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東京都美術館から国立新美術館へ 2023年12月【5】

美術館めぐりが好きなどというと格好つけている感じがするのだが、最近それが趣味になっている。お金がないので私立は無理。公立でも企画展は高額なので避け、常設展や公募展にしぼっている。

12月18日、東京都美術館に行った。先月も2回訪れており、もはやおなじみの行き先。この日は高校生の作品を観るつもりでいた。

所沢から西武線で池袋。JR山手線で上野。公園口で降りる。ほぼ散ってしまった黄色いイチョウを眺めながら歩いていく。美術館入り口まで来て愕然とした。

休館日だった。この日は月曜日。多くの美術館が休む日だ。承知していたのだが、公募展は例外だと思っていた。

せっかく所沢から1時間もかけてきたのに、このまま帰るのは悔しい。ということで六本木の国立新美術館に向かうことにした(こちらの休館日は火曜)。

最寄り駅は乃木坂。東京メトロ日比谷線のホームを目指す。JR上野駅公園改札に案内板があった。

この図を見た時、せいぜい数十メートルの移動で済むと思った。とんでもないことだった。下の風景が現れた時、私はその場に立ち尽くした。

この突き当たりまで歩いて、更に地下に潜っていく。あまりにも遠すぎる。くじけそうになったが頑張った。結局ホームに着くまで10分ぐらい歩いたのではないか。とても同じ駅とは思えない。

ようやく日比谷線に乗ることができた。アプリで調べると、乃木坂までは29分もかかるという。時間も体力も大幅に消費した。

そんな苦労を経て、日暮れ前にようやく新美術館に到着した。建物自体が芸術作品となっている。

いくつかの公募展および無料の企画展を観た。遠回りをしたが、芸術鑑賞をするという当初の目的を達成することができた。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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