植物性生クリーム

HAPPYマインド・ダイアリー　P. 24

よくレシピを共有してくれる友達が、「米粉パウンドケーキ」のリンクを送ってきた。
材料をボールに入れて混ぜるだけ、あとはオーブンに入れて焼き上がりを待つ。
ふむふむ、これは簡単そうだ。

「週末に試してみようかな」と返したら、「米粉はパン用じゃないやつを買いなよ～」とアドバイスがきた。
なんと。米粉にも小麦粉のように薄力・強力があるのか。
ところが、いざスーパーで材料の買い出しをすると、選ぶのに時間がかかったのは米粉ではなく、植物性生クリームだった。

生クリームに植物性なんてあるんだ、と驚きながら探すも、なかなか見つからない。根気よくパッケージを一つ一つ精読してはじめて、下のほうに小さめな文字で「植物性４０％」と書いてあるのを発見した。
これだ！
「ホイップ」と大きな文字で書いてある。その文字に、なぜかものすごく既視感がを覚えた。

あ！これ！
おばあちゃんの家に行ったとき、たまに買ってもらってた生クリームだ！

意外なタイミングで懐かしい思い出がよみがえり、嬉しさ半分、驚き半分。
小学生のころ、おばあちゃんの家に行くとよくクッキーやパンケーキを焼いた。そしてホイップクリームを作り、重ね合わせたパンケーキの間にクリームを塗って、仕上げに積み上げたパンケーキの周囲にもクリームを塗りたくる。
パンケーキでできたケーキの出来上がりだ。

あの時ホイップクリームに使ったのが、この植物性の「ホイップ」だった。
なんて懐かしい。

それにしても、「ホイップ」のことなんて、すっかりさっぱり忘れていた。
意外なタイミングで昔のことを思い出すって、こんなにも甘酸っぱいんだなぁ。