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【最新技術】エッジコンピューティングを、極限までわかりやすく。|文系のための情シス用語入門

次世代DXを牽引すると目される「エッジコンピューティング」を、
極限まで!!素人にもわかりやすく!!!


ビジネス=貢献を、止めない。Aerospike。
Aerospike(エアロスパイク)マーケティングチーム、note担当の日野です。いつもお読みいただきありがとうございます!

最初に業務連絡失礼します。
来週7/5(水)のnote更新をお休みします!
「読みやすくわかりやすく、できることならおもしろく」をモットーに露出と認知度を増やすことをまず目的としてきた当社noteでしたが、世界の事例を法人向けにブラッシュアップした記事を7月以降は更新予定です。

さて、これまでの文系のための情シス用語入門の回を、まとめると!

Webサービス・インターネット通信のほとんどは、手元にあるスマホやパソコン、タブレット等の端末から、どこかにあるサーバーに繋がることで作業できており、サーバーで計算(演算)処理を行った結果としてWebサービス等を享受することができる。

スマホ片手に過ごす私たちの日々のくらしはサーバーやコンピュータの計算の賜物ですが、DXがあたりまえのように叫ばれる現代、その情報を計算するのも大変。
特に近年は情報処理量が増えてきて、もはや10年前とは比較にならないレベルです。

ここ数年でどれくらい情報量が増えたかといいますと、情シス部門やデータサイエンティスト界隈で「ペタバイト(PB)」っていう新しい単位が使われるようになったくらいには増えました。
テラバイト(TB)のさらに上の単位で、具体的には1ペタバイト=1兆キロバイトと同じ!当社も掲載させていただいているITトレンド様の用語解説を参考にさせていただきました。すごくわかりやすくておすすめです!


しかし、データをただサーバーやデータベースに貯めるだけでは、
「システムがダウンした」
「通信障害が起きた」
といったトラブル原因になるケースも多いことも事実。(ちなみにデータを効率的に貯めることを「データレイク」「データウェアハウス」って呼びますよ!)

特にサーバー設置台数が少ないなどの理由で、情報処理をする場所が一箇所に集中し過ぎていると、データ処理が遅延しがち。わざわざ遠方のサーバーまで行ったり来たりするので、動作がもっさり遅くなる問題が発生します。

どこでコンピューティング(情報処理の計算=演算)するかで、コストやエラー発生率、顧客体験にも関わる処理速度も大分変わってくる。
というのが、インターネットにあるサーバー&データベースというもの。


従来型のデータ処理やサーバー・システムで起こりがちな

  • 動作が遅い、もっさり

  • サーバーダウンしたら復旧までに時間と人件費かかる

  • サーバーによる一元管理だと、サーバーがクラッキングされたらセキュリティリスクが甚大

こういった問題を解決しようと開発されてきたのが、【エッジコンピューティング・システム】です。
次世代DXを担うといわれるエッジコンピューティング、なにがスゴいのか?

わかりやすさ重視で、詳しく解説します。

エッジコンピューティングとは

エッジコンピューティングのエッジってなんです?といいますと……

実はクラウドサーバーやオンプレミスサーバー、インターネットサーバーのようなシステムは、サーバー本体だけで構成されてはいません。サーバーを補助するためのコンピューターが、周辺機器として設置されています。
その周辺機器を「エッジ」と呼んでいるんですね。

で、エッジコンピューティングを簡単に言うと
「サーバーにわざわざ情報を受け渡しせず”エッジ”だけで処理しても十分OKなんじゃ?」
「わざわざ遠くのサーバーを使わなくても、最寄りのサーバーの”エッジ”を使えば問題ないのでは?」
という発想。

遠くのサーバーより、近くのエッジ。
わざわざサーバー(本体)でデータ処理をするのではなく、エッジ(端っこ)で作業をしてしまおう、というお話。


より速く快適にサクサク動かすためにも、エッジでインターネットの情報処理作業を完結させてしまおう!
これが2000年前後から開発が始まった、エッジ・コンピューティングというシステムですね。

メリット

エッジコンピューティングのメリットはたくさんあります。
メリットは主にこの3点!

・高速処理、リアルタイム性が高い、低遅延
・セキュリティ性が高い
・ネットワークとサーバーの負荷が低い

遠くのサーバーよりも近くのエッジを使用した場合だと、あたりまえですがサーバーの負荷がかなり低減されます。

大事なこと(データ処理・保全)だけサーバーにお願いするので、セキュリティ強化も可能に。

「サーバーの負荷が減る」ということは、サーバー関連のトータルシステムコスト(TCO)削減も可能に!
エッジコンピューティングを活用することで、”サーバーが落ちてシステムダウン”、”アクセスが集中してインターネットが遅くなる”といった問題が、大分改善されることになります。

デメリット

もちろん、エッジコンピューティングを導入するにあたって難しいと言われる課題も多いです。
代表的な課題・デメリットはこの3つ!

・データ欠損の可能性
・システムが複雑になりがち
・コストが割高になりがち

要するに、途中でデータが迷子になる可能性や、受け渡しの過程でよくわからない壊れ方をするリスクがあるということです。

エッジコンピューティングは、今までデータのやりとりがサーバーと端末の2者間だけだったのを、あちこちのエッジにも分散させるわけですが。

具体的にどうやるの?
アイデアはシンプルですごくいいと思うけど、具体的にどういうシステムを組むの?

という、あたりまえの疑問を解決しようとすると、すごく複雑なシステムを作って保守する必要があるのでは?という結論に達してしまう。

決まったサーバーではなく、エッジを利用する事の弊害も少なくありません。
エッジを利用することでデータが壊れる・正常に作動しないリスクもあるため、いざやろうとしてもなかなか難しいのです。

エッジコンピューティングとAerospikeエンジン

Aerospikeを導入した場合、エッジコンピューティングにおけるデメリットを克服することが可能!

〜解決可能な課題の一例〜

・システムの安定性の向上
・複数の工程におけるシステムの一元化
・システムの統一によるオペレーター人員の削減
・システム・トータルコストの削減

詳しくは、Adobe社の導入事例記事で紹介していますよ!

データを効率的に活用できるようになるAerospikeは、実はデータレイクやデータウェアハウスとの相性もすごくいいのです。
一見競合他社でも、協力しあうことで最高のパフォーマンス発揮が可能になる場合もあります。
ご興味のある方はぜひ製品詳細ページよりご相談ください!


次回更新は7/12(水)の予定です!またお会いしましょう!

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