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速い!サクサク動く!を実現する最新技術とは〜Adobe様導入事例

ビジネス=貢献を、止めない。Aerospike。
Aerospike(エアロスパイク)日本法人、マーケティングチームの日野です。

6月7日(水)16時〜コモレ四谷で開催のセミナー、駆け込みでの参加申し込みも可能です!

トータルシステムコスト最適化やリアルタイムのデータ処理など
ビジネスの現場でこっそりとてもお役に立っているAerospikeですが、
正直、専門家でないと概念が追いつかないところがほとんど!

今次世代DXの要となる技術・エッジ・コンピューティングを解説するために、6月いっぱいシリーズを組む予定です!

今回は、Adobe様の事例をご紹介いたします。

元となった記事はこちら💁‍♀️

CASE:Adobe(アドビ)

事例企業名(正式名称):Adobe inc.
本社所在国:アメリカ・カリフォルニア州

業界:電気電子、ソフトウェア開発
主要事業内容:Photoshop、Illustrator、Acrobat Reader等
       デザイン、イメージングおよびパブリッシング用ソフトウェアの提供

規模: 157億8500万ドル(2021年12月)
使用しているシステム:Edgeコンピューティング+Aerospike

ビジネスパーソンおなじみのAdobe。
フォトショップやイラストレーター、アクロバット、アフターエフェクトなど、画像処理や文書管理、動画作成に必要なソフトには誰もが一度はお世話になっていると思います。

この手のソフトは、コンピューターの高性能化や画質の向上と並行して処理するデータ量や複雑な処理が爆発的に増えていきました。ソフト自体もどんどん高性能化してきています。

しかし高性能になるということは、どういうことかというと。

処理に時間がかかる&データ量増加&画像処理の時間がとても長くなる!

しかも今はパソコン1台で作業するということはほぼありえません。

昔は「USBメモリやフロッピーディスクに保存(MO懐かしい)」と、パソコンに外部記憶装置をさしこんでデータ管理をしていましたが

ADSLから光ケーブル、Wi-Fiや5Gを経て、DropboxやGoogleドライブといったクラウドからデータを出し入れするのも日常茶飯事に。
やりとりする情報量は10年前の比較にならないくらい増加してます。

では、昔よりAdobeのソフトが遅くなったのか?

note担当者は家庭の事情で
「Adobe Flashを使ってるホームページに当たると30分読み込みにかかるため、強制的におやつ休憩が発生」
という子ども時代を過ごしてきました。
今では信じられませんが、Adobeといえば重い・フリーズする・作業が止まるという時代があったのです。

でも今の画像処理を見てみると、

もっさり動くの、なくなったよね。と。
それどころか「Adobeといえばサクサク動く」という信頼感さえあります。

どうしてこんなことが可能になったのでしょう?

Adobeの課題:

パソコンやサーバーの性能は上がったけど、処理するデータ量も負荷も膨大に。
その問題にソフトウェア会社のAdobeはどう対抗していくのか?
Adobeは新たな顧客体験(エクスペリエンス)の創出のために、様々な問題点を10年かけて洗い出しました!




導入前の課題:
Adobe社は10 年以上前から、各ユーザー固有のニーズと関心を理解するために何が必要か、そしてAdobeが収集したデータに基づいてどのようにして顧客に最高のエクスペリエンスを提供できるかを検討し始めました。

媒体ごとに切り離された顧客のアイデンティティ
Web、モバイル、店舗、電子メールでそれぞれ分離されたアイデンティティを持つ顧客は、企業側の観点から見ると、どのような好みや購買志向を持っているのか、分析するのが困難になります。
遅いプロファイルの統合
複数のソースからデータを受信する場合、統合されておらず、断片化されています。
AI/ML(人工知能/機械学習)はサイロ化して動作
仮に様々なデータが得られた場合でも、必要な規模と待ち時間でまとめられなければ、運用できません。

そこで、Adobeは問題解決にAerospikeとエッジ・コンピューティングと呼ばれる技術を導入したのです。

分散型コンピューティングとは

分散型(エッジ)コンピューティング技術について、今可能なかぎりわかりやすく説明しようと思います。

コンピュータは、電子計算機です。
プログラミング言語をコンパイラという装置で機械語に翻訳します。機械語は0と1の数字だけの世界なので、これを計算してさまざまな処理をおこないます。

昔はサーバー(1台の大きなコンピューター)や、サーバーを集めたスーパーコンピューターで複雑な処理をおこなっていました。
SFおなじみ「マザーコンピュータが一括管理している」のイメージに近いですね。

しかし、時代が流れ。
サーバー単体で処理できるデータや内容も限界に到達してしまいます。

パソコン、そしてスマホやタブレットなどの普及で、以前と比較にならないほど大量のデータ量が発生。サーバーの処理能力が圧迫されているわけですね。

そこで2000年前後から実用化されてきたのが、エッジ・コンピューティングです。
設置されたオンプレミスサーバではなく、オンラインを活用したコンピューティング技術。
クラウドに近い、でもクラウドサーバは使わない、それに加えて、なんと決まったサーバも使わない。

情報処理に使うのはサーバではなく、
サーバの周辺にあるエッジ・コンピューター
オンラインで一番速く処理できる機械を複数選択して、そこで処理してしまうのです。

……だめだわからない!

詳細は次回からシリーズで詳しく解説したいと思います、今回はAdobeのお話。

AdobeのSolution(課題解決):サクサク動く!

Adobeがエッジ・コンピューティングを導入した成果をご紹介します。

まず速い!!
そしてクラウドを使うよりも、トータルシステムコストが最適化(TCO)。

これまで課題だった、各端末でバラバラのデータを統合する処理が短時間でおこなえるようになりました。

Aerospikeは、Adobe のエッジ コンピューティング ストーリーの重要なコンポーネントであり、すべての Adob​​eインフラストラクチャのエッジ・コンピューティング全体のデータ ストレージの複製と配布のバックボーンになりつつあります。
キーと値のストア
エッジで Aerospike データベースを使用します。
ハイパフォーマンス
低遅延、高スループットを実現しながら、非常に安定した予測可能な特性を提供します。
XDR
異なるエッジ間でのレプリケーション機能。
複数のユースケースにわたる単一システム
パーソナライゼーションやリアルタイムのセグメンテーションに至るまで、プログラムスタックから得られる他のパフォーマンス特性を満たします。
コストの削減
さまざまなユースケースにわたる複数のソリューションを置き換えました。複雑で高価なさまざまなインフラストラクチャを管理する必要はもうありません。
効率の向上
Aerospike は 1 つのシステムとして動作するため、操作に必要な人数が減り、プロビジョニングと導入が簡素化されます。

謎は残されたまま。次回更新からさらに最新技術を詳しく解説!

Adobeはエッジ・コンピューティングを使って問題を大幅改善。

けど、概念的な疑問がまだ残る!
エッジ・コンピューティングはそもそも今までのクラウドサーバとどう違うの?
というか、クラウド自体がいまだにピンときてない!

次回「クラウド」
次次回「エッジ・コンピューティング」
「スマートホームとスマートシティのAerospike事例」(予定)


について解説予定です。

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