点線の間、境、あちら、こちら、そちら
「コンゴ民で反ルワンダ感情がある人、ルワンダは自由がない国だ。という人にたくさん出会いましたが、ルワンダに難民として逃げたコンゴ民の方々はルワンダをどう思っているのでしょうか?」
拓殖大学の甲斐先生にイベントの中で尋ねました。
ケニアで様々な活動をされている千晶さんのZOOMイベントでした。
甲斐先生は、ゼミの学生さんたちとルワンダにスタディツアーに行った際の経験や、先生の研究のお話をしてくださいました。コンゴ民の難民キャンプにも訪れられたそうです。
私はコンゴ民に思いを寄せているので、冒頭のような質問をしてしまいました。
すると、先生はこう答えました。
現代は、なんとなく国境で線引きをしてしまって、コンゴ民でルワンダ人は嫌われていた、というような表現になってしまうが、その感じ方は、その方がツチとフツ、どちらに分類された方だったかによる。何百万もの人を死に追いやったコンゴ戦争は、ルワンダのジェノサイドの飛び火が原因だ。
コンゴ民の歴史は、こちらのブログでとてもよくまとめらおられるので共有しておきます。
(1)~(4)まであるので、じっくりこれまでの歩みをたどってみてください。
サコ先生の大学の先生も、コンゴ民の複雑性を語っている。
あまりに国内外から社会的にも政治的にも経済的にも翻弄され、だれもコントロールできない状態になってしまっている・・・。
はたして私が話を聞いた方はどのグループに所属する方だったのか。
ずっと前からコンゴにいたのか。
ルワンダやウガンダ等、他国から逃げてきてきたのか。
ツチやフツだったのか
たまたまその時その場にいたのか。
●●であり、△△であり、■■でもあるのかもしれない。
とても無知を恥じた。
線はあって、そしてなくて、
自分はあって、そしてなくて
特定のコミュニティはあって、そしてなくて
真実もあって、そしてなくて。
点線の格子の中に閉じ込められているみたいな
いや違うな。
限りのないのない変幻自在のアメーバにうごめいている感じか。
ここまで読んでいただいて、ビジュアルイメージ的表現しかできなくて大変心苦しい・・・。
今回のサムネイルのみじんこオーマさんの絵的なものです。(どれが一番自分のイメージに近いのか、相当なやんだ・・・。)本当は色があるわけでもないわけでもなく、境界があるわけでもないわけでもないというイメージ。
私はこれを言語化できる!という人がいたらぜひコメントください。
そして
その観点でいくと、私がFacebookLiveで配信しているアフリカ談話室も〇〇(国名)編なんだけれど、正しくは△△(ゲスト)の○○編が正直正しいのだな。
ちなみに次はりなさん&さきこさんのマラウィ編
ビジュアルの配置の上下が逆だな・・・。
千晶さんのZOOMはとても人々がDEEPな深みに入っていける空気というか、雰囲気がとてもあって、すごくデザイン性のあるワークだったので、私もZOOMでファシリテーションする時、真似させていただきたい。
今回は、境のゆるやかな記事でした。
過去コンゴ記事はこちら。
Western Unionモバイルで送れなくて、緊急事態宣言で、お金を送ろうにも送れない。
コンゴ民、キンサシャにいる日本人の方や、代わりに確実に送ってくださる方がいたらお知らせください。
申し訳ない・・・。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?