Photo by designmemo 【公開通知】「12月12日【朝霜の子】」:北風ゆうびん休憩所 深見萩緒 2023年12月12日 21:35 こんにちは、深見です。「12月12日【朝霜の子】」(『北風ゆうびん休憩所』)を公開しました。 12月12日【朝霜の子】 - 北風ゆうびん休憩所【アドベントカレンダー2023】(深見萩緒) - カクヨム 迷子のお手紙、預かります。 kakuyomu.jp 新しく公開しました12月12日【朝霜の子】 - 北風ゆうびん休憩所【アドベントカレンダー2023】 - カクヨム https://t.co/G4iaxEYmM6 5000文字…なるほど、ね。(メガネクイッ)— 深見萩緒 (@agarose_chann) December 12, 2023 封筒の中から出てきたのは、ひとりの人でした。背丈は、男の子と同じくらい。つまり、どうやらまだ子供です。 その人は、いつかの秋の便りたちのように、光そのもので出来ているようです。しかし秋の光たちのような、温かな色合いの光ではありません。もっと白くひんやりとしていて、鋭くて清廉な、冬の朝日の光です。「おや、一人ですか」 オパールの人が、不思議そうな声を上げました。「おれが店を出したら、いつもだったらもっとたくさん、お客が来るはずなのにな。いやいや、そもそもあなた、お客なんですか。それとも、迷子なんですか」 冬の朝日の子は、きょろきょろ辺りを見回して、戸惑っているようでした。ゆみこさんは知っています。こういう仕草をするとき、大抵の人は、道に迷っているのです。 迷子となると、ここはゆみこさんの出番でしょう。12月12日【朝霜の子】より一部抜粋ホットレモネードには生姜を入れたい派です。よろしくお願いします。 ダウンロード copy #小説 #創作 #手紙 #アドベントカレンダー #カクヨム #ホットレモネード この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート