見出し画像

背の高さとコンプレックス:多様な価値観を受け入れる大切さ

和歌山県の田舎の町で生まれ育ち、私は39年前の小学校6年生の頃、和歌山県のサマーキャンプで「これからは女性の時代です」と声高らかに子供の村村長に立候補しました(幸運にも当選しました)。また同じ中学の120人の女子の中で、わずか2人しか受験浪人をした中の1人でもありました。
これらの経験から、私は自身を異端児だと感じていました。
それがコンプレックスで和歌山に一時帰りたくなかったほどです。

現在、ほぼ毎週実家のお世話のために和歌山に戻っていますが、かつての経験を振り返ると、それが不快な思い出として残っていることがあります。他人から異端児として見られることは、しんどいものです。

先週、和歌山に戻ったとき、私はいとこの娘ちゃんに再会しました。彼女は高校1年生で、身長が170㎝あり、スタイルが細長い、モデルのような体形をしています。彼女は背の高さにコンプレックスを持っており、田舎では背の高い女の子は目立つため、小柄な女の子がかわいいとされ、男子に人気があるというのです。私から見れば、彼女は非常にきれいで、うらやましい存在です。しかし、私のいとこは「田舎ではね…」と困った顔で言いました。

この出来事から、私は親の価値観が子供たちに大きな影響を与えていることに気づきました。私の一番下の娘も、姉たちのように背の高くなりたいと口にしています。親の言葉や態度は、子供たちに固定の価値観を持たせてしまうかもしれません。私自身も背の高いことを美しいと言っていたことから、一番下の娘は背の高さを気にし、いとこの娘はその逆の立場に苦しんでいたことに驚きました。

実際、誰しもコンプレックスを抱えています。自分を許すことができないというのは、異なる価値観を理解していない証拠かもしれません。同じ事実でも、見方によって異なる解釈ができることから、異なる価値観を受け入れることは重要です。

もし私が娘に『お姉ちゃんみたいに大きなほうがいい』と言っていたら。彼女は違う価値観をもっていたと思います。

自分自身を励ますためにも、他人を尊敬するためにも、多様な価値観を受け入れましょう。 コンプレックスを持つことは、私たちに多様性を受け入れられる人へと成長させる一歩なのかもしれません。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?