白潟総研さんの「弱者の採用」35のしかけを『一人社長』が早速実践してみた
お世話になっています。
小池 啓矩(こいけ よしのり)と申します。
「社長のお困りごとをライティングで解決し、中小企業を輝かせる」株式会社あえる を経営しています。
(ちなみに、このミッションも資料内の”しかけ②”を実践したら出来たものです。)
このnoteの存在意義は、
*標題の資料を受け取った方々に実践を促すこと
*まだ受け取られていない方々に、入手を促すこと
の2点です。
その為に弊社が実践したこと、
実践に際しての工夫も、
白潟総研さんをアゲながら、余すことなくお伝えします。
ことの発端は。。。
2/25(火)の白潟さんのこのツイートから始まりました。
白潟総研といえば、大手研修会社トーマツイノベーションの創業者で、いまTwitterを盛り上げている、あの白潟さんが起こした経営コンサルティング会社です。
トーマツの研修は、私も新卒時代に受けたことがありますが、社長になった今も非常に役立っています。(守破離が大事だと教えられ、それは特につくづく実感しております)
そして、白潟総研の社員さんたちはみなさんTwitterを活用されているので、おそらくほぼ全員フォローさせていただいているのですが、社内文化がスゴイのが伝わってきますよね。インターン生まで白潟総研の看板を背負ってTeitterをやっている。
皆さんイキイキ働いていらっしゃる様子がツイートからよく見えます。
そんな白潟総研の採用の全てを送っていただける・・・!?
しかもリプするだけで・・・!?
・・・迷わずリプライさせて頂きました。
そして届いたのが27日の金曜日、しかも郵送(レターパック)で送ってくださったので、紙ベースの資料としていただくことができたのです。
で、読み込んで一言。
興奮のあまり、汚い言葉を使うことをお許しください。
これ、マジで、滅茶苦茶、実践的ですよ。
112ページにも及ぶ大ボリュームのなかに、細分化された35のしかけが詳細に解説されており、
「マジで今から実践できるじゃん・・・」
もう一度読み込んで、マジでその場で自社への当てはめを実践し始めました。
「・・・マジですぐに出来たやん。。。」
しかけ②・③を自社で作るのにかかった時間はなんと30分・・・!!
なんの準備もしていない、なんの整理も出来ていない、正直に言えば一人社長のぐちゃぐちゃな会社でも、思考が整理できてしかけが短時間で作れた。
感動しました。
こいけは感動しました。興奮しました。思い立ちました。
「これは他の人にも伝えなければ!」
勝手な使命感を覚え、
深夜の0時21分という、迷惑極まりない時間に、
noteを書きたいと白潟さんへDMしてみました。
"神”か!
白潟さんは神さまかもしれない。
ちなみに、白潟さんのメッセージ中に出てきた固定ツイートはこちら↓
なんと、まだ受け取られていない方々にもメールでPDFを送ってくださるというのです!
(ちなみに、こいけはとても図々しいので、PDFでもいただきました。)
な・の・で、出来ればですね。
ここからは、
その資料を受け取ってから、
資料を参照しながら読み進めていただきたいな・・・
そんなことを思いながら書き連ねましたので、
まずは次の章を読む前に白潟さんの固定ツイートから、資料の受け取りをしてください。
次の章を読む前に白潟さんの固定ツイートから、資料の受け取りをしてください。
次の章を読む前に白潟さんの固定ツイートから、資料の受け取りをしてください。
資料の受け取りはしましたか?
私の実践事例は、あくまでも資料の補足として書きましたのであしからず。
ここから先は資料を受け取るまで読まないでください!!
