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毎日少しだけキャリコン勉強⑤歴史3カウンセリングの遷移

まさか歴史で3回も使うとは思っていなかった、このまま詳細にやっていたら歴史だけで何回やることになってしまうのか、、、となりそうなので、今回で最終にしようと思います。(しれっと毎日アップしてない件はスルーしてください)

前回までに、カウンセラーの始まりと語源、そして心理学の歴史の中でキャリアカウンセリングのスタートについて歴史を見てきました。
(心理学が学問として始まり、パーソンズさんによって職業選択の相談をすることが、カウンセリングとして表現されるようになった。)

さて、今日はココからですが、
その前に前提があやふやにならないように確認しておきます。
私達が学んでいる理論(キャリア理論と呼ばれるものも含め)は、
すべて心理学者が発表している。(知ってた?ですよね、、、)
なので、キャリアの理論やカウンセリングの話は、
全て心理学っていう学問の1部であり、研究の上に成り立っている。

ちなみに研究ってなに?と思ったら
Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/研究も面白いし、
学生向けかもしれないけどこれもとても面白いhttp://cog.cs.inf.shizuoka.ac.jp/lecturenote/methodology.html


そもそもカウンセリングが、
理論を応用をして行うっていう表現になるから別物
(心理学とは別の方法論)のように感じたりするけど、
広い意味でカウンセリングも学問であり、だからこそ研究されてる。

歴史に戻ろう。(また長くなるから)
心理学の主な流れは、

実験心理学の創設、ヴント

精神分析学、フライト

行動主義心理学、パブロフ、ワトソン、スキナー

人間性心理学、マズロー、ロジャース、ゲシュタルト理論※

認知心理学、

社会心理学、バンデューラ

発達心理学、エリクソン、スーパー

といった感じで進む。

※ゲシュタルトって言葉もなんとなく良くけど、一体何?ってなる。
ちなみにゲシュタルトはドイツ語で形とか形象。フレデリクパールズって人が奥さんとはじめてる。ちなみに心理学と禅(パールズさん日本の大徳寺で禅の修行もしたみたい!)も結びついてる。心理学の療法に瞑想を取り入れたのもこの人で、アメリカとかで瞑想が広まっているのは、ここの流れから。

ざっくり押さえていくと、
心理学が始まる。
当初は自分自身の精神状態を観察する方法(内観)と呼ばれるものがある程度。
そこから10年位して、精神分析が始まる。
戦争や世界恐慌の前あたりになって、
いやいや精神とか測定できないし!ってなり、
科学的にいこうよって話が出てくる。
それで、心理学を科学とみなすために、行動を実験環境で観察し計測するっていう行動主義心理学が流行る(流行る?)。
行動心理学でメジャーなのはパブロフ犬。キャリコンの理論で学ぶところの行動療法がそれです。スタートを厳密には表すと1903年にロシア人だったイワン・パブロフか研究を発表して、1912年にジョン・ワトソンが発展させて今後はコレだー!!ってなる。精神分析から、行動主義に)
(強引かな、、、)

行動主義の関連用語しては、レスポンデントとかオペラント。
全然関係ないけど、このオペラントって言葉はオペレートっ単語(動作する operate)からスキナーが造語としてつくった言葉みたいです。
そうするとレスポンデントはレスポンス(反応)の造語だろうか、、、

キャリアに関連する年代をみると精神分析から行動主義に移っていく過程で、パールズさんがアメリカでカウンセラー(1908年)を始めてる感じ。
ちなみにこの行動主義のスキナー箱のくだりもWIKIが面白い

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E6%9D%A1%E4%BB%B6%E3%81%A5%E3%81%91

(やばい、全然今回で終わる気がしない、、、)
で、しばらく行動主義が続く(50年くらい)
でも、行動主義が動物(パブロフの犬とかネズミを使った実験とか)ばっかりで、いやいや人間の話をしようよ!ってなる。
1960年代にマズローの自己実現理論がでてきて、(「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化)、
行動主義から人間性心理学に移っていく。ちなみに1912年からの行動主義は50年くらい心理学の中心。
戦争や世界恐慌なんかも途中にあって軍事的な統制にも行動主義は用いられていたみたい。

もちろんその1912年からの50年の中で心理学の主流じゃなくても研究は進んでる。(学派って形で様々な理論は発表され療法になってる)

少しさかのぼった1942年まで戻ると。カール・ロジャースが『カウンセリングと心理療法』出版されてる。それによってカウンセリングが学者の研究的なところから来談者中心になっていくし。
さらにその10年後の1950年代には、スーパーによって
「職業からキャリアへの転換」運動というのが起こって、
職業指導がキャリアカウンセリングに変化していく。ただ名称だけでいうと。フランクパーソンズが1908年に高校生向けからスタートした職業指導は1933年に成人を含むキャリアカウンセリングにかわっている。これは1929年におきた世界恐慌で学生とかだけじゃなく、労働者全般に支援が必要になったことが要因。

(だめだ、今回で歴史終われませんでした、、、、)
だいぶ進んだから全5回ということにしよう、そうしよう。

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