmです。


音楽系VTuber界隈をかれこれ1年半以上楽しんできた自分には、ずっと感じていた疑問がありました。

「なんでVTuber音楽は面白いんだろう?」
「なにが魅力なんだろう?」

自分はもともと、メジャーアーティストもインディーズも、邦洋問わず聴く人間です。しかし、その中でも特にVTuber音楽に心惹かれるものがありました。

この記事では、(まだ完全ではありませんが)自分なりの回答を言語化してみたいと思います。


なぜ「VTuber音楽」を聴くの? 何が良いの?

 VTuberは、いまや2万人以上いると言われるほど巨大な文化になってきました。その中で「音楽」をメインに活動されている方々も大勢います。

 例えば、去る3月にYouTube上で開催された「音楽を止めるな3」というイベントでは、400組から応募された1,000曲以上のVTuberオリジナル楽曲が配信で流されました。この数字は氷山の一角です。少なく見積もってもこの約2~3倍以上の数のVTuber楽曲が存在していると考えられます。
 ちなみに、このイベントで自分が好きだと感じたVTuberを紹介した以下の記事は12,000↑ viewsを突破しており、その注目度の高さがうかがえます▼。


 VTuberという文化が育っていく中で、もともと音楽をやっていた人たちがバーチャルなアバターを手に入れてどんどん参入してきてプロ/アマ問わず活躍しているシーン。それが直近のVTuber音楽界隈だと、自分は認識しています。(※経験が浅くても良曲を出されている方もいて面白いです。)

 結果、ひとくちに「VTuber音楽」と言ってもその音楽性/ジャンルは実に多様になっています。ボカロの影響が強いティーンポップ、ジャズやロックといった王道ジャンル、クラブシーンを意識したパーティーチューンやHIP HOP、さらに民族音楽のようなニッチなジャンルなどなど、実に幅広く揃っています。この多様性の高さこそがVTuber音楽界隈の面白さを生んでいると感じています。
 VTuber音楽界隈を探索すれば、自分の好きな音楽が見つかる可能性はかなり高いです。ボーカル重視の方であれば歌が上手いVTuberを、バンドサウンドが好きな方であればVTuberバンドを、というように様々な軸でDigることができるからです。個人的なオススメのDigり方は、作曲家/トラックメイカーをピックアップしてDigることです。

 また、音楽面以外にも無視できないポイントとして、クリエイティブで質の高いMVが量産されていることも界隈の魅力に貢献していると思います。VTuberというアバター存在があることで、イラスト/アニメーションなどの視覚表現との親和性が高くなっているのはその一因でしょう。映像クリエイターとのコラボレーションも頻繁に見かけます。

 さらに、キャラクターを中心に構築される物語性/世界観が「文脈」と呼ばれるような面白さ・奥深さを作品全体に付与することもあります。音楽系VTuber同士がコラボして制作した楽曲は、それぞれの魅力が交差して更なる輝きを放つことが多いです。
 また、VTuberというのがネット上の曖昧な存在であるからこそ、自身の内面/心情を歌い上げた楽曲はアイデンティティの強烈な発露となります。この点については楽曲紹介とともに書いた記事があるので、併せてお楽しみください▼。


 まとめると、VTuber音楽の魅力、VTuber音楽を聴く理由は以下の3点にあるというのが自分の考えです。

 ・音楽性/ジャンルの多様さ
 ・クリエイティブで質の高いMV
 ・キャラクターがもつ物語性/世界観

 スケールも着眼点もバラバラで雑多な整理で恐縮ですが、皆さまがVTuber音楽に興味を持つきっかけになれば幸いです。ぜひDigってみてください。

 『音楽系VTuberの魅力はこういうところにもあるぞ!』というような指摘は、大大大歓迎です。皆さまの視点や考えをコメント欄でぜひ教えてください!

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同時投稿の「#2021年上半期Vtuber楽曲10選」という企画に参加した記事はコチラ▼。


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