見出しは、こう書いておけば資料を入手してくれるかなと思ったものですから、別に入手してなくても読んでもいいです。
でも読んだら資料の受け取りをしたくなるはずです。
それは、弊社の状況を見て頂いたら、分かりやすくなるかもしれません。
*社員なし
*出資を頂いた方2名に取締役に入ってもらっているが、ほぼ一人で動いている(一人社長)
*社長の想いやビジョンをヒアリングして、メルマガやブログ、インタビュー記事を制作するライティング業務をメインとしていて、つまり時間(スキル)を切り売りするお仕事である。
*しかし、求人管理・動画制作・パンフレット制作・事務局業務の代行・プレゼン資料作成・HP制作・セミナープロデュースなどもいただいて、現在10社以上とお取引中でパンパン。むしろ契約を待っていただいている企業も。
*業務委託でお手伝い頂いている方は3名いるが、全員他の仕事をやりながらなので案件数をなかなか増やせない。
*他の会社さんの営業ツールは作るし求人も手伝うのに、自社のパンフレットやHP、求人は後回し。
*正直言うと、1人でやっているのでバックオフィスはぐちゃぐちゃで、ビジョンも迷走しかけていた。
*マーケティングも営業も、紹介ばかりなのでそんなにしてきていない。
っていう、”よわよわ”な会社です。
わりと、一人で抱え込んでしまっている状況なので、
社員・パートさんでもいいから、なんとしてでも人材が欲しい。
サービスレベルの維持・向上にはそれしかないんです。
こんな”超”弱者にも”易しい”のが、
この白潟総研の採用の全て、35のしかけなんです。
社員がいないと出来ないことはありますが、
多くのしかけは実践が可能なので、
以下の手順で実践していきました。
10ステップによる実践
*ステップ①
まずは資料の内容を読み込んでみる
→当たり前ですが、一通り読んで概要を把握します。でも私は当たり前ではないので二回・三回と読み込んで興奮してしまいました。
読めば読むほど、わかりやすく、行動しやすい”易しい設計”になっていることが分かります。
*ステップ②
資料の中で気になったポイント・しかけにフォーカス
→私自身、人材派遣会社出身で、個人事業で採用コンサルタントをした経験も、転職エージェントをした経験もあります。
採用のお手伝いをしてきた中で、見てきた会社さんはどこも準備不足でした。
もちろん弊社も準備の”じ”の字もありませんでしたから、まずはしかけ②~④を固めようと思いました。
*ステップ③
一つ一つのしかけをステップ④~⑨に分解してWordに考えを書き出す
*ステップ④
タイトル付け
→そもそもこのしかけって何をやるものなの?何を生産したらゴールなの?もしくは一つ一つのしかけを「ワーク」にするならば?その時のタイトルはどうなる?という自分の取り組みやすさを重視したタイトルを付けました。
*ステップ⑤
活用できる領域の洗い出し
→採用って本当にマーケティング要素が強くて、ペルソナを設定したり基準を設けたりするなど、非常に似ていますよね。
しかも、マーケティングって部門横断的な側面の強いものですから、他の分野・部門にも使えないかと思った次第です。
*ステップ⑥
しかけの「キーワード」化
→資料を読んでもらったらわかると思うのですが、しかけのネーミングが秀逸ですよね。
(この仕掛けを一言で表すならば?)
(一言で他の人に実践してもらうならば?)
