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学習理論備忘録(43) 『いろいろ』

備忘録である。


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パニック発作を起こしている患者さんがいると、医療者でもつい構いたくなってしまう。私などは、時間が許せば本人を前にして、カルテの記録など自分の仕事を始める。構うのは、発作が収まったあとである。

こういうことをきちんとすると、最初は消去バーストというものがあるのでかえって大変になったり、怒り出したりするかもしれないが、やがてパニックの時間は劇的に短くなるであろう。これを本当にやる人が少ない。


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機能的家族療法という技法があるらしい。非行少年のための家族療法のようだ。となると、気になる。


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「統合失調症」と診断され、入院して抗精神病薬の内服をするようになり、強迫被害念慮(あえて妄想と書かない)が軽減した場合、「薬のおかげで治った」と医者は考える。だが、症状を強化する強化子(親から「そんなバカなことあるわけないじゃない」という否定など)がなくなって問題行動が減っただけかもしれない。なら統合失調症ではないかも。

症状が起こる状況、それがどうやって終わるか、といったことを分析することが大事だ。

「行動」というものがどういう原理で起こるかという観点から考える医師は少ない。


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子供に会うことを強力に拒む親がいた場合、2つのことが考えられる。


1. 秘匿したいことがあって親が子供を見られたくない → 子供が危険である。即通報レベル。

2. 子供が親を脅している → 親が危険である。親にサポートを。



Ver 1.0 2022/6/11

学習理論備忘録(42)はこちら。


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