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マッチングアプリで会った人を振り返る#3 リードしてるつもり?イメージ押し付け男

ご無沙汰しております。大人姫です。
マッチングアプリの利用を考えている方、利用している方へ
アラサーの老婆心から記事を書いてみたいと思います。

#2では「ソース顔の薄味男性」を紹介してました。

#3はあまりに決めつけがひどくデート途中で逃げ出した方のことです。

1. 「運動とかしてる?」

#1, 2で同世代の方とマッチしたものの失敗。
年上の方のほうが合うのではないか…と思い、写真の良さで決めた。

浅黒い肌、シャツから覗く筋肉質な腕。
過去一番の健康体ですわ〜

濃い顔は苦手だが、実際に会っても写真と同じ容姿で安心した。
この日は近くでお祭りがあり
お寿司を食べた後、お祭りを見に行くことになっていた。

「大人姫さんは運動とかしてる?」

寿司屋でオーダーが終わった途端の質問である。
この質問からすでに嫌な予感しかしない。

2. 自分語り炸裂

はじめに断っておくが、
私は運動する人をとやかく言うつもりは無い。
ただ、私は全く興味がない。

「いえ、特には…」
眉を下げて申し訳無さそうに言うが本音は「興味ありません」だ。

しかしこの筋肉男、とたんに瞳を輝かせて言うのだ

「それじゃだめだよ!健康には運動が必須なんだから!」

はい、うざぁい。

彼は健康管理アプリに携わっていて
本人も健康に気を使っているらしい。

それはそれでいいのだ。だからほっておいてくれ。

「大人姫ちゃんはさ、今はいいけどさ、年取ると筋肉もなくなっていくし、代謝もわるくなるでしょ?」
「ウチでもアプリ開発してるからさ、ぜひ使ってみてほしいんだよね。大丈夫だよ〜最初は楽なのから俺が教えてあげるからさ」
「絶対さ、最初はきつくてもハマっちゃうって。大人姫ちゃん素直なタイプでしょ?そういう子にはおすすめだよ」

あぁ、お寿司がまずくなる。
お察しの通り素直じゃないタイプですが???

赤貝を日本酒でやりながら酔ったふりして適当に話を流す。
この男はなんなんだ。
糖質(寿司)を口にしながら筋トレ話をしておるぞ。

この男、マッチング初回デートであろうことか

運動に興味ない女に
運動の魅力を語り
自分がどれだけ運動しているか語り
運動を教えると言い出し
自社製品を勧めている

営業か?営業なのか??それにしては効率悪くない?
これでどうやって恋愛対象になれっていうの???

3. 「きみ、犬系でしょ?」

それでも一応、この人も緊張しているのかも…と判断した私、
お祭りには同行することに。

盆踊りを踊る櫓。それを囲むように出店が立ち並んでいる。
ごった返しだ。(※会ったのはコロナ禍の数年前です)

喧騒で離れないように、彼は私と手を繋ぐ。

「大人姫ちゃんてさ、俺の話ずっと聞いてくれるし優しいよね」

そりゃあ、話している人の話は聞くように道徳で習った。


「きみ、犬系でしょ?もう、ご主人さまから離れちゃだめだよ」

……ああ、神様仏様。
私はどうしてこんなにも男運がないのでしょうか。

今までの会話でどうして犬系だと思った??

私、猫を飼っていて猫好きですといったが??
そんなにあなたに尻尾振ってた?????

真夏の夜のはずなのに、背中からは冷や汗が垂れる。
もう無理、大人姫、限界です。

ご主人さまに尻尾振ってついていく、良い子ちゃんなんかになれない。
なにかの弾みで繋いだ手が離れた。
今しかないと思った。

私はごった返しなのを良いことに彼と逆方向に走り出した。

人生はじめて、私はデート中に逃げ出した。

4. 男女が作り出す幻想

マッチングアプリは基本的にメッセージをやりとりしてから出会う。
そのため男女それぞれ、相手にある程度の妄想を持ってしまう。

その妄想と現実をすり合わせるのがデートの役割だが、
今回の決めつけ男性はそれを全く無視していたように思う。

自分のしたい話だけをして、勝手にマウント取って、
王子様気取りしたいなら別の人とマッチングしてほしい。

その人の本質を会う前から把握できれば良いのだかなかなか難しい…。

真夏の夜のホラーでした(笑)


皆様がいい人と出会えますように。
読了ありがとうございました。

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