ということを考えて、ネーミングしたのではないかと思います。
ですから、ずっと念頭に置けるように「キーワード」として、基準としてWordファイルに居座ってもらいました。
また、しかけ以外にも本資料中にちりばめられている”本質”を「キーワード」にしたものもあります。
*ステップ⑦
本質の「ヒント」化
→実践するに際して、「キーワード」を基準とした、考え方・絞り出し方のヒントを本文中から拾い上げました。しかけの本質に迫った部分ですね。
*ステップ⑧
具体例として資料を全て書き出す
→徹底的にインプットする為、資料に挙げられていた”しかけの例”を”一言一句””違えることなく”、Wordに書きだしてみました。
PDFだとコピペが出来てしまうのですが、それだと流し読みになってしまうので、一から手打ちで書き出しをしました。
(書いているうちに白潟総研が新卒時の選択肢にあったら絶対にインターンしていたと思ったのは内緒)
→これだけでも実践になっているし、ひねり出すべき情報が分かるので思考が整理される
→結果的に自社の実践をやりやすくなった・自社に当てはめやすくなった
→だから、しかけ②・③で30分しかかかりませんでした。
しかけ④も、「うちの魅力シートVer1.0」までですがそんなに時間はかかっていません。(30分)
*ステップ⑨
具体例を問いかけにしてみる「ワーク」
→具体例を問いかけにして「ワーク」化をしてみました。
すると、みるみるうちに頭の中のグジュグジュしていたものがスルンと出てくる感覚で、筆が進みました。(実際はキーボードですが。)
結果的に白潟さんの資料にまとまっているものより多く出てきましたから、後からわかりやすいようにまとめてみました。
*ステップ⑩
しかけで整理されたものを実際に使ってみる
→すでに人に公開したり、このようなnoteで公開したり、お手伝いに名乗りを上げてくれた方にお見せしたりしています。
これは実際に弊社の実践を見て頂いた方が早いと思うので、次の章でまるまるお見せしたいと思います。
実際の実践を公開します:しかけ②
ここでは
☑しかけ②「ドメイン明確で社⾧の譲れない単語が入ったミッション」
☑しかけ③「こんな人と働きたい!こんな人はイヤだ!」
を実践してみたものをお見せします。
まずは、しかけ②から。
マジで愚直にやってます。小さくてわかりにくいと思うので、全文は以下の通りです。
【経営理念を考え、発信するために】
〇活用できる領域
・営業
・採用
・人事
・企画
・経営
・マーケティング
〇キーワード
「ドメイン明確で社長の譲れない単語が入ったミッション」
〇ヒント
・このミッション(理念)を見て、入社したいと思いますか?
・このミッション(理念)を見て、サービスを提供されたいと思いますか?
・このミッション(理念)を見て、お金を払いたいと思いますか?
〇具体例
・Google:「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセス出来て使えるようにする」
・Facebook:「人々にコミュニティ構築の力を提供し、世界のつながりを密にする」
・ニトリ:「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」
・メルカリ:「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」
・クックパッド:「毎日の料理を楽しみにする」
・鳥貴族「焼き鳥で世の中を明るくする」
〇外せないポイント
1.うちの会社は何のために存在しているのか?
美しい文章でなくてよいので、その答えが書いてあること。
2.社長の譲れない単語(言葉)が入っている
→社長の口癖になる→説明会・面接で熱く語れる→言霊が宿る
3.事業領域が入っている
やりたい仕事かどうか、ミッションへの共感を判断できる
〇ワーク1
「貴社は何のために存在していますか?」
〇ワーク2
「譲れない言葉・想い・サービスは?」
〇ワーク3
「貴社は何の会社ですか?」
◆あえるの場合
〇ワーク1
最初は教育系企業をそれぞれ経営している取締役の2人が、BtoBとBtoCの教育の架け橋になれる新しい教育系企業を創ろうとしていたところに、さらに小池の生活費をつくる為に誘っていただいてスタート
→小池のやりたい教育でM・LABO・ガコプラと提携
→破綻したため、小池のできること(ライティング・ヒアリング・具現化)で中小零細企業の経営者さんのお困りごとを解決し始める
→「中小零細の経営者さんって、進めたい戦略はあるのに、手が足りなくて勧められないことで悩んでる!!」
