刺しゅうする〜がま口財布のデザインについて〜
先日は中秋の名月で、noteでもたくさんの方が月見を楽しまれていましたね。
これから数日は晴天に恵まれるようですが、その分残暑も続くので1日の寒暖差に気をつけましょう。
1ヶ月ほど間が空きましたが、その間も趣味の刺しゅうを縫い進めていました。
技術的な点や不注意で失敗もありましたが、そちらも含めてお話しさせていただきたいと思います。
今回は刺しゅうしている最中の小物、がま口財布のデザインについての紹介です。
お財布作りに「がま口パーツ」
使用しているお財布が古くなり、数ヶ月前から新しい物に変えようと考えていました。
これまでは買った物を使用していましたが、せっかくならと刺しゅうした布で自作することにしたのです。
今回は作りやすく・使いやすい、がま口のお財布を作ることにしました。
手芸屋などへ行くと、様々な形や大きさのがま口パーツが販売されています。
金具の装飾が美しい物もありましたが、はじめて製作するため100均で発見したこちらを購入しました。
中の物が取り出しやすいようにと、四角型のLサイズを選んでいます。
(私の手が大きめなのでこちらにしましたが、好みや用途に合わせた金具をお使いください)
がま口パーツの製品には作り方と型紙が入っているため、初めてでも挑戦しやすい商品です。
がま口小物のデザインについて
財布のデザインを決めるのに、どんな図案にするかしばらく迷っていました。
お財布に限らず、がま口の小物はデザインのバリエーションも多いため、いろんなアイディアが出てきます。
そこで刺しゅうの本や販売されている物を調べて、大きく3つのパターンに分けて決めることにしました。
●ワンポイントに刺しゅうする
お財布や小物でよく見かける、草花や動物をワンポイントで入れるタイプです。
図案を大きく目立たせることができるため、見た人の印象に残りやすいデザインになります。
好きな図案を中心に写して縫っていくだけなので、比較的作りやすいタイプだと感じました。
●縦もしくは横向きに刺しゅうする
図案を縦・横に並べて配置して、統一感を出すタイプです。
同じように縫って揃えるのは大変ですが、まとまったデザインとしての良さを持たせられます。
●全体に刺しゅうする
小物の表面をキャンバスに見立てて、全体に図案を配置していくタイプです。
好きな情景や模様を全面に出せる一方で、全体のバランスが重要になってきます。
範囲が広い分縫う回数も多く時間はかかりますが、自由度も高く表現できる幅も広いのが特徴です。
好み図案や使用目的に合わせて、自分の中でパターンを決めると作りたい方向性も決まっていきました。
当初のデザイン案
使用目的がお財布なので、最初は縁起のいいフクロウをメインにしていました。
フクロウだけでなく木や月も入れて、全体に配置するパターンで縫ったのです。
しかし図案を写した際に青色を使用してしまったため、線がわかりづらくなって図案が歪んでしまいました。
刺しゅうの際は図案の線を目安にして縫うので、ずれてしまうと後からの修正が効かないのです。
(欲張って3つも図案を入れたので、線が細かくなって縫いにくくなったのも原因かもしれません)
自分用に製作している物ですが、出来上がりに納得がいかないため作り直すことにしました。
フクロウについては、動物を縫う際のコツを研究してからリベンジしたいと思います。
変更後のデザイン
1からデザインを考え直して、全く印象の違うものにしました。
新しく刺しゅうの図案を紹介している本を見つけたので、こちらの中から参考にさせていただいてます。
草花をモチーフにした作品が中心で、アクセサリーや小物に合った大きさの図案が多く魅力的です。
本の中から草花がつながっている図案を参考に、ピンクと白の明るい色合いのものに変更しました。
まだ縫っている最中ですが、同じ図案が裏表で並ぶ形になります。
がま口のお財布が出来上がったら、作成している様子を紹介したいと思います。
まとめ
ここまでがま口のお財布を作成する経緯と、デザインを決定するまでをお届けしました。
今回は刺しゅうした布を使用する形で、小物のデザインを紹介しています。
しかし生地の柄を活かしたり、ビーズなどを縫いつけたりもできるため、好きな方法で作成してみてください。
長くなってしまいましたが、今回の内容が作る際の参考になったら幸いです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?