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    株式会社HLDLab代表取締役 / AGELESS LIFE CLUB プロデューサー 岡田大士郎のラジオブログです。

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【対談】第3回ゲーミフィケーションとビジネス ~岡田大士郎×松岡雅幸~

みなさまこんにちは、岡田大士郎です。 先日、ゲームカルチャー協会の代表理事である松岡雅幸さんとの対談、第3回ゲーミフィケーションとビジネスでは、世界で戦うゲーマーだった松岡さんの少年時代や、私がハマっているゲーム、ゲームクリエイターや教育論について語りました。 詳しくは、以下の対談記事をご覧いただければ幸いです。

    • 【対談】第2回ゲーミフィケーションとビジネス ~岡田大士郎×松岡雅幸~

      みなさまこんにちは、岡田大士郎です。 先日、ゲームカルチャー協会の代表理事である松岡雅幸さんと「ゲーミフィケーション(ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用すること)」をテーマに対談を行いました。 第2回ゲーミフィケーションとビジネスでは、米国スクウェア・エニックスの社長(COO)として働いていた経験を交えつつ「ゲーミフィケーションとビジネス」について語りました。 詳しくは、対談記事をご覧いただければ幸いです。

      • 【対談】第1回ゲーミフィケーションとライフスタイル ~岡田大士郎×松岡雅幸~

        みなさまこんにちは、岡田大士郎です。 先日、ゲームカルチャー協会の代表理事である松岡雅幸さんと「ゲーミフィケーション(ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用すること)」をテーマに対談を行いました。 第1回ゲーミフィケーションとライフスタイルでは、2020年4月1日に施行された香川県の『ネット・ゲーム依存症対策条例』にも触れつつ、ゲームと社会の関わりや、環境や組織づくり、ゲーム業界について語りました。 詳しくは、対談記事をご覧いただければ幸いです。

        • 『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その13 心と環境の接点!そして「感性」の正体を学ぶ

          エイジレスにライフデザインをするには、「人間」への好奇心を持つ事が大事です。 特に人間の「心」について関心を持つ事です! 今日は、「心と環境の接点」を考えてみたいと思います。まずは人間の「感覚」について整理しておく必要があります。 「感覚」とは、所謂 "五感"と言われる、視・聴・味・嗅・皮膚感覚や平衡感覚、運動感覚、そして空腹感などの内臓感覚の事です。 それぞれの感覚システムは「刺激」を通じ、複合的に連携して多様に変化する「環境」に無意識のうちに対処しています。 「刺激」となる事象の具体例としては、 視覚: 物の形や色合い、人の顔や表情 聴覚: 雑音や音楽、会話や自然音 味覚: 美味さ(不味さ)、熱い(冷たい) 嗅覚: 良い香り、臭 触覚: 硬い、柔らかい といったものです。 スペースの広さや狭さなども視覚の刺激になる環境要素です。 これらの「感覚」は人間の生理的な機能により感じるわけですが、様々な「感覚」は「知覚」を伴い、結果、心の動きに影響を及ぼす「感性」を育みます。 「感性」は創造力を創発させる原動力となります。 人間の「感性」を知る事は、組織においてコミュニケーションを誘発させ、クリエイティブワークを活性化する戦略に不可欠のナレッジです。 さて「感性」とは?を考えてみると、その定義は様々です。 ある哲学者は、 「感性とは感じることの性質もしくは能力」 と定義し、 また、ある生理学者は、 「瞬間的あるいは直感的に物事を判断する能力」と定義しています。 そして、心理学者は、 「包括的、直感的に行なわれる心的活動およびその能力」 と定義しています。 これらに共通するのは、感性を「心の働きのひとつ、あるいはその能力」として捉えていることです。 そして、瞬間的、包括的な判断能力は、知覚にも当てはまるものです。 感性とは「印象評価を伴う知覚」と位置づけることもできます。 感性は「想像力」や「イメージ」といった心の内的な表現にも関わりますが、外部からの刺激による「知覚」により感性の評価を意識することになります。 つまり、「ここち良さ」「快さ」「面白さ」「美しさ」 などの感覚です。 これらの感覚は個人差がありますが、一般法則があると言われています。 組織の中でコミュニケーションを触発し、知力を高める「場」の設計と構築にあたり、働く人たちの「働き心地」を良くする心理的な要素の一つである「快感」に関する「覚醒ポテンシャル理論」を紹介します。 この理論は、「人間は単純過ぎるものには快感を感じないが、複雑すぎるものには不快感を感じ、その中間に快感を最大にする覚醒ポテンシャルが存在する」というものです。 そして、快感を高める変数として、「複雑性」「新奇性」「不明瞭性」「曖昧性」「驚愕性」「不協和性」そして「変化性」といった"刺激特性"を挙げています。 「場」創りの要素と読み替えてみると、様々なアイディアが浮かんできます。 刺激特性をバランスよく「場」の中に散りばめながら、クリエイティブ仕事をしているひとの「感性のエッジ」を研ぎ澄ます試みも面白いと思います。 「知性と感性の心理」本によると 『感性研究に求められているものは、...(中略)..明示されていない情報や暗黙知に基づいて人間が採る適切な措置(たとえは、ヒューリスティック)や、感情・印象をともない、個人差・状況差を含んで行なわれる直感的な感性判断など、人間の多様な情報処理の在り方に目を向けることであり、それらの背後にあるメカニズムの検討を通して、人間の認知のあり方の理解を深め、豊かで暮らしやすい社会のあり方を考えてゆくことにあるだろう』と述べていいます。 私が挑戦している日本を元気にする幸福「場」創りのシナリオには欠かせない学術的知見です。エイジレス・ライフデザイナーの皆さんも知っておくと役に立つ情報と思います。

