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誰にも言えない俺の不倫体験談⑨(アイドル級に可愛い花屋の店員さんに恋した男の末路)

彼女と出会ったのは地方の小さな花屋でした。
名前は由紀といいます。


知人が、病気で病院に入院した事を知り、都合がついたので見舞いに行くことにしたのですが、近くまで来たときに手ぶらだったことに気付きました。
田舎なのでこれと言ったお見舞い品を買うお店も見つかりません。
商店街の中を歩いていると、洒落た感じの花屋さんがありました。

ベタだけど仕方がない、花でも持っていこうとお店に入ると『いらっやいませ!』と挨拶してきたのが彼女でした。
花屋の名前が入ったエプロンを掛けた彼女を見たときに驚きました。
とてもこんな寂れた商店街にいるような女性ではありません。
そこらのアイドルより可愛いかったんです!
注文するのも忘れ彼女に見入ってしまいます。

「あの、、」と言う彼女の声で我に帰りました。

「あ、すみません。5000円ぐらいでお見舞いの花をお願いします。」

あれこれ選び花を包みだした彼女に「すみません、別にもう一つお見舞いじゃない花をお願いします。内容はお任せします。」と言いました。
私は支払いを済ませ、二つの花を受け取り

「ありがとう、とても綺麗です。これはお礼に貴女にプレゼントです。」

と彼女に一つを渡しました。
戸惑う彼女を背に、お店を後にしました。


正直、自分でした行為に戸惑いました。
普段の自分はそんな事するタイプではないのです。
でも、それぐらい魅力的な女性で、どうこうするというよりも、テレビのアイドルを応援してるような気分で、お花を渡したと思います。


ひと月たち、どうしても彼女の事が忘れられず、会いたくなり、また店を訪れました。
窓越しに中を覗くと、彼女がレジ横のカウンターで花を切り揃えています。
改めて綺麗だと思いました。
カウンターから出てきた彼女は

「先日は有り難うございました。私・・・あんな事初めてだったのでビックリしてお礼も出来ませんでした。すごくうれしかったです。」

その笑顔にまたやられてしまいます。
私は思い切って休みの日に食事でも行きませんか?と言いました。
一瞬戸惑いましたが「休みの日はちょっと・・・仕事が終わってなら。」と答えてくれます。
ダメモトだったので、すごく嬉しかったです。
気が変わらない内にと、今週の金曜日に約束して、連絡先も交換して、その日は帰りました。

彼女とその週の金曜日の5時半に約束しました。
当日、彼女のお店の近くで待ち合わせ、彼女は5分前にやってきました。
事前に個室がいいと聞いていたので、個室のある落ち着いた居酒屋さんに行きました。
由紀さんは29歳で、最近まで遠く離れた県に居て、こちらでは友達がいないとの事。
なので、私からの誘いは嬉しかった、と。
私は、とにかく盛り上げようと自分の経験と能力の全てを出して彼女を楽しませました。
そのせいか、2軒目が終わった後は、すんなりとホテルに足が向きました。
卑怯かも知れませんが、行為が終わった後で自分が既婚である事を伝えました。
由紀は、あまり驚いた様子もなく、次のデートの約束をしてその日は終わりました。


それからは、週に1度は彼女と会い、仲を深めました。
デートはホテルが多かったです。
自分の地元とは違うとはいえ、やはり人目は気になりますので。
由紀は、ほんとにいい子で、そんな状態でも文句一つ言いません。
私はいつしか、由紀との結婚を考えるようになってきました。
私がそんな気持ちなので、そもそも良くなかった夫婦仲も悪化してましたし。


そんな由紀の記念日が近付いてきました。
そう、誕生日です。
その日は残念ながら、由紀は仕事が遅くまであり会えないとの事。
でも、どうしても当日に祝いたかった私は、彼女に内緒で会いに行く事にしました。

当日、あらかじめ調べておいたアクセサリー屋さんに向かいました。
誕生日ですから奮発するつもりです。
お店で、どれが似合うかな〜と吟味してると、お客さんが入ってきました。
何気に視界に入り、私は固まってしまいました。
なんと、そこにいたのは仕事してるはずの由紀だったのです。

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