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同じ杉でも部位によって香りが違う⁉︎

アロマブレンドキットのアロマチップの樹種をなぜ杉にしたのか?🤔
他の香りへの影響は??
”香り”に関するお話をお伺いしました!


-杉の木のチップを使っているとのことでしたが、チップのもともとの香りと精油の香りは喧嘩しないのでしょうか?
中澤:
それは色々実験してみたんですよ。杉の木の場合は精油の香りを引き立ててくれることが多くて、反対にヒノキや桐だと木の香りが主張してしまうことが分かりました。その点、杉はちゃんと引き立て役に回ってくれています。杉の木にも香りはあるんですが、主張し過ぎないので使いやすいです。

ー杉の香りもセットの中にありますが、チップ自体の香りと何か違いはあるのでしょうか?
中澤:
セットに入っている杉の香りは杉の枝葉を蒸留した精油を使っています。

―ヒノキの香りはいかがですか?
中澤:ヒノキの香りは木部で採取しています。他社の精油は樹皮と芯の部分も含めて使っているところが多いんですが、私たちの精油は白い木部だけ、いわゆる「良い香り部分だけ」を使っているので、雑味のない高級な檜風呂のような良い香りがするんです。同じ種類の精油でも、抽出する部分で香りは全く違うと思います。産地ごとの香りも違うのでとても面白いです。

ー産地によって香りが違うというのはどういう原因があるんでしょうか?
中澤:
育った環境の違いですね、木火土風水。育ちやすい環境よりも厳しい環境で育った植物の方が良い香りがします。多分、生きるためのエネルギー、生命力がすごいのかなと思います。

ーアロマオイルのさまざまな違いはやっていくうちに知っていったんですか?
中澤:
そうですね。起業した時は全くアロマのことは知らなかったので、この8年の間に生産者やプロのアロマ関係者と出会って、少しづつ勉強して来たって感じですね。