        【対談】第3回ゲーミフィケーションとビジネス ~岡田大士郎×松岡雅幸~

        • 【対談】第2回ゲーミフィケーションとビジネス ~岡田大士郎×松岡雅幸~

        • 【対談】第1回ゲーミフィケーションとライフスタイル ~岡田大士郎×松岡雅幸~

        • 『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その13 心と環境の接点!そして「感性」の正体を学ぶ

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その13 心と環境の接点!そして「感性」の正体を学ぶ

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          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その12 話し上手になる秘訣

          - 外集団同僚等とのコミュニティづくり- 皆さんが組織勤めをしている場合、組織内で、自分が帰属している部門の人たちや、仕事で繋がりのある部署の人たち(所謂 内集団)とのコミュニケーションは、お互いに同僚としての認識がありますから、話しかけることや話を聞くことには さほど抵抗がないと思います。 一方、同じ会社で勤めているけれど、仕事や仕事以外での関係性が全くない「他人社員」(所謂、外集団にいる人たち)とは、『あの人とチョット話してみたい』と思っても、なかなか話しかけ辛いものです。 こうした想いを持っている人にとって、外集団同僚との交流をスムーズに行う方法、つまり「他人社員との距離感を縮めるコミュニケーションスキル」とは! 何も難しい事ではありません。 例えば、大学時代の先輩後輩の関係や同期との関係は、お互いにある種の「心の絆」が出来ており、職場を越えた外集団組織に居ても「意識の内集団」化が出来ているものです。 また、かつて一緒に仕事をした人や、会社内の同好会的な活動を一緒にしている人も同じ「意識の内集団」にいる人たちです。 要は、こうした自分が持っている人的なネットワーク(社内人脈)を上手く活用しようと「意識」する事が大切です。 さりげなく、社食等で隣合わせになった「話したい人」に声をかけるのは勇気がいります。 ついつい尻込みしてしまうことが普通です。 実は、HLD Lab での活動で、組織内ファシリテーションサポートや、ソーシャルイベントを企画して、コミュニケーション促進を図る意図は、外集団他人社員同士や、他社の方々とのソーシャルネットワークを繋ぐきっかけを提供しているのです。 自分が、組織の中で「話し上手」になる秘訣は、人とのネットワークを上手く活用しながら、(会社側:と言っても総務人事:が提供する)社内イベント等の機会に積極的に関与してみてください。 自分の属する組織内外のコミュニティを広げる努力、つまり「ネットワーキング活動」を業務の一部と考ることが必要と思います。 ただ、まだまだ日本の多くの組織では、日常業務以外の活動は、「遊んでいる」とか「サボっているの」と見られる傾向があり、積極的な活動がし難い環境があります。(例外があります!スモーカーズソサエティです!) その原因は、長年培われてきた「組織風土」や上長の意識に起因するものも少なくありません。 皆さんが部下を持つ立場にいる場合は、一度振り返ってみてください。 部下の育成・教育と称して、目先の目標だけに目を向けていませんか? 人の育て方、コミュニケーションスキルを身につけさせる指導方法は、部下の目線を内集団だけに留めるのではなく、外集団に目を向けさせることが重要です。「あいつはすぐサボるからなぁ....」と思っていても信頼すること、そして我慢する事です。 さすれば、人は成長するものです。(まぁ、何事も例外はありますが....) エイジレス・ライフデザインを設計してゆく上で、コミュニケーションスキルを向上するには、引っ込み思案にならず、社会との交わりを積極的挑戦してゆく「社会意識」をしっかり持つことが大切です。

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その12 話し上手になる秘訣

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その12 話し上手になる秘訣

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その11 『脳と心の関係性』を知ろう!

