確実に貧乏になる42のコツ その15 「自分へのご褒美」が止められない
「こんなにも苦労して努力してるんだから自分をいたわってご褒美をあげないとダメでしょ?
普段よりちょっとだけ良いお菓子、普段よりもちょっとだけいいお店、普段は立ち飲みの所を座って飲める居酒屋、それらで自分にご褒美をあげないと。
……そんなのただの無駄遣いだって? お前パートナーへのプレゼントを無駄遣いと呼ぶのか?
自分へのご褒美っていうのはそういうものなんだぞ? 自分自身をいたわることがそんなに悪い事だというつもりなのか?」
そうだよね。自分へのご褒美っていうのはパートナーへのプレゼントみたいに関係を維持するのに大切なものだよね。
何より「自分自身に嫌われないように」するにはご褒美も必要だよね。
◇◇◇
・この悪いお手本からあなたが学ぶ事。
「リッター3円安いガソリンスタンドに往復30分かける」でも書きましたけど、
「節約した『気分』に浸るだけで実際には大した節約になってないのに、我慢したことへのご褒美だと言って節約した費用を全部吹っ飛ばす」
これが貧乏人の非常に良くある、そう『非常に良くある』パターンです。大事なので2回言いました。
節約している『気分』だけで「こんなにも我慢しているからちょっとくらいは良いよね?」となって「節約分を吹っ飛ばして有り余る散財」をする。
これではお金が貯まるどころか「節約なんてやらない方が良い」という事態にまでなります。
もしあなたが「自分へのご褒美が止められない」というのなら、その「ご褒美が必要な事は本当にやるべきことなのか?」というのを1回は真剣に考えるべきだと思います。
仕事が忙しい、かつあなた自分自身に権限がある事なら他人にある程度任せてみる。とか、以前言ったように「苦労しなくても自然と節約できる方法」に当たる物は無いか探してみる。とか、出来ることは意外と多いでしょう。どうしても思い浮かばないのなら質問サイトに投稿して聞いてみるのも良いかもしれません。あるいは仕事の上司や同僚に酒をおごって相談してみるのもいいでしょう。
自分ではどうしても思い浮かばないのなら他人に助けてもらうのも立派で、恥じる事のない解決手段ですよ。
言っておきますけど「自分へのご褒美」は大抵の場合は「浪費」だと思って良いでしょう。そもそも「ご褒美無しではやってられない程嫌な事をしている」時点で金持ちにはなれないでしょう。
金持ちは「仕事の成果がご褒美の一部」になっているし、何だったら「仕事そのものがご褒美」という人だっていますから。
信じてくれるかどうかは分かりませんが、金持ちには「仕事があまりにも楽しすぎて楽しすぎて仕方がなくて、可能なら「1日50時間」は仕事をしたいけど家族が『仕事ばかりしてないでたまには休め』って言うから『仕方なく』休んでる」
っていう「宇宙人」レベルの存在自体を疑いたくなるような化け物が「うじゃうじゃ」いるんですよ。
なので「自分へのご褒美」が無いとダメだ、っていう時点でもうお話にならないんですよ。勝負の土俵に上がる事さえできない=そもそも実力差がありすぎて勝負が成立すらしないんですよ。
相手は「寝食を忘れる程仕事に夢中になれる」あるいは「仕事をしたら捕まると法律が変わっても、バレないようにコソコソと『ついつい』やってしまう」連中なんですから。
戦国時代で例えるなら「ただの足軽」と「蜻蛉切を持って完全武装した本田忠勝」位の、文字通り「生きている次元が違いすぎる」と言って良い位の差があります。
「生きている次元が違いすぎる」だから金持ちは金持ちでいられるんですよ。よそから見たら「親ガチャで当たりを引いた」ってなるでしょうが、それだけじゃないんですよ。
まぁ「親ガチャで当たりを引いた」って言いたくなる気持ちは分かりますが、それだけでは家の財産を使いつぶして没落すると思います。
金持ちでいられる教育をしっかり受けていると思いますし、それでも運や時勢で没落するときは没落しますから、
「親ガチャで当たりを引いたから今回の人生は一生安泰だー!」ってのは「婚活でベンチャー企業の社長と結婚したから以降の人生はバラ色だー!」って勘違いするのと一緒かと思います。
そんな金持ちと列挙していいのか分かりませんが、私の場合では工場勤めという本業が終わった後や休日にヒーヒー言いながらこれを書いているんですが、
「自分が言いたいことを詰め込んで完成した作品」がご褒美の一種なので、これを書いている段階では金額にしていくらになるかは分からないものの、続けられるわけなんですよ。
ちなみにWEB小説家として創作活動は8年以上続けてる(それでいて芽が出ない)んですけど、そういう理由があるんです。
なので偉そうに言いますが「仕事の成果がご褒美の一部」っていうのが一体どういう物なのか? はある程度把握してるつもりです。
じゃなきゃ「産まれたばかりの赤子が小学校に通うようになる」位の年月を創作に費やすことなんてありませんから。
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