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ワイン初心者へ捧ぐ「ワインのすゝめ」

自宅で過ごしていらっしゃる方も多い時期かと思います。私も約3週間もの間、在宅勤務でほとんど外出していません。週2~3日の頻度で、お外でワインを楽しんでいましたが、今では自宅でボトルを開ける日々…。

#おうちで過ごそう という合言葉のもと、自宅での過ごし方を工夫されている方、読書や趣味に時間を充てる方など、過ごし方は様々かと思います。

こんな時こそ、ワインデビューしてみませんか?

ワインを飲み慣れていない方のワインへのイメージは「ハードルが高い」「ワインリストが読めないと注文できない」「マナーが…」「高級」というものではないでしょうか。

少しでも多くの方々にワインの魅力に気づいていただくために、ウンチクはさておき、簡単にワインを楽しめる方法をご紹介します。あと個人的に思っていることとして、カタチから入ることも、ワインを楽しむための重要な要素です。なんとなく、それっぽく飲むことも大切。味とか知識とかは後から勝手についてきますので!

ということで今回は、巣ごもり生活の期間中にワインを予習して「ゆくゆくはワインショップで好みのワインを購入したい」、「レストランなどでちょっとかっこよくワインを楽しみたい」、そんな方向けに「ワイン初心者へ捧ぐ”ワインのすゝめ”」と称して、カタチから入るワインの飲み方や、何となくワインの種類を把握できる情報、ワインに詳しくなくてもおいしいワインセットをインターネットで購入できるサイト(お店)をご紹介します。

①グラスをかっこよく持つ

カタチから入ることの第一歩として、グラスの持ち方を意識してみましょう。おぼつかない手つきでワイングラスを傾けるのと、堂々たる姿でワインをくるくる回しながら楽しむのでは、場慣れ感が全く違います(笑)

国際的なマナーとしては、ワイングラスのボウル部分を持つことが正しいとされます…が、日本では、ワイングラスの脚の部分(ステム)を持つことが正しい持ち方とされています。

※間違った知識が浸透した背景には、ワインブームの折にソムリエさん達がテイスティングをしている姿をテレビなどで見て、真似をする人が増えそのまま常識になっていったようです。

日本では、ワイングラスの足の部分(ステム)を持ってワインを楽しむ方が多いので、その持ち方で問題ありません。

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②グラスをくるくるまわしてみる

くるくる。くるくる。くるくる。ワインを飲む人は、グラスをまわします。

このように、グラスをまわすことを「スワリング」といいます。スワリングの目的は、ワインの液体が空気に触れて酸化することで熟成が進み、ワインの角がとれてまろやかになり、飲みやすくなるからです。また空気に触れることで、感じづらかった香りが開いていきます。(香りを感じやすくなる)
※この状態を「開く」と表現します。

手元にやってきたワイングラスをそのまま「ぐいっ」っと口に運ぶのではなく、ワイングラスをそっとまわしてみる。グラスの中で踊るワインの様子を楽しんでみる。たったそれだけで、ワインを楽しんでいる大人の余裕が垣間見れるかもしれません。そして、回してみたグラスに鼻先を近づけてみてください。

最初は感じなかったワインの豊かな香りを感じることができるでしょう。

スワリングに慣れないうちは、空中で回すことが難しいかもしれません。最初は、テーブルの上にグラスを置いて、そのままグラスの脚を小さな円を描くようにくるくるまわします。
※「③すぐに飲まない!香りを楽しむ」とセットで行います。

③すぐに飲まない!香りを楽しむ

グラスをかっこよく持ち、グラスをまわした。すぐにでも口に運び、飲みたい!!お待ちください!!!そのお気持ちもわかりますが、すぐに飲んでしまうのは実にもったいない!