          私たち人間は、年齢に関係なく人生時間を楽しむ事が出来れば幸せを感じるもの! でも現実社会は、複雑な人間関係や社会のしがらみに「心痛」を感じることも少なくありません。 人体メカニズムとしての「脳」は、人間が生きてゆくための司令塔ですが、「心」は司令塔からの指示だけでなく「情緒」「感」「勘」、といったエモーショナルな感受性を生む機能を持ち、そして「気」や「波動」などの自然の「神秘」をも受信できる意識の受容体! 何か説明のつかない『気』のゆらぎを感じて、人間脳にフィードバックしながら人間感を繋ぎ合わせてゆく暗黙力の機能....!を秘めているのが『心』 ともあれ、『エイジレス』に人間をやり続けてゆくには、「脳と記憶の関係」や「脳と心の関係」を学ぶことで、人間の創造力のメカニズムや、コミュニケーション誘発のメカニズム知る重要な手掛かりやヒントを得ることができ、生活デザインに役立ちます。 チョット学んでみましょう。 全ての記憶や感覚を司る脳は「記憶のサーバー」であり「脳と心」とは同じものと考えてしまいがちです。 然し乍ら、「脳科学」を学んでみると、エイジレス・ライフデザインで重要な「場」つくり要素である「コミュニケーション設計」に関し興味深い考察が出来るようになります。 今日は、「Dr.ブレインのよくわかる脳科学」の解説から「脳」と「心」の関係性についての知見を紹介します。以下はWebからの抜粋引用です。 -Quote- 1.脳はどんな仕事をしているの? 人間には、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、すなわち五感をはじめとしてさまざまなセンサー〔感覚器官〕があり、そのセンサーで感知した情報は脳に伝わるようになっています。 感覚には、五感以外にも、お腹が空いたり、痛くなったりして、お腹の状態を脳に伝える内臓感覚や、バランスを取る時に重要な役割を果たしている平衡感覚などもあります。 脳はこのように感覚器官から入ってくる情報を分析し、何をすべきかを判断し、身体に指示を出しています。 (中略) 2. 脳と記憶の関係はどうなっているの? それでは、脳はどうやって判断して指示を出しているのでしょうか。 脳が感覚器官からの情報を基に判断して身体に指示を出すためには、脳の記憶機能が重要な役割を果たしています。 感覚器官から入ってきた情報はまず感覚記憶として、長くても数秒の間だけ記憶されます(例えば、視覚情報の場合、0.5秒程度といわれています)。 ほとんどの情報はその後忘れ去られるのですが、脳が興味を持った情報は短期記憶という形で、数十秒間、記憶されます。一度に記憶できる情報量は、マジカルナンバー7とよばれ、7個程度といわれています。でも最近の研究では、7個よりもっと少なく、4個程度という説もあります。 脳は感覚器官から入ってきた情報とこれらの記憶されている情報に基づいて判断を行い、身体に指示を出しているといわれています。脳は、私たちの知らないところで、常に働いているのです。 3. 脳と心の関係はどうなっているの? そうだとすれば、私たちが喜んだり悲しんだりするのも全て脳の指示なのでしょうか。脳は心と同じなのでしょうか。 脳と身体はお互いに密接に関係し合っているので、心を理解するためには、脳だけではなく私たちの身体丸ごとを知ることが重要ですが、ともあれ、心の働きに脳が大きな役割を担っていることは間違いないようです。 心を理解するうえで記憶と同じように重要なのが「情動」という働きがあります。情動というのは、感覚器官からの情報に基づいて起こる身体的変化のことですが、この情動の働きにも脳が大きく関わっていると言われています。 情動は大きく快情動と不快情動に分けられます。快情動というのは脳が快いと感じる状態で、脳はその状態を求めて近づいたり、維持しようとしたりして身体に指示を出し、行動が起こります。 「情動」と「感情」はどう違うのでしょうか。 「情動」には快情動と不快情動があって、脳は快情動を求めて快情動行動をとり、不快情動を避けるために不快情動行動をとります。その状態を意識すると自分が今、どういう感情かがわかります。 自分が意識している状態が感情であると理解してもいいでしょう。 情動は人間が生きていくためには必要な機能なのです。 (以下略) -Unquote- 快情動とは、慈しみ、至福、満足、夢中、自尊心、喜び、愛などの感情です。 私がこだわりを持って取り組んでいる「五感マネジメント」による「場」つくりも、働く人々の感性を豊かにする快情動を演出しようとの考え方です。 私たちは、エイジレスにポジティブ人生を設計してゆくにあたり、「脳科学」の知識をベースとして、働く人たちの快情動行動に繋がる環境構築と、触発させる仕掛けを知っておくと、エイジレスコミュニケーションも上手くゆくものです。

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その11 『脳と心の関係性』を知ろう!

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その11 『脳と心の関係性』を知ろう!

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート  その10 コミュニケーション力を高めるデザイン手法 2

          今回は、「ハイブリッド・コミュニケーション」についてお話しします。 コミュニケーションの形は、ICTテクノロジーの進化につれて変容しています。 デジタル・インターネットネイティブ世代は、ITリテラシーが高く、意識や感情の伝達をチャット、メール、LINEなどのツールを使いこなしてコミュニケーションをしています。 彼らは、業務でもプライベートでもバーチャルコミュニケーションが当たり前になり、リアルコミュニケーションは面倒と思う人も少なからず居るのではないでしょうか。 対面会話では、場の雰囲気、空気感、臨場感や相手の表情、息遣いなどノンバーバルコミュニケーションを含めたコミュニケーションができます。 相手への気遣いや、ホスピタリティを伝える表情(笑顔や目線)や、さりげないオーラを相手に感じて貰えるのもコミュニケーションの形です。 コミュニケーションの在り方に正解はありませんが、リアルコミュニケーションが持つ力を今一度、改め考えてみるのも大切です。 人の心や気持ちには「情」が伴います。 情に訴えられるのは、リアルコミュニケーションの強みです。 仕事でもプライベートでも、相手の心に届くコミュニケーションとは、リアルコミュニケーションとバーチャルコミュニケーションをバランス良く使い分ける事です。 ITCの便利ツールを使いこなしながらも、相手の目を見ながら表情を読み、以心伝心のコミュニケーション術を身につける事は、自分自身の成長に繋がります。 コミュニケーション誘発のアーキテクトには、リアルとバーチャルを上手くブレンドした「ハイブリッド・ハイパーコミュニケーション」をデザインしてゆくことが大切です。 -続く-

