論コ/Agnes

"死ぬ時は蜜柑と本に埋もれて"と常々思っています。                  …

論コ/Agnes

"死ぬ時は蜜柑と本に埋もれて"と常々思っています。                        2024,4/30 ; 『私は抑うつ | 適応障害のわたしと出会った』

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わたしの名前

《Agnes/アグネス》は間違いなくわたしの名前 この名前は誰かに話したことがない そもそも、わたしのアイデンティティを知っている人は 周囲にほとんどいないと思う これは多分17年くらい前に八角形のカトリックの教会で 洗礼を受けた時にもらった名前 あの頃はまだ自分の名前だということを全くもって 分かっていなかったけれど、今はこの名前があって 良かったと思うことがある 本当の名前は時々『不便だ』と思うことがある 書き間違え・読み間違えが多発する 《Agnes/アグネス》

    • 病気になってから今日まで

      病気がわかって、仕事を休んで、仕事を辞めた。 7月が終わった。病気になって3ヶ月が経つ。 傍から見たら、今の私の姿は "健康な人間"に見えるのかもしれない。 でも、自分の実感として 『根本は何も変わっていない』 と感じる瞬間が毎日のようにある。 自分が一番苦しんだのは数字だった。 今まで気づかなかったのが情けないが 私は数字が苦手だということが分かった。 一番苦しんだものから離れようと思って 仕事を辞めても、数字に囚われている。 病気が分かった頃の私はどんどん痩せていった。

      • 私が髪の毛を染めた理由

        私が髪の毛を染めた理由。 それはいたってシンプルである 『仕事を辞めたから』ただそれだけ。 退職日の次の日に染めた。 大学の時はビビリにビビって 毛先しかブリーチできなかったのに 今回は外側全部しっかりブリーチした。 髪の毛を染めてから2週間経つ。 だいぶ見慣れてきた。 今の髪色はとてもお気に入り。 髪の毛を染めた理由をもっと深掘りすると 仕事を辞めた理由になるけれど その理由は『無理だと思ったから』 ただそれだけのことである。 何が最たる原因であったかは分からない。 ただ

        • 虚像の私とさようならをしたかった

          6月の目標:子供のように生きる 6月の目標は"子供のように生きること" 要は童心を忘れずにってこと あれこれ考える前にやりたいならやってみる 行きたいなら行ってみる 今の私を縛るものは何も無いからこそ 全力で飛び込んでみる そうやって生きていきたい まだ全ての事から手を離す勇気はない あの時と同じように生きれているわけではない また帰って来てしまうのが怖い できないことがたくさんある できるようになりたいことができないまま でも、『今日はいい1日だった』と思える自分がいる

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        わたしの名前

          まだ生きてみようと思ったから

          8日間仕事に行かなかった。行けなかった。 久しぶりにスーツを着た時に 『こんなにウエスト緩かったっけ?』と戸惑った。 なんなら、ベルトをしても緩かった。 4月30日からの日々を思い返すと 私はあの日からずっと迷子である。 朝が怖くなって、よく寝れない日が続いて、 薬を飲むようになった。 自分の意志/意思・やる気・体力が日ごとに 溶けていって、『一緒に自分も溶けていけたらな』と 思ったりした。(した、じゃないね。今も思ってる。) 独りだけ、あの日からの二十数日間を生きれていな

          まだ生きてみようと思ったから

          数字ではない私

          新しい環境に飛び込んで1ヶ月が経った。 決して居心地が悪いわけではないと思う。 でも、時折とてつもなく逃げ出したくなる瞬間がある。 『はじめまして』をしてから1ヶ月で 人のことをどれだけ知ることができるだろうか。 仲良くなれてると思っても、実際は半分も知らない なんてこともありうると思う。 それなのに、私のことをよく知ってるように 何か本当ではないことを言ってくる人がいる。 その度に私の心は傷ついている。 人には安易に触れてはいけない、繊細な部分がある だから、人は自分の発

          数字ではない私

          わたしの信号

          価値観・考え方・こだわり・アイデンティティ・その他 それらは自分の人生の判断基準であるとして それを『信号』と言った人がいる ふと考えてみた 自分が譲れないことは何かと聞かれた時に 瞬時に、反射で答えることはできない しかし、今の私には絶対に譲れないことが確かにある それを護るための戦いをし始めた 自分の心をすり減らしてまで、譲れないことを 犠牲にしてまで今の環境にいるべきなのか 今の環境にいる価値があるのかを見極める戦いである 私にはほんの少しだけマイノリティである

          わたしの信号