ワインは味わう前に、しっかり香りを楽しみましょう。

(1)グラスを動かさずワインの香りを楽しむ
グラスにワインを注いで、動かさない状態でワインの香りを楽しみましょう。グラスに注ぐワインの量は、グラスのおおよそ1/3程度。

(2)グラスをまわして、香りをたたせる
香りを開かせるために、グラスをくるくるまわして空気と触れ合わせましょう。
※この時、勢い余ってこぼさないようにご注意を。

(3)時間と共に香りを楽しむ
ワインは時間と共に香りが変化します。ワインにもよりますが、抜栓したてより、時間が経過したほうが、より香りが開きます。時間があるときは、1杯に時間をかけてゆっくり飲むのも、楽しみのひとつです。

ワインは、色彩などを視覚)で楽しみ、香り嗅覚)で楽しみ、味覚)で味わい、そしてでも楽しめる嗜好品です。そして、この香り(嗅覚)の要素は、ワインの味わいに大きく影響します。ある程度ワインを飲みなれている方は、飲まずに香りだけで、ワインの品種と生産国を当てることができるほどです。それほど、ワインにとって「香り」とは重要な要素なんです。

また、香りについては、柑橘系(グレープフルーツ・レモン・ライム・オレンジ)、赤い果実(チェリー、イチゴ、フランボワーズ)、黒い果実(カシス、いちじく、ブルーベリー)、南国の果実(パイナップル、バナナ、パッションフルーツ、ライチ、マンゴー)など、フルーツの香りを探してみると、より楽しめると思います。

④ワインをゆっくり味わう

ここまで来たら、あとはゆっくりワインの味をお楽しみください!ワインに詳しい人やソムリエさんたちは、口から「ヒュルヒュル」というおかしな音を立てながら飲んでいますが、上級テクニックなのと、普段の食事でソレをしていたらちょっと変なので、普通に飲みましょう(笑)

少し意識できると良いものとしては、「甘み」「酸味(すっぱさ)」「苦み」「渋み(舌がざらざらする)」「塩味」ですが、中々難しいですね。

最初は、「味が濃い」「サラサラして飲みやすい」「濃さは控えめだけど、飲んだあと香りがふわっと鼻に抜ける」「甘くておいしい」とか、そんな感覚で良いかと思います。

※ワインの香りや味わいの感じ方は、たくさん飲んでいけば、そのうちなんとなく感覚でわかるようになると思います。場数です。

⑤ワインの種類を何となく知る

ワインの種類はとっても多いです。ワインをつくるブドウの種類だけでも何千種類あると言われていて、メインで使われるもので200~300品種と言われているようです。生産エリアも、熱帯雨林や砂漠、極度に寒いところ以外は、ほとんど生産しています。

さらに、生産者も多く、製法も様々。ということは、途方もない種類のワイン銘柄が存在するわけで、それをすべて覚えることは無理です!

むしろ、いつも違う貴方(ワイン)に出会えることを楽しみにて、無理に覚えようとせず、好みの味の傾向を何となくつかんでおけばOKです。

◆白ワイン
見た目が黄色・黄緑色のワインで、酸味(酸っぱさ)を感じるものが多いです。スッキリ飲みたいときは白ワインですね。個人的には和食に合わせる時は白ワインと一緒に飲むことが多いです。

<代表品種>
・シャルドネ種
世界中で栽培されるワインの女王様。生産エリアで味わいが大きく変わります。

・ソーヴィニヨン・ブラン種
ハーブや柑橘(フランスやイタリア)、トロピカルフルーツ(オーストラリアやニュージーランド)のような香りを持ちます。

・リースリング
ドイツで好まれている品種で、酸味がキレイです。スッキリサッパリ。食事に合わせやすいです。

・甲州
日本固有の品種で、透明に近い淡い色、少しだけ日本酒のような香り。お寿司やてんぷらと一緒にいただくと極上です。

◆赤ワイン
その名の通り、見た目が赤色のワインで、渋味などしっかりした味が特徴です。ボディのしっかりした「重ため」、エレガントで上品な「軽め」のだいたい2種類に分かれます。

<代表品種>
・カベルネ・ソーヴィニヨン
ザ・赤ワインと言えばばカベルネ・ソーヴィニヨンです。世界中で栽培されている最も有名な赤ワイン用ブドウ品種です。色味が濃く、渋みが強いです。