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート  その10 コミュニケーション力を高めるデザイン手法 2

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート  その10 コミュニケーション力を高めるデザイン手法 2

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その9 コミュニケーション力を高めるデザイン手法 No1

          このシリーズでは、組織社会でのコミュニケーションを誘発し、相互活性化させてゆくのに必要な「場」つくりをお伝えしながら、エイジレス・ライフデザインのヒントになる、「コミュニケーション力アップ術」とその考え方を紹介してゆきます。 また、私が今迄取り組んできた具体的な事例や、仮説検証の結果についてもお話ししてゆきたいと思います。 はじめに「コミュニケーション」の本質を考察してみましょう。 組織社会では、「コミュニケーション」により 人の感情、意思、思考、知識など様々な情報が伝えられ、受け止められながら創造的知識生産活動が行われます。 「コミュニケーション」の機能は『情動的』であり、相手の意識や行動を制御すると共に『共感』を呼び起こす行為でもあります。 「コミュニケーション」は、言葉による会話や対話に、表情、身振り手振りといったノンバーバル(非言語) メッセージが統合されてリアル空間で成立するものと、バーチャル空間(メール、チャット、TV電話等ICTツールを媒介した場)を通じて成立するものがあります。 最近の技術進歩でバーチャルとリアルのボーダーが無くなりつつありますが...... でも、臨場感や息づかい、香りを感じられるのはリアルコミュニケーションならではです。 組織内コミュニケーションを触発し活性化する秘訣は、集団の中での人々の意識や行動心理を理解すると共に、組織規模に即したワーカー数とワークスペースの調和と「場」の効果的な演出を考えなくてはなりません。 役職員全てがお互いに顔と名前が判る規模の会社と、社員が何千人、何万人もいて、オフィス拠点が国内外に多数展開している組織のコミュニケーション戦略は異なります。 オフィス内で働く役職員全てがお互いの顔と名前が認識できる規模(100名程度の人員数)では、社員同士が仲間、同僚意識を持ちながら仕事上のコミュニケーションは比較的スムーズに行われます。 この規模の組織では、リアルコミュニケーションを主体としたコミュニケーションマネジメントが可能です。 社長主催の朝会やタウンホールミーティング、日々の業務の打合せは、知った者同士で効率的なテーブルワークが有効に機能します。 一方、組織が一定規模以上になると、お互いの名前や顔を直接認識出来なくなります。同じ組織やチームで働いていても、話した事もない人が増えてきます。 この段階にある組織のコミュニケーションマネジメントには、物理ワークプレイス内のリアルコミュニケーションを触発させる仕掛けと、ICTツールを活用したユニファイド・コミュニケーション環境を融合した場創りが求められます。 そして、何よりも組織規模に関係なく、働く人々が交わりを持ち、共通話題で盛り上がり、共感し、同じ会社で働く仲間としての喜びと達成感を分かち合える風土創りを心掛けなくてはなりません。 コミュニケーション改革とは、風土改革の根幹を成す取組なのです。 ライフシフターとして認識しておくべき大切なポイントだと思います。 -続く-

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その9 コミュニケーション力を高めるデザイン手法 No1

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その9 コミュニケーション力を高めるデザイン手法 No1

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その8 北欧文化から学ぶ「スローライフ」とヤンテの掟

          桜の開花宣言がありました。 観測史上最も早い時期の開花とのこと。 世界はコロナ不安が続いていますが、「満開の桜美」が、少しでも私たちの暮らしに安寧をもたらしてくれることを期待しています。 さて、今回の心得ノートのテーマは、「スローライフ」! 3月はコロナの影響もあり、「スローライフ」を実践しています。 「スローライフ」とは、仕事をスローにする、という訳ではなく、人生時間をゆったりと楽しみながら、社会活動を続けてゆく!意味です。 ゆっくりと、そしてゆったりと流れる時間。 自然に同化し静寂の中で人生を楽しむ時間。 こうした生き方が日常の国々があります。 スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、デンマークなど北欧諸国です。 そうそう、北欧諸国といえばアイスランドを忘れてはいけませんね。 スウェーデンの生活慣習であるコーヒーブレイク『フィーカ(Fika)』からは、休憩の芸術とリラクゼーション時間の演出!の極意を学べます。 また、フィンランドには、「自然享受権」 (フィンランド語で、Jokamiehen Oikeusと言う、「誰でも自然の中の好きな場所を自由に歩けるという権利」概念があり、たとえ私有地であっても、だれもが自然の森を散策する事ができます。 そして、北欧文化の集団力学(グループダイナミクス)であるJanteloven(ヤンテの掟) は、私たち日本人の「意識を質すメッセージ」が込められているように思います。 その内容をご紹介しましょう。 1. 自分を一角の人物だと思ってはならない 2. 自分のことを、私たちよりも優れていると思い上がるな 3. 自分のことを、私たちよりも頭がよいと思ってはならない 4. 自分のことを、私たちと同じくらい価値があると想像し、自惚れに浸ってはならない 5. 自分のことを、私たちよりも多くを知っていると思ってはならない 6. 自分のことを、私たちよりも重要であると思ってはならない 7. 自分のことを、大物だと思ってはならない 8. 私たちの事を笑ってはならない 9. 私たちの誰かが自分のことを気にかけていると思ってはならない 10. 私たちに何かしら教えることができると思ってはならない 自分の人生への戒めと謙虚さが、暮らしの価値観となり、「人と人とのふれあいから生まれる、温かで居心地のよい雰囲気」を表すHygge(ヒュッゲ)といった感覚時間を愉しむことに幸福感を感じる喜び。 そして、Folkelig(フォルケリ) という『国や社会階層を超えて、正しい事のために協議しあうことを学び、他者の立場を我慢して受け入れ、自分流の狭い見解によらず、ある程度は全体利益の観点から見る協力の技能』という我慢精神を知る。 どれも、心にゆとりを持って人生に大切な価値観だと思います。 私自身、これからの人生を北欧文化が育んできた「スローライフ」を取り入れながら「エイジレス・ライフデザイン」を実践してゆきたいと考えています。