→いつしか、中小零細企業さんの戦略実行部隊に(社長の筆)
〇ワーク2
・中小零細企業の社長
・戦略の実行
・進めたいけれど進めることが出来ていない業務
・重要だけれど緊急ではない業務
〇ワーク3
・あえるは社長の想いやビジョンを代弁する会社です
・少しでも中小零細企業の社長を楽にしたい。
・未来ある輝く可能性のある中小企業をライティングの力で輝かせたい
→あえるのミッションは
「社長のお困りごとをライティングで解決し、中小企業を輝かせる」
実際の実践を公開します:しかけ③
【採用ターゲットを明文化する】
〇活用できる領域
・営業
・採用
・人事
・企画
・経営
・マーケティング
〇キーワード
「ポジティブとネガティブの言語化」
〇ヒント
・こんな人とは働きたい!という価値観
・こんな人とは働きたくない!という価値観
・こんなお客様にサービスを届けたい!という価値観
・こんなお客様はいらない!という価値観
〇採用領域における、ターゲットの具体例
*ポジティブ
1.弊社のミッション(存在意義)に共感できる人
2.弊社のこだわりに共感し、実践していきたい人
3.中小企業向けコンサルタントに絶対なりたい人
4.経営に興味があり、ビジネス書を読むのが好きな人
5.文書(プレゼン資料・計画書・規定等)を創るのが好きな人
6.コンサルタントへの熱い思いはありながらも、社長を元気にできる商品・サービスなら何でも提供したい人
7.全員参加のイベント・飲み会・合宿・旅行が好きな人
*ネガティブ
1.ネガティブオーラを発する人
2.思い通りに行かないと必ず人のせいにする人
3.頑張って結果が出ないと努力をしなくなる人
4.決めたこと・約束を実行しない人
5.お客様・会社・チームより『自分』な人
6.体力のない人
7.飲み屋で仕事について熱く語るのが嫌いな人
〇ワーク1
「ポジティブターゲットを挙げてみよう」
〇ワーク2
「ネガティブターゲットを挙げてみよう」
◆あえるの場合
〇ワーク1
・キレイが好きな人
・周りを良く見ることができて、自分で判断して最適な行動が取れる人
・約束を守ることができる人
・筆が早い人
・話していて楽しい人
・武勇伝よりも笑える失敗談の方が多い人
・自分が幸せで、お客様にも幸せをお裾分けできる人
・お客様の成功が何よりの人
・人の成長を見るのが好きな人
・本質・イデアを大事にできる人
・修正が早い人
・フットワークが軽い人
・確認を怠らない人
〇ワーク2
・タバコを吸う人
・約束を守れない人
・人のせいにする人(自分のせいにできない人)
・自分の人生を他人事で生きている人
・お客様第一主義ではない人
・本質よりもテイ(体)を大事にする人
・言語野が未発達な人
・マメではない人
・都合の悪いことは報告が遅れる人
・忘れっぽい人
・デブ
・言われたことが直らない人
・確認を怠る人&確認自体がタスクになる人
・責任感の無い善行をする人
・誰がケツをもつのか理解していない人
この実践でなにが得られたのか
少なくとも、しかけ②・③では明確なビジョン・ミッションと、ターゲット像のモヤモヤが晴れた感覚を得ることができました。
木こりと斧の話を知っているでしょうか?
錆びた斧で手こずりながら木を切っている木こりに、その斧を研いだ方が早く切れるとアドバイスをしたところ、
「そんな時間はない!」
と返されたという『絶対研いだ方が早いのに、やってる本人は客観視できないからわかんないよ』という寓話なのですが、
白潟さんの資料のしかけを実践していくことは、ガムシャラにやって錆びついた採用を、早く正確に成果を上げられるように研いで洗練していくことに近いです。
ですから、いま採用に困っている会社さん、
いまガムシャラな採用をしている会社さん、
これから新卒採用(コロナの影響で止まっていますが)も中途採用も活発化するいいチャンスですから、
この資料を使って、自社の採用を洗練させてみませんか?
また、いい機会を頂戴しましたので、これからも弊社の実践はアップロードし続けていきます。お時間のある方は、以降のしかけの実践にもお付き合いいただき、もしくは意見・実践内容の交換・交流などできると幸いです。
ここまで、長々とお読みいただきましてありがとうございました。
最後になりますが、改めて白潟総研の皆様と、資料をご提供くださり、noteを書く許可を頂いた白潟さんに感謝を込めまして、締めの挨拶とさせていただきます。
本当にありがとうございました!
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