【書籍】『愛と性と存在のはなし』(赤坂真理)
「性自認と性嗜好に多様性を認めよう」というのは、けっこうなことだと思う。でもその前に。一人ひとりが、自分と自分の性についてわかっているんだろうか。
わかっていない。わたしも含めてわかっていない。真剣にわかろうとしたことがほとんどない。そう思う。
いわゆる「セクシュアル•マイノリティ」を語るときに盲点となるのは、無意識に「ヘテロ•セクシュアル(異性愛者)には問題がない」という気持ちになることだ。
そうなんだろうか?
ある意味、ヘテロセクシュアルほどむずかしいものはない。
世間的