・ピノ・ノワール種
繊細な酸味と渋み、エレガント、華やかな香りが特徴です。色味が薄く、カベルネソーヴィニヨンと比べると色の濃さは歴然です。

・メルロー種
カベルネソーヴィニヨンとピノノワールの中間のようなワイン。果実味がやや強いですが、生産エリアによって味わいが大きく変わります。特徴がないことが特徴なようなワインです。(メルロー好きの方、ゴメンナサイ)

・シラー種
とにかく味も色も濃いです。ブラック系の果実の香りに加えスパイス感があり、パンチが効いています。

◆ロゼワイン
「ロゼ」はフランス語で「バラ色」を意味して、「ピンク」とも称されるそう。ロゼの色彩はとってもチャーミングでかわいらしいです。黒ブドウから造られることが多いですが、白ブドウを使うこともあります。

ロゼワインはちょっと難しいので、ピンク色の可愛くておしゃれなワインと覚えましょう。食事にも合いやすいです。(サーモンとの相性が良いです)

◆スパークリングワイン
しゅわしゅわ発砲しているワインのことを総称して「スパークリングワイン」と呼びます。乾杯の1杯でいただくことも多いですが、食事の締めで飲むとスッキリして爽快な気分で会を終えることができます。

よくみなさんがシャンパン(シャンペン)と呼ぶのは、シャンパーニュのこと。フランスのシャンパーニュ地方で造られた発泡性のスパークリングワインのことで、ちゃんと認定を受けたものではないと「シャンパーニュ」と名乗ることができません。

スパークリングワインも、とても難しいので、シュワシュワしたワインとだけ覚えましょう。

⑥お店やレストランでワインを注文する

入店し、ワインリストからワイン頼む…。ワイン初心者の頃って、このオーダーがとても緊張するんですよね。しかもワインリストって、フランス語?英語?ワケワカンナイ横文字がたくさん並んでいますし…。

ワインリストを閉じてください。読まなくて大丈夫です。お店の人に聞いちゃいましょう。

先ほどお伝えした通り、ワインの種類をすべて覚えることは到底無理です。大変です。なので、自分の好みの傾向をざっくりとわかっていれば大丈夫です。お店の人に注文するとき、品種や国などではなく、自分の好みをお伝えすれば、だいたいマッチしたワインを提案していただけます。

⑦巣ごもり生活の味方!ネットで購入できるワインショップ

ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
少しでもワインへのハードルが下がり、みなさんが素敵なワインライフをお送りすることを、心より願っております。

ここで、巣ごもり生活を送るみなさまに向けて、ネットで購入できるワインショップをご紹介します。「ワイン単品で買ってもよくわからない」「大手通販サイトでセット売りしているけど種類があり過ぎてわからない」といった方もいると思います。今から紹介するお店(サイト)は、お店の方が厳選した「おススメワインセット」を購入できますので、深く悩まずに、おいしいワインを自宅に届けてもらえるので、便利です。

ENOTECA(エノテカ)
お馴染みではありますが、「ENOTECA」は欠かせません。仕入れてるワインのクオリティもよいですし、お値打ちのものから高級なものまで扱う幅が広い。ワインの大手卸売業なので在庫も多いです。ワインセットはお値打ちですし、いろんなバリエーションがあるので、ENOTECAでの購入で失敗はないと思います。

ワインショップ・スタンドフォー
名古屋ローカルのお店ですが、東海エリアでは有名なワインショップです。ワインショップの他にも、ワインスクールやワイン会なども行っています。

オーナーおすすめのワインセット(6本)をネットで購入することができます。
・ブロンズセット(10,000円/税抜)
・シルバーセット(20,000円/税抜)
・ゴールドセット(30,000円/税抜)

先日、ブロンズとシルバーを2セット購入しましたが、お値打ち価格で、しかも結構おもしろいワインも入っていたので、玉手箱のような気分で楽しめるワインセットです。

カーヴドリラックス
東京虎ノ門にあるワイン専門店。
サイト上の品ぞろえがすごい豊富(単品販売もワインセットも)。ある程度選んで購入したいかたにはおススメです。私のボス(上司)たちが愛用しているお店です。


Have a nice wine life!!

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