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その8 北欧文化から学ぶ「スローライフ」とヤンテの掟

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その8 北欧文化から学ぶ「スローライフ」とヤンテの掟

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その7 「感情労働」なる世界を知っておく意味

          「感情労働」とは『感情の抑制や鈍麻(どんま)、緊張、忍耐などを不可欠の職務要素とする労働』です。 「ホスピタリティ」や「おもてなし」と言えば、素晴らしい響きですが、こうしたサービスを提供する人たちは「感情労働者」、つまり、自分の意思や情動を意識的に自己抑制して、お客様絶対主義、つまり『お客さまは神様』的な労働や、組織社会の中で、「協調・付合い・チームワーク、連携」なども、要は、自己抑制を強いられる労働であり「感情労働」と言えるものです。 体力を使って対価を得る「肉体労働」や、アイデアや創造性などを提供する「頭脳労働」にかかわらず、つねに自分自身の感情をコントロールし、相手に合わせた言葉や態度で応対することが「感情労働」です。 人間社会で働く人々は、程度の差はあれ皆が「感情労働者」ですが、特に、女性中心の職種である旅客機のキャビン・アテンダントや、コールセンターのオペレーター、レセプショ二スト、アパレル販売、......等の仕事は、典型的な「感情労働」です。 組織社会では「感情労働」は当たり前の事であり、我慢して働く「忍耐力」や「自己管理力」こそ、社会人としてのコンピテンシーのひとつとして評価項目に置かれているのが実情です。 組織側の過度な合理性により、感情性との相補性が無視され、合理的存在ではない「感情」は、組織社会における労務提供やシステムのあり方として、考慮の対象から除外されてきた歴史があります。 組織社会では、「感情労働」が価値を産むものではなく、役務価値や成果と見做されるものに対してのみ合理的対価として報酬が支払われています。 今の世の中、人 vs 人を中心とした職場における「感情管理」が強く求められているのにも関わらず、従業員と使用者間の労働契約においては、こうした事実が十分に認識されず「感情労働」は労務提供の対価としての報酬、/賃金には正当に反映されることがないだけでなく、労働環境の悪化(メンタルの主因子は感情からくるものです....) に対しても、迅速に対応する事が出来ない要因となっているのではないでしようか。 社会のリーダーは「感情労働」には価値を生み出す力がある創造的な労働であり、感情価値を正当に認識することが大切です。 そして、私たち一人ひとりが、『エイジレス・ライフ」をセルフデザインしてゆく上で、心を押し殺してしまうような、過度な「感情労働」に束縛される事なく、人生リズムを整えてゆく事!を心得ておきましょう。

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その7 「感情労働」なる世界を知っておく意味

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その7 「感情労働」なる世界を知っておく意味

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その6 ハッピー・エイジレス人生の20箇条

          「ライフシフト」の著書であるリンダ・グラットン女史とアンドリュー・スコット氏は、ライフシフターは、「エクスプローラ」のステージを重ねながら、仕事士として「インディペンデントプロデューサー」となり、一つの社会だけでなく、マルチに社会貢献できる「ポートフォリオワーカー」たるライフシフトモデルを提唱しています。 『ライフシフト』とは、充実したエイジレス人生をプロデュースしてゆく生き方です。 私は、ライフシフトを実践する人「ライフシフター」は、プロフェッショナルな「仕事士」であるとともに、人間力のエキスパートを目指すことが大切だと思っています。 スポーツアスリートや勝負の世界には「プロ中のプロ」と言われるエキスパートがいます。 彼らは天賦の才能に恵まれた人々ではありますが、共通しているは「弛まぬ努力」と「持続力」です。 一過性のものではなく、高いレベルを維持継続して結果を残してきています。 分野の違いはあれども、コーポレートアスリートたる「ライフシフター」もエキスパート(卓越した仕事人)プロフェッショナルを目指して、日々精進してゆく事が大切です。 プロフェッショナル仕事士としての「エイジレス・ライフシフター」心構え20箇条です。 ・謙虚に ・正直に ・誠意を持って ・威張らず ・驕らず ・相手を見下さず ・思い込まず ・騙さず ・感情を現わし過ぎず ・思いやりを持って ・感謝の気持ちを忘れず ・気配りを忘れず ・朗らかに ・情熱を持って ・笑顔で ・努力を惜しまず ・悔いず ・失敗を恐れず ・頑張り過ぎず ・誇りと信念を持って そしてエキスパート能力を磨くのに大切な「力」とは、 ・知力 ・観察力 ・創造力 ・持続力 そして、最も大切なもの! それは 『愛』と『心』で醸し出す『人間力』です。 人間力とは「ポジティブオーラ」とも言えます。芸能人や一流プロの「オーラ」を感じられた方もいると思いますが、「ポジティブオーラ」は、今日の心構を心根に据えて、愛心を以って日々を前向きに生きてゆくと、誰もが醸し出せるものです。 これもエイジレス・ライフデザインの心得です。

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その6 ハッピー・エイジレス人生の20箇条

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その6 ハッピー・エイジレス人生の20箇条

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート  その5 「縁」の大切さと縁創りのコツ

          組織務めの卒業して2年! HLD Lab を創業し2期目に入り、いよいよ『ウエル・ビーング社会創造』に向けてテイクオフします。 こうした活動ができるのも、今までお世話になった方々とのネットワークや、私自身の社会活動の想いを理解していたただく方々を通して、同じ想いを持たれている方々との新たな縁が広がっているからこそです。 人との『縁』は不思議なものです。 昨日まで、全く知らない人同士が、お互いに知る人を通して知合いになります。 人脈ループを偶然と考えるか、それとも必然と感じるかは人それぞれですが、新たに知り合った人同士が、共通の想いを持ち、心が通じると 瞬間的に「意識の絆」が生まれます。 出会いのセレンディピティ(求められていない、意図的でない、思いもよらない、幸運な偶発的に起こった出来事や経験を意味する言葉です)は、人生ライフシフトの触媒となり、組織務めから離れても、社会務めの機会を創出してくれるものだと感じています。 出会いのきっかけを待つのではなく、自ら行動し出会いの機会を作る意志を持つ事が大切です。 例えば、Facebook のコミュニティでバーチャルでの「縁」をつくるのも良いかもしれません。 自から発信して、思いの同じ人と知り合うのもよし!あるいは、発信している方の中から、自分の価値観や世界観が合いそうな方へコンタクトしてみるのも、新たな縁つくりができる機会となります。 SNSを使う事へのためらいを感じられる方は、様々なリアルコミュニティに参加してみる事をお勧めします。少しの勇気が要りますが、まずは行動してみてください。必ずや新たな出会いがあると思います。 『人脈ループの価値』を認識して、能動的に出会い創出を意識する事! 『エイジレス・ライフデザイン』にとって大切な心得の一つです。 今までに見えなかった世界が目の前に広がり始め、自己成長とワクワク人生時間を実感できるようになります。 ALCのコミュニティでは、様々なイベント等のご案内をしてゆく予定です。

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート  その5 「縁」の大切さと縁創りのコツ

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート  その5 「縁」の大切さと縁創りのコツ

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その4 社会で認められる仕事術と人間術の心得5箇条

          組織社会で働く人は、仕事人生において社内異動、転勤、転職そして起業といったワークシフト&ライフシフトを経験をします。 私自身の経験に基づき、新しい職場や社会場で上手くやってゆく仕事術と人間術(人生感)の心得をお伝えします。 1.セルフ・ブランディング 新しい職場または社会場で出会う人たちは、『今度くる人はどんな人なんだろ? 』と、あなたに興味、関心を持ちます。 自身の「人間力」をさりげなく伝えながら、職場環境とチームメンバーの個性を観察し、自分の立ち位置を見極めた上でセルフブランディング、つまり自分自身の「見られ方」を演出してゆくことが大切です。 特に、最初の3ヶ月が重要です。 焦らずまずは存在感を示す事が先決です。 特に、シニアレベルの方は、「偉ぶらない」事がとても大切です。 元〇〇会社の役員とか、かつては大会社の部長で100名の部下がいた、とか.....ついつい過去の「看板価値」に担保されていた「自分価値」を「個力」と勘違いしてはいけません。 一人の普通の人間として、謙虚に存在感を滲み出す事が大切です。 2.コミュニケーション 言わずもがなですが、周囲との対話頻度が、セルフブランディングを左右します。自分の人となりを知ってもらいながら、職場仲間や上司あるいは部下の個性や組織内の人ネットワークを探ります。決して、根掘り葉堀り聞いてはいけません。さりげない観察を心掛けたコミュニケーションが重要です。 職場仲間と飲みに行くのも良いでしょう。なるべく、仕事場を離れた所での個性を知る事です。 3.アイドリングワーク 直ぐにでも周りから評価されたい「あの人は凄いですね」と思われたい気持ちが先走り、何とか張り切ってしまいがちです。 特に、シニア層の方は「私の若い頃は...云々...」の類はご法度です! 飛ばし過ぎは禁物です。 最初は周りの空気を肌で感じながら、アイドリングしておく事です。 フルスロットルで活躍するには、慣らし期間の過ごし方戦術を練りましょう。 具体的なポイントの幾つかを紹介します。ごく当たり前の事ばかりですが、あえて言いますと、 ・出勤は早めに! 色々な職場観察が可能です。 勤怠は最初が肝心。 ・挨拶と笑顔を! 職位に拘らず大切なセルフブランデ ィングです。 ・スマートドレッシング! 職場環境によりドレスコードは異な りますが、清潔感あるパワードレッ シングを心掛けることです。 ・爽やかな態度と 姿勢に意識を! 貴方は常に周りから見られていま す。自分の個性をアピールする前に 態度と姿勢でアピールしましょう。 ・執務机は整理・整頓・清潔に! 雑然とした机は「だらしない人」のレ ッテルがついてしまうので要注意。 ・分け隔てのない言葉遣いを! シニア層の方は、自分より若いスタッフや、様々な雇用形態で勤務しているアシスタントスタッフへの言葉遣いには留意です。 ぞんざいな言葉は人間性を見透かされ ます。 「威張った意識」を持つと周囲は感じてしまいます。 「謙虚」である事が大切です。 ・DIYの徹底を! 雑事は全て自分で対応する事。 「 これは俺(私)の仕事ではない」とい う傲慢さは慎むべし。 ・人間観察 さりげなく職場仲間、上司部下の行動 と個性を観察し、自分なりのパーソナ ル情報を整理 ・SNSを活用! FacebookやTwitterを使い自分のパー ソナリティをアピール .......etc 4.家庭やプライベート生活への配慮を 仕事を頑張る事は当たり前。新しい職場で一生懸命努力する事も当然ですが、仕事意識が一辺倒になってしまうと、長続きしません。 家族やパートナーあるいは、貴方を大切に思っている人達が貴方を支えてくれている事を忘れてはいけません。 5.常に前向きな気持ちを 人生それぞれのステージでは色々な事が起きます。社会生活をしてゆく事は多くのエネルギーを使いますし、時には落胆し、もがき苦しむ事もあります。 苦悩して、気持ちを変えてまた這い上がる.... 仕事でもプライベート生活でも同じです。どんな状況に直面しても諦めてはなりません。 常に前向きな気持ちを忘れずに挑戦してゆく事が大事です。 周囲は、貴方の前向きさを、人として、仕事人として高く評価し貴方のファンになります。 自分の生き方の魅力を周りが認識した時、貴方は自分自身の持つ能力の何倍もの仕事力を発揮出来るようになります。

