[ベッシー・ヘッド] 出版するための翻訳作業は孤独だがようやく次の段階へ
南アフリカ生まれでボツワナに亡命した作家ベッシー・ヘッドというひとを知ってから四半世紀以上。
彼女の長編小説の一冊を日本語に翻訳して出版したいと具体的に考え始めたのは、それから少し後だったかもしれない。2004年には、ある翻訳スクールで文芸翻訳基礎コースを受けているのだから、少なくとも足掛け20年は経っている。
何度も数えきれないくらい翻訳をやり直し、自分でも信じられないほど人生の時間と労力を割いてきたのであるが、とうとう昨年この本を商業出版するために雨雲出版を立ち上げた