見出し画像

吟遊詩人だからです

「口に新しいと書いて"噺"と読みます。もっとも新しい話はまだ誰も聞いていない噺です。日本の即興噺、『三題噺』をお送りします」

私が客席から3つのお題をもらってその場で落語を作るときの口上だ。


口に新しいで"噺"なら、口に今で"吟ずる"である。"遊ぶ"には学ぶという意味もある。

"吟遊”という名の誕生である。

と、口に虚しいと書いて毎度の"嘘"から初めてしまったが、ここからは本当の話だ。


ペンネーム・芸名が複数ある。"名人"って名乗っていたこともあったな。さすがに今やるといろいろ面倒臭い混乱が起きそうだが、その名前で付き合いがあったところでは未だにそう呼ばれている。

"魔法使い"、これは同人誌でよく使った。他にも、"狂戦士"とか、要するにファンタジー世界のRPGで出てくる役職をすべてペンネームにし、書く内容に合わせて使い分けた。

吟遊はそのひとつ、"吟遊詩人"から来ている。詩を書くときはこの名前であった。


お話を語る人をやりつづけているので、私は結局吟遊詩人そのものになってしまった。



亭号のほうは落語を習った芸能花伝舎の"花伝亭"からスタート。その後務めた場所に合わせて"北の丸亭"とした。そこを辞めて法務省にいたときは"法務っ亭"、原井先生にお世話になって"原井亭"となり、うまいこと洒落た亭号になったと喜んでいた。


noteに登場する際、数理落語が売りだと思った。"てい "がつく数学用語と言えば何と言っても「自然対数の底 e 」である。かくして"自然対数乃亭吟遊"は生まれた。


イー名前でしょ?


#名前の由来 #私の仕事

この記事が参加している募集

#名前の由来

7,893件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?