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黒ビールでIPAという強いやつ同士の戦い。クラフトザウルス 1000BeerChallenge(174/1000)

■軽井沢ビール

軽井沢ビールというと、軽井沢ブルワリーが展開している、THE軽井沢ビールというシリーズがあるのですが、それとは別のものです。
いまや最も一般化したクラフトビールの名をほしいままにするヤッホーブルーイングが、軽井沢エリア限定の販売しているシリーズ。これが軽井沢ビールと言っているようです。弱いものいじめはやめてあげて、と思わないでもありませんが、地名から着けた名前が被るなんてよくあることですし仕方ない。
しかし、この軽井沢ビールがなぜか成城石井では東京でも売られていたりするのです。それはどうだろう、とも思うのですが、飲めるのは嬉しいから良し。


■[beer174] クラフトザウルス

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売られていたのは軽井沢ビールのBlack IPAです。あと2種類、ペールエールとブリュットIPAというのがあるらしいのですが、それらは今のところ都内では見たことがありません。残念。
Black IPAは、黒ビールだけれどIPAとしてホップを効かせたつくりかたとのこと。通常の黒ビールはロースト麦芽を使うので、その性格が色濃く出るためホップを効かせてもそれほど目立たないのでしょう。そこで、このBlack IPAでは、麦の殻を取り除いたロースト麦芽を使うことでその濃さを抑えている様子。それでホップとのバランスを取るということなのでしょう。


■ビール情報

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名称:ビアザウルス Black IPA
メーカー:ヤッホーブルーイング
産地:軽井沢
タイプ:Black IPA
アルコール度数:6.5%
価格:300円くらい
入手場所:成城石井


■味わいメモ

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外観:黒。
アロマ:ローストした麦の香り。麦の甘さ。ローストした麦の香ばしさ。フローラル感。柑橘感。
味わい:フローラル感。ホップの苦味。ローストした麦の香ばしさ。熟成香。
ボディ:フルボディ。

色は黒ビールです。確かにスタウトほど濃い黒ではないかなという感はありますが、黒は黒。
香りはローストした麦の香りがメイン。でも香ばしさよりも甘さが強いという印象です。そしてホップの華やかさが負けずに感じられます。ホップからくる柑橘感もあるような気が。
味わいも意外とホップ感。口当たりはホップの華やかさと苦味が最初に来る感じ。そしてボディでじっくりとロースト香が出てきます。甘みもあってどっしり落ち着いてきて、余韻でまたホップの苦味が残る。
おお、これは楽しいな。と思ったものの、何口か飲み進めていくと、やっぱり次第に黒のどっしり感が強く残るようになってきます。じわじわとホップ感がロースト感に寄り切られていく感じで、味わいが変わっていくのは楽しいとも言えるのですが、意外性は最初だけとも思えるところが。
あ、負けるなホップ、がんばれホップ、って小林一茶のような気持ちになりつつ飲んでいくことになりました。

好き度:★★★



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ビール代になります。