２５年来のお客様

昨日、半年ぶりに25年来のお客様が来店してくださいました。お店を出したばかりの頃で、エステサロンというものがどんなものか全然わかっていなかった時期でした。エステティシャンとしても3年目。今考えれば無謀でしたが、今回来てくださったお客様のような方々のおかげで、なんとか今までやってこれたのだと思います。

お客様のお顔を見た瞬間、自然と笑顔になって「お久しぶりです！」と、エステサロンにはふさわしくない大きな声で挨拶してしまいました。

でも今日のお客様はなんだか、元気がない感じがするなと感じましたが、それをわざわざ言わずに施術に入りました。個室のエステルームの中で、半年間のお話をたくさん伺いました。いつもはパック中に席を外すのですが、今回はパック中もずっとお話させていただきました。

パックを取ってメイクルームに出てきてくださったお客様のお顔は、いつもの元気を取り戻されており、「元気になった」とおっしゃっていただけました。その言葉をお伺いして、ほっとしました。

でも一番私にパワーを与えた言葉は、帰り際におっしゃってくださった言葉でした。

「小田原さんは私のことをよくわかってくれると思うから、今日はゆっくり話したかったのよ。もやもやしてたけどすっきりしたわ。」

これはエステティシャン冥利に尽きます。肌や体だけでなく、心にアプローチしたエステができたということですから。

エステサロンは、キレイになっていただくために来ていただきますが、それ以上に、お客様のなりたい姿になるための応援をする場所なんです。

やはりこの仕事が好きだと再認識できました。
そしてお客様のためにもいつも笑顔の私でいたいと思いました。

#仕事について話そう