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Web広告代理店時代に感じた「クリイエティブ」への不完全燃焼感と、今そこに賭ける理由。

なぜ、私が起業してから、クリエイティブに焦点を定めるようになったか、をご紹介できればと思います。

※「クリエイティブの科学」を拡散するためのクラファン実施中:詳細は本記事の最下部参照

※ちなみに、私自身が代理店で運用を担当していたのは、今から10年以上前になり、かつ、検索エンジン広告が中心でありました。昨今のような、自動入札環境などがそれほどなかった時代ではありますので、その点は割り引いてお読み頂けると幸いです。

常に、クリエイティブの優先度が、3番目以降になってしまう問題

これは、検索エンジンという特性が関係してしまうと思いますが、すでにユーザーは買う気なお客様を狙うケースが多いわけです。

検索行動をしているので、ほぼターゲットは顕在層です。
この点では、どちらかというと接触機会を増やすのにかけた方が効果が高くなりやすい状況がありますので、クリエイティブよりも、入札調整(予算アロケーション)やターゲティング設計(キーワード選定や除外、媒体追加、アカウント設計、ターゲティング手法の追加など)が重要度が高かったというのはあり、しかも今ほど、自動入札が浸透していなかった時代です。

どうしても、クリエイティブに時間が