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就活コラム①|ヒゲ、剃らなきゃダメ???

『就活のタイミングを3度も逃した人間の就職活動』という連載をしているあごひげ20cmです。本編では、博士課程卒の就職活動について紹介しています。

このコラムでは本編を外れて、本編に書くほどではない四方山話を書いていきます。本編のお供にお楽しみいただければ幸いです。

▼連載第1回はコチラ▼

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 さて本題です。皆さん、ヒゲは好きですか?

 自分は大好きです。アイデンティティの一部です。あごひげ20cmというインターネット名義の由来でもあります。

 しかし、「ヒゲをボーボーに伸ばす=だらしない」と思われるのが日本社会だそうです。清潔感さえあれば問題なしという業種もありますが、一般的に歓迎されるものではない。

 大学機関に10年もいると、そういった世間の感覚とはズレてしまうんですね。好き放題にヒゲを伸ばしたところで誰からも注意されませんから。自分は、くちひげを3~5mm、あごひげを10~20mmに刈りそろえるのが好きで、直近5年くらいはそのスタイルが基本でした。

 ちなみに海外に長期滞在していた頃は、名前通りあごひげを20cmオーバーまで伸ばしてイキってました。立派なヒゲをもってると、入国審査で舐められることも、タクシーに法外な運賃を吹っ掛けられることも無くなるので超オススメです。帰国後すぐにバリカンで刈っちゃいましたけどね。実験室でマスクをしていると、マスクの中で暴れて口に入ってきたので。

 さて、そんなにヒゲを愛する自分が就職活動を始めるにあたって直面した疑問が「ヒゲ、剃らなきゃダメ??」でした。

 出来ることなら剃りたくなかった!……でも、いくら世間の感覚とズレていた自分でも新卒の就活にヒゲ面で現れたら非常識だということくらいは分かりました。そんな奴が面接に出てきたら最早コントだもんね。

 頭では分かっていても、アイデンティティを自分の手で消すことは相当苦しいことです。最近の就活では、茶髪やパーマでもOKだったり、就活生の内面を見るから外見は気にしないという企業も増えていると小耳に挟み、余計に葛藤しました。剃るべきか、剃らざるべきか。

 周囲の人に相談したり「新卒 就活 ヒゲ」でググったりと紆余曲折を経て、自分は腹をくくって剃ることに決めました。「内定を取るまではツルツルでいよう」と願掛けをしながら。(どうせ1ヶ月ちょいで元通りに戻りますし。)



 ある夜、5年ぶりにヒゲを剃った自分を鏡で見て、驚きました。

 「20代前半?????

 ヒゲを伸ばしていた頃、自分はかなり老けて見られがちでした。ピチピチの20歳のとき、クラブで知り合ったマダムに「何歳に見えます?」と訊いたら「38?」と言われたほどです。今でもヒゲ面が38歳に見えると仮定すると、ヒゲを剃るだけで実にマイナス15歳の若返り効果です。



 ヒゲを伸ばしている就活生の皆さん、ヒゲは剃りましょう。そして新卒らしいフレッシュさをアピールしましょう。浪人や留年、博士課程などで年齢を重ねちゃったという方は特に!
 そんな小言を垂れながら「内定をもらえたらヒゲを伸ばしてやろう」と企んでいる今日この頃です。そんな邪念の持ち主が内定を勝ち取ることはできるのか、果たして……。

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▼本シリーズのマガジン▼(月・水・金の19時ごろ投稿予定)


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