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◆自己PRを要チェック◆第一印象アップさせる面接の話し方まとめ

「書類選考を通過したのに、面接の結果は”不合格”。うまく話せていなかったのだろうか」「採用担当は何を評価してくれるのだろうか」

何社もの選考にトライしているからこそ、思わしくない結果が続くと時に落ち込み、モチベーションが上がらないタイミングを経験する就活生の方は多いことでしょう。

今回は、面接で自己PRを伝える際に自分の印象をアップさせる方法をお伝えします。よいマインドで選考に臨みましょう!

1、第一印象を決めている情報には法則あり!

面接は、あなたの能力や人柄を知りたい採用担当へ、自分の強みや将来、志望企業への思いや意欲を発信するコミュニケーションの機会です。

その「入りたい」という思い・感情は、どのようににして相手に伝わるのでしょうか。感情や気持ちを伝えるコミュニケーションの際に、知っておいてほしい「メラビアンの法則」という考え方があります。

メラビアンの法則は、1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者、”アルバート・メラビアン”によって提唱されました。

メラビアンは「感情や気持ちを伝えるコミュニケーションをとる際、どんな情報に基づいて、印象が決定されるのか」ということを検証しました。そして情報による、印象への影響度合いを割り出す結果を出したそうです。

伝わる3つの情報要素 ー視覚・聴覚・言語ー
例えば「『楽しい』と言いながらも、声のトーンが低く、不機嫌な顔をしている」ような言葉・表情・態度が矛盾した状況で、人はどんな印象抱くのでしょうか。

・不機嫌な顔をして = 視覚
・声のトーンは低く = 聴覚
・「楽しい」と言う = 言語

上の矛盾している3つの情報が同時に伝わる場合、言葉でどんなに楽しいといっていても、表情や態度がつまらなそうであれば「つまらなそう」という印象に伝わるという結果になりました。よって、相手の態度、表情、目線やしぐさといった「視覚」の情報が、印象の半分を占めていると言えます。

ともすると「見た目で決まる」「非言語(言葉以外の表情やしぐさ)のコミュニケーションを、言語コミュニケーションより重視しなくては」「話の内容より、見た目や第一印象が大事」といったとらえ方になりますが、この考え方には注意点があります。

上の結論は「感情を伝えるコミュニケーションにおいて」といった限られた状況におけるものなので、やはり話の内容そのものも考えなくてはいけません。

しかし、まずは身だしなみや態度、表情やボディランゲージといった非言語コミュニケーション(視覚・聴覚)で好意を伝えることで、あなたの伝えたいことが相手に伝わりやすくなります。よって、「視覚・聴覚・言語」の3つの情報をそろえて、面接時の印象を心がけることが大切です。

2、第一印象アップへの3秒!緊張への救い手ポイント

では、面接官である採用担当者によい第一印象を与えるために、具体的にどんなことができるでしょう?

ここで選考前後の様子をイメージします。特にコロナ禍以降は、Web・動画面接での選考を行う企業も増えましたが、面接を通じて自己を真剣に表現する場は一発勝負。結果を意識すると、より緊張の度合いも高まりますね。

さて、大事なのは結果を変えるために小さな一歩でも、3秒の意識からでも変えること。当たり前ですが、異なる会社の選考になれば印象付ける相手も変わります。何度でも明るい表情で応じることで、ご自身の緊張をほぐしやすくする心がけにもなります。具体的には、次の3点を意識しましょう。

(1)視線
採用担当の目を見て、そらさずに言葉を発しましょう。「目は口ほどに物を言う」ということわざの通りで、質問者である採用担当の目をしっかりと見つめ返すように伝えるようにします。伝えたいことが頭に入った状態で、手元や足元に不安げに視線を落とすことなく、伝えきることが大切です。

(2)背すじ
できるだけ背筋を張って、話せるようにしましょう。立っている時、座っている時、猫背になっていないかどうかは、正面や横から見て、周囲の人から協力・確認をしてもらいましょう。もし、自信がなかったとしても「自信なさげ」には見せないひと工夫になります。

(3)身振り手振り
言葉だけでなく体全体や手の動作で、意思を表現しましょう。ただし、無理に大きく「動かそう」と思って表すものではなく、話が弾むうちに現れるものです。自然に、活発的で印象を与えることにも繋がります。

ESを書いたり、自己分析に没頭したり、机に向かっていてつい猫背気味になってしまう方も少なくないかと思います。しかし、本当は意識できる3つの「姿勢」で採用担当に暗い印象を与えてしまうのはもったいないです。

3、レベルUP!ささいな態度から相手の好印象へ

入社意欲のアピール1つをとっても、「自分が採用担当だったら」と相手の視点に立って話せるとベストです。そのために、あなたがこれからの選考ですぐに実行できるのは次のポイントです。

・話を相手に聞いてもらいやすい雰囲気づくりをする
・質問を受け止めて、聞かれたことに率直に答える
・過度に自分をへりくだらない、こびへつらわない

採用担当の質問に目をみて頷いて、明るく聞き入れる姿勢を示しましょう。「しっかり話を聞いてくれている、受け答えをもっと聞きたい」と思ってもらえれば、面接の会話が深まってよい印象を残せる可能性も高まります。

面接自分をアピールしたい気持ちは、よくわかります。しかし「よく思われたい」という気持ちが先走って、質問と見当違いな答えをしてしまっては元も子もありません。聞かれたことには、ストレートな返答が重要です。

また自分を下げすぎずに、誠実な受け答えで等身大のあなたのよさを印象づけられるのが理想です。採用担当にとっては、あなたの魅力を裏付ける情報として、自己PRや趣味・特技、志望理由を知りたいのです。

面接だから、答える時間を与えられて当たり前という見方から「限られた時間で効果的に思いを伝えるには?」と、話を聞く側の視点に立って自分の印象を見直してみることも大切です。

まとめ

面接で自分の印象をアップさせる近道は、小さな変化や意識の積み重ねにあります。今の自分や就活に不安があって、落ち込むような局面こそ、第一印象を変えられるささいなポイントから軌道修正していきましょう。

面接や選考で人の前に立つことは緊張しますが、自分の印象をよく伝えるスタイルや個性が確立していくチャンスでもあります。

自分の良さ・弱みに気づけるまで、周囲の人に見てもらいあなたの印象をフィードバックしてもらうのもよいアクションです。シンミドウの就活エージェントでは、面談や面接練習を通じて、あなたらしさが伝わるお手伝いも行っています。ご質問やお悩みも、どうぞお気軽にご相談くださいね。