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『浪人と人生』_1巻 ~現役でのセンター試験~

■まず、はじめに

大学で航空宇宙工学を勉強している理系大学生です。僕は浪人して大学に行きました。そこで得た情報や経験したこと、また浪人生活をしたことで変わった心境などを話していこうかと思います。

これから大学受験をする方や高校1、2年生には大学受験がどういったものなのか、浪人するっていうのはどういうことなのかなど疑問に思っていると思います。

僕の経験が少しでも参考になれば幸いです!あ、あと浪人経験がある方は「こんなことあったなぁ」と余韻に浸ってくれればなと思っています(笑)

尚、この内容を1個の記事にすると長いと思ったので、シリーズ的な感じにしていきます。

まずは1巻目。浪人前、つまり現役時代の大学受験から話していこう。

■1-①現役の大学受験

 2017年の12月、いつも通り朝早く高校に行き、朝からセンター試験対策の勉強や単語の暗記に力を入れて、高校の授業が終わり次第、塾に向かい自習、授業を受けて家に帰る。

そんな日々を送っていた。高校では模試の結果で行内順位が毎回発表されていた。僕は常にその中で競争をし、上位を取り続けていた。

僕の性格上、自分に自身を持ち始めると調子に乗ってしまいがちなところがあったため、その順位を見ては

「大学受験も行けるっしょ」

なんて思ってた。

■1-②センター試験当日

そして月日は経ち、2018年の1月、センター試験を受けるときがやってきた。

会場の最寄り駅には高校生っぽい人たちがうじゃうじゃいた。会場についてからも教室の雰囲気は凍りつき、やけに寒く感じる。周りからの視線もすごい…。

そんな風に思いながら、今まで何回もマーク模試やらセンター直前模試を受けてきた。もう傾向は掴んでいるし大丈夫だろうと気持ちを奮い立たせ、試験に臨んだ。

僕は国公立大志望だったので5教科7科目試験を受ける必要があった。そのため2日間にわたってセンター試験を受けた。

1日目は文系科目。僕は理系なため苦手だったが何とかいい感じに終えることができた。(いい感じな気がしている…)

そして、2日目は理系科目。

「得意分野が来たぜ!ここで点とりまくってやる‼」

と意気込み試験に臨む。理系科目なので1日目よりシャーペンの音が聞こえる。その音に焦りを感じ、冷や汗をかく。

無事試験を終え、会場の外に出るとあたりは真っ暗になっていた。解答速報が出ているだろうけど、見たくなかった。

思うようにできなかった。

家に帰ってきてからは茫然とし、眠った。

■自己採点

 センター試験が終わると、高校で自己採点を行う。結果は惨敗だった。志望していた大学のボーダーラインに届かず、悔し涙を浮かべた。

「なんでだ、なんであんなに頑張ったのに。なんで取れなかったんだ。」

と思った。まだ、諦めてはなかったが諦めざるを得ない雰囲気が漂っていた。そのときはじめて次のことを感じた。

自分は『井の中の蛙』だったんだ

とね。自分が見ていた景色は高校内のクラスたった数十名の中で、本当の勝負は全国の猛者共なのだ。そこに薄っすらと感じつつもセンター試験を受けてやっと体に染み渡るほど感じた。

■大学受験は全国の猛者が相手

 ここで、伝えたいことは

・自分に自身を持つことは大事だが、過信しすぎるな。

・井の中の蛙になるな。全国の学生たちも自分以上に勉強していると思え。

ということです。

次巻、一般入試編へ続く…。(お楽しみに…)

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