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ポリアモリーの実践。とりあえず挫折。

 ポリアモリーという考え方を知って素敵で合理的だと思い、実践を試みました。しかし、とりあえず挫折に終わりました。実際どんな感じだったのかまとめてみます。

1.ポリアモリーの実践を志したきっかけ

 私がポリアモリーに興味を持ったきっかけは、3年付き合い結婚を意識し同棲をしていた彼氏との別れです。いわゆる倦怠期が別れの原因でした。

「私本当にこの人でいいのだろうか」
「彼にはあまり性欲は湧かない」
「結婚したら、一生女性としての喜びを感じることはないんだろうか」
「他の異性とも出会いたい」

 その彼氏と別れてから色々な異性と遊びましたが、虚無感が生まれてきました。
 「今は楽しくても、結局倦怠期を迎え破局することになるのではないか」と。それでも将来的には特定の誰かと家族となり、寄り添いながら生きていくことを希望していた私は、倦怠期を過ぎても一緒にいる方法を考えました。それが、ポリアモリーです。

 倦怠期になったからって嫌いでもないパートナーと別れる必要はない。そして女性としての喜びや恋愛の楽しさを捨てなくてもいい。最高じゃん。

2.まずは同意をとる。

 新しくできた好きな人と付き合う前にポリアモリーという関係性について説明しました。私がどうしてそのような考え方になったのかを伝えたり、当事者の記事を読んでもらったり、実際にそうなった時どのような生活になるのかを一緒に想像してもらいました。彼から嬉しい反応を貰えました。

「考えてみたことはなかったけど、興味はあるね。長い間一緒にいるために他に好きな人ができても別れるという選択肢を取る必要がなければずっと一緒にいられるね」
「自分自身も一生女性として愛する自信は誰に対しても正直ない。でもそうなっても一緒にいるのがパートナーだと思う」

 彼からそんな言葉をもらえたからお付き合いを始めることにしました。ポリアモリー実践に向けて同意を得たのです。

3.彼氏以外の好きな人ができた。

 彼氏と付き合い始めて2年弱、初めて好きな人ができました。まずは彼氏に打ち明けました。受け入れはしてくれましたが、色々な障害がでてきました。

彼氏との同棲に踏み切れなくなる。

彼氏と同棲したら好きな人とは一緒にいる時間がなくなってしまう。恋愛感情や性欲は新しい好きな人への方が強いため、離れたくないといった気持ちがでてくる。

・ポリアモリーの考え方そのものが揺らぐ。

新しい好きな人にポリアモリーという付き合い方を説明したが理解を得られなかった。でも好き…どうしたらいいんだろう。好きな人と一緒にいるためにはポリアモリーを実践できない。


実際に実践しようとすると独占欲が沸く

ポリアモリーを説明したときは承諾してくれた彼氏でしたが、実際にほかに好きな人ができると「セックスやキスはしてほしくない」ということでした。当たり前なのかもしれないけど、、、。

 

 結局モノガミーの方と同様に二者択一になってしまったんですね。
独占欲を持ちポリアモリーの実践を拒否する彼氏と新しい好きな人、ポリアモリーを理解してくれない好きな人は選択しないということをはっきりと決められない私。彼も私もポリアモリーにはなれなかったのです。

 ポリアモリー実践に挫折はしましたが、今後は「実践するぞ!」という姿勢ではなく「気が付いたらこうなっていた」というような名前の付けられない関係性くらいな自然さで人間関係を作っていけたらなあと思います。

 ポリアモリーという考え方はとても素敵な考え方ですが、実践するとのなると様々な葛藤が生まれるとわかりました。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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