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その4 社会で認められる仕事術と人間術の心得5箇条

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その4 社会で認められる仕事術と人間術の心得5箇条

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その3 「ポジティブ感情」術を伝える伝道師

          エイジレスにワークハピネスを持続する8つの要素! それは、働き暮らす人たち全ての「幸福・ウェルビーング」を支える心の礎とも言えるものです。 今更、当たり前の事ばかり!と思われるかもしれませんが、なかなか出来そうで出来ていないこともたくさんあります。 それは、「向社会的ポジティブ感情」でもあります。 愛 希望 喜び 寛容 思いやり 信頼 畏敬 感謝 これらは、人間同士のつながりから生じるものです。 全ての感情がポジティブである必要はありません。時にはネガテイブであってもいいのです。 大切な事は、そういう自分の状態を知る意識を持っておく事です。 長年「場」つくりに携わってきて大切と思う事は、組織で働く人たちの「想い」を意識する事! そして、組織で働く人間同士の関わりをいかに円滑にして、個々の能力を発揮してもらい価値創造活動を進めてゆくかを意識して「場」の演出に携わる事です。 ベタなアプローチかもしれませんが、今こそ「幸福・ウェルビーング環境構築」を全ての組織社会の重要な柱とすべき時代となっていると思います。 誰が牽引するのか! 私は、年長者(シニア高齢者を意味するものではなくエイジレス人生の先駆者です)の役目!だと思っています。 現役世代では見えにくい人生感や仕事感を伝承してゆくのは、エイジレス先駆者だからこそ出来る事もあるではないでしょうか。 決して「説教」 したり「教える」ことではありません。自然体で「伝えてゆく」伝道師になる事が大切です。 エイジレスライフシフターは、人生のエバンジェリストとしての役割を果たすことが出来る筈です。

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その3 「ポジティブ感情」術を伝える伝道師

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その3 「ポジティブ感情」術を伝える伝道師

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その2 人生デザインに大切な『ワーク&ライフ・ハーモナイゼーション』思考

