大人が転職で成功するためにまずやること
こんにちは。年齢にとらわれない人生を送る人を応援するエイジレスキャリアコーチのたかもとです。今日は人材コンサルタントの立場として大人の転職についてお伝えします。
最近は、「withコロナ時代の働き方」とか「ニューノーマル時代の仕事」などといわれるようになりましたね。すでに数年前から定年廃止や定年延長など、人生100年時代の働き方について変化がありましたが、コロナ禍になりさらに仕事について考える機会が増えました。
日本人の平均寿命が延びるにつれ、60歳で仕事をリタイヤする人は減り、出来るだけ長く働きたいと考える人が多くなっています。当然、転職を考える年齢も高くなり、40代、50代での転職も増えています。チャンスが広がっているのは事実ですが、誰もがチャンスを掴める訳ではないかなと転職支援の現場にいる私は感じています。
実際、転職できている人もいるし、思うような転職ができない人もいます。
じゃあ、やっぱり若手じゃないとだめなんだ… ではないんですね。転職したいなと考えた時、みなさんはまず何をしますか?転職サイトを検索して求人を探したり、転職エージェントに登録したり、次のことを考え始めるのではないでしょうか。
実は40代以上の大人の方は、それではよい転職先に巡り合うのは難しくなります。どうしてか?それは、一番大事な「自己分析」ができていないからです。
『今までの経験があるんだし、大丈夫。マネジメントしてるし、どこでも働ける。大手企業のブランド力でなんとかなる。』
今の時代は、それだけではだめなんです。他の企業でも通用する強みは何か、企業が求める価値を提供できるのか、それを把握していなければ、自分が納得する仕事に出会うことは難しくなります。転職しようかなと思ったときにまずすることは、以下の3つです。
1.今までのキャリアの棚卸
2.自分の客観的な強みの把握
3.他社でも通用するスキルチェック
1.今までのキャリアの棚卸
まず、「今までのキャリアの棚卸」が必要です。転職が成功するかどうかは
ここが一番大事で大変な作業です。自分の仕事は、何となくは説明できても
知らない人に理解してもらうように言語化するのは難しいんです。なので、ここにしっかり向き合い、他人に説明できるように言語化することが大切です。
2.自分の客観的な強みの把握
キャリアの棚卸ができれば、次の「自分の客観的な強みの把握」は自然とできます。ただ、自分の思っている強みは他でも通用するのか、今の会社の看板がなくなっても自分の価値は伝わるのか、よく考えてみましょう。他人から見える強みと自分が考える強みが違うこともあるので、自分をよく知る人に聞いてみるのもいいと思います。
3.他社でも通用するスキルチェック
若手採用ではポテンシャルを重視した採用が多いですが、大人世代に求められるのは「課題解決力」です。この人を採用したら自社の課題を解決してくれるのか、その可能性があるのか、が採用の大きな決め手になっています。今まで大変な思いをして解決してきたことがみなさんの強みであり、他社でも通用するスキルです。
コロナ禍の今はいつもよりも転職活動は大変だと思いますが、今の自分を知るとてもよい機会です。転職してもしなくても自分に向き合った時間は価値あるものになるはず。不安に向き合う時間より将来の自分のために自分に向き合ってみませんか?
今日も素晴らしい日になりますように!
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