経験から見えた、エステティシャンの本質

美容業界での長いキャリアを経て、スタッフの前でのエステ体験についてお話ししたいと思います。25年間で延べ5000人以上のお客様に施術を提供してきました。初期の頃は、今よりもずっと未熟だったと感じますが、お客様の美しさを引き出すために全力で取り組んでいました。

経験を積むうちに、人前でのエステも緊張せず、いつでも一定のパフォーマンスを発揮できるようになりました。しかし、最近エリアマネージャーとの対話を通じて気づいたことがあります。新人スタッフは私がベテランで技術に優れているため、お客様がたくさん集まると思っている一方で、自分たちは技術不足のためコースに入ってもらえないと感じているようです。

しかし、私はこれは誤解だと考えます。私自身も初めの頃はコース入会率が高かったものの、ある時期から入会率が低下しました。しかし、経験を積むことで再び高い入会率を実現しました。それは技術だけでなく、接客や雰囲気も重要な要素だからです。

お客様は技術だけではなく、エステティシャンの接客やお店の雰囲気にも大きく影響されます。そのため、新人スタッフでもお客様に愛されることは可能です。エステコースの入会率が低下した場合には、技術だけでなく接客や雰囲気など、全体のサービスに問題があるかどうかを見直す必要があります。

そして、これはすべての職業に通じることです。いくらスキルがあっても、それだけでは不十分であることを理解することが重要です。

 

#仕事について話そう