          長時間労働に起因した社会問題と、その改善に向けた「残業ゼロ運動」的「働き方改革1.0」は大分定着化してきました。 経営者にとって第1ステップの課題は、36協定の遵守乃至見直し、業務の効率化による時間外勤務の削減...といった「労働時間」問題。 「労働時間」とは、労働法規・法令等を遵守した「雇用契約」に基づく「仕事に拘束されている勤務時間」ともいえます。 仕事は自分だけの問題ではありません。 私たちは、お客様やチームメンバーとの関係性等を考慮しながら仕事をしています。 「時間外労働」の問題を画一的に論じてしまうと、日本の創造性や社会力に悪影響を及ぼす懸念があります。 組織に属し、裁量労働として「雇用」されているナレッジワーカーの人びと、例えば、企業内弁護士、勤務医師、コンサルタント、企画職、クリエイター等、また、「事務所」に所属して芸能,アーチスト活動をしている人たち、更には、個人事業主であっても、実質的に「雇用」に準じる働き方をしている人たち....は、定形勤務に向かない働き方をしている人たちです。 これらの人たちに対しても、「労働時間」あるいは「所定勤務時間」の概念を当てはめて、過労死の危険レベル(月80-100時間とされているようですが..)を超えない指導をすることになれば、日本の活力やクリエイティビティが削がれてしまいかねません。 私は、「仕事」と「雇用契約に基づく労働」を同じレベルで論じるべきではない!と思っています。 強制的、又は強制されなくても社会的スティグにより、「やらされ感」や「やるしかない」状況での「労働」は、苦役となり「ストレス」が積もり重なるとメンタルに支障をきたす事になります。 一方、楽しんで、自主的に「好き」な事に没頭する「仕事」は、メンタルに陥るリスクは低いものです。(とはいえ、やり過ぎは禁物ですが....) 要は、サービス提供等の固定勤務型定形仕事であれ、裁量労働制で働く知識創造型仕事であれ、自分自身で「仕事のデザイン」をしてゆく事が大切なのです。 雇用側は、被雇用者がこうした自立的な仕事のデザインが可能となるシステム、言い換えればフレキシブルな就業条件と仕事スタイルの提供責任があります。 正に今、コロナウィルス対応で余儀なくされている「テレワーク」などは、 フレキシブルな「仕事デザイン」を制度として導入するきっかけになると思います。 「仕事のデザイン」とは、視点をより広げて見れば、従業員一人ひとりの「人生時間のデザイン」とも言えます。 世の中では、仕事と生活の調和をとって「健全」に仕事に従事しよう、との意味で「ワークライフバランス」といった呼びかけがされますが、私は、『ライフ&ワークハーモナイゼーション』の暮らしと仕事スタイルこそが「人生デザイン」には必要! と思っています。 言わずもがなですが、仕事とプライベート時間をきちっと区別する事は大切です。 家族で過ごしている時間、それは、最も大切にすべきコミュニティである「家庭」の団欒時間に、意図的に「仕事」を持込む事はマナーに反します。 単視眼的な視点ではなく、より広い視点で「ライフ&ワークスタイル」の在り方や、ウェル・ビーングの本質を考慮した組織社会、人間社会の「場」つくりへの取組をしてゆきたいものです。 これも、エイジレス・ライフライフシフターの心得の一つです。

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その2 人生デザインに大切な『ワーク&ライフ・ハーモナイゼーション』思考

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その2 人生デザインに大切な『ワーク&ライフ・ハーモナイゼーション』思考

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート!その1 社会で最も大切なものとは?

          「働き方改革」が進められています。 長時間労働の見直し! ワークライフバランス! 人間らしい暮らしを実現! 同一労働同一賃金の実現! ジェンダー格差の是正! ダイバーシティ&インクルージョン! など、どれも大切なポイントです。 でも、もっと本質的で私たち一人ひとりが心に留めておくべき大切な「意識」があります。 「お互いさま」の意識です。 「感情労働シンドローム」が社会に蔓延しています。 複雑化する組織社会での人間関係や、「お客様絶対主義」的な風潮は、感情労働に携わる人々にストレスを与えています。 自分自身が「客」の立場では、サービス提供する側の人々に対し、「(カネを払ってるんだから)最高のサービスを受ける事は当たり前」!と 無意識のうちに「威圧的」態度や意識を持ってしまいがちです。 サービス提供する側は、組織の責任者から「お客様は神様」と教え込まれていますから、「お客様」から何を言われても、自身の感情を抑え込み「我慢」の仕事を余儀無くされているのが現実です。 クレーマーと呼ばれる人がいます。 皆さんも経験された事があるかもしれませんが、一方的に自己主張をする「顧客」への対応は、肉体エネルギーを費やすだけでなく、心のエネルギー消費は計り知れない影響をメンタルに与える事もあります。 こうした経験をすると、ある種の反面教師となり、逆の立場になっても、相手を思い遣れる気持ちを持てるようになるものですが、決して気持ちの良い経験ではありませんよね。 では、どうすればもっと暮らし良い社会となるのでしょうか。 私は、人間社会で仕事をし暮らしてゆく上で大切なものは、人と人との相互信頼である「お互いさま」の意識だと思っています。 働くこととは、人と人々との関係性をつくる事であり、その中から価値を創造してゆく活動です。 人と人との関係では、初対面の人であったとしても、「相互に敬う意識」を持つ事。 俺様意識を振りかざしたり、自惚れ過ぎない意思を心に留めて置く事がとても大事です。 職場でハラスメント紛いのストレスを受けると、その気持ちを発散すべく、家族や同僚に当り散らしたり、挙句、自分が客の立場を盾に取り、サービス提供している人々に絡むような輩は少なからずいる世の中です。 残念な事です。 私たち一人ひとりが、職場や社会で「お互いさま」といった心のゆとりと感謝の気持ちを持てるような社会つくりが「働き方改革」を進めてゆく上で大切です。 エイジレスライフデザインの大切な心得の一つは「お互いさま」を受け入れる心の広さとゆとりを持つ事です。 相手が自分より年少者である場合は尚更です。 人間の品格や能力は歳に比例するものではありません。 このシリーズでは、人類老若男女全ての年代・世代の人たちにとって『エイジレス・ライフ』のデザイン心得と、愉しみ方のコツをお伝えしてゆきます!

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート!その1 社会で最も大切なものとは?

          『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート!その1 社会で最も大切なものとは?