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「夏」が押し寄せてくるとき

最近とっても暑い、、、
電気代をケチっているのと長時間エアコンがかかった場所にいると
体がだるくなってしまうので、できるだけ扇風機で耐えようと
もがいているのだが、それももう限界なくらい暑い。

こんなときに聞きたくなる曲って皆さんにはありますか?

私は数年前から、
夏には久石譲さんの「summer」をよく聞くようになった。
これ、なんだかとっても良い曲だと私は思う。

なぜ良いと思うのか、、
言葉で鮮明な感動を伝えようとするのは難しいが、
とにかくこの曲を聞くときに、私に「夏」が押し寄せてくるのだ。

私の生まれ育った場所は、すごく田舎で
電車が通っておらず、バスは1日4便ほどで、コンビニもなく
しかもゲームを買わない主義の親のもとに育ったので
子ども時代の遊び場は必然的に、山か田んぼか草むらか小川だった。
「summer」を聞くとなぜか、自然の中で駆け回っていた当時の
夏の風景がよみがえってくるのだ。

青々とした稲が朝日をあびて輝いているのを
横目に見ながら行ったラジオ体操

魚は涼しそうだなーと思いながらぼーっと眺めた
きらきら光る川の水面

入道雲がもくもくと湧いて遠くで雷鳴が聞こえる中
雷が落ちるのが怖くて、全力で自転車をこいだプールからの帰り道

プールから帰って家のござの上で昼寝をした後に
ほっぺたについたござの跡と、蚊取り線香の香り

ばあちゃんと縁側に座って親の帰りを待ちながら見た
夕焼けと、聞こえてくるヒグラシの鳴き声

都会の便利な生活から見れば、たしかにまわりには
何もなかったが、とても豊かな環境で過ごしたと思っている。
そんな自分の中での夏の風景を
「summer」は思い出させてくれて、
毎回ちょっと胸がきゅっとするのだ。


きっとみんなそれぞれに
夏の思い出の風景があると思う。
そんな自分の中の「夏」を思い浮かべながら「summer」を聞いて、
夏を乗り切るのはいかがでしょうか。

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