五感を楽しむ
先週末、天気の良い鴨川沿いを歩きながら、ふと日常生活で五感を使ってないと思った。
視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚
温度管理されたオフィスで、変わらない周りの生活音の中、コーヒーを飲みながら、PCのキーボードで文章を打つ。
イヤホンで音楽を聴きながら、夜はまだ少し肌寒いなと思いながら、仕事帰りのアスファルトの上を歩く。
何気ない日常生活の大半。確かに、聴いたりみたりはしている。
だけれども、それぞれの感覚を使っているという感覚がない。
聴覚に注目すると、コンサートで音楽を聴くのではなく、常にバックミュージック状態みたいな感じ。
一方で、裸足で冷たい川に入って、水しぶきや鳥の声を聴き、風を感じ、冷えたスイカを味わうという経験を振り返ってみた。
転ばないように・綺麗な風景を楽しむために視覚を使って、周りの音を聞いて周囲の状況を察して、水や岩にふれながら立ち位置を把握して、自然の香りを感じ、味わう。
自然の中にいるとき。全神経を使って、自身の状況を把握している。
五感を使っているから、得られる経験の深みや記憶の鮮明さが違ってくる。
思い立って、イヤホンを外して同じ道を歩いてみた。
すると、車の音や木が揺れる音が聞こえた、音を聞くことで視線も動いた。
イヤホンで音楽を聴いていたときには気付かなかった、周りの景色に気づいた。
風を感じた。歩いている感覚を感じた。
五感のうちの一つを意図的使うことで、
促進されたように視覚の情報も増えたり、触覚を使うようになるのかなと思った。
聴覚5点+視覚5点=10点だったのが、聴覚5+4点+視覚5+3点+触覚3点=20点みたいなの。
みて・きいて・ふれて・あじわって・かいで
ついつい忘れがちだけれども、あえてイヤホン外してゆっくり周りを感じながら歩いてみる日もあっても良いかもしれない。
*写真は昨年の夏妹が撮ってくれたもの@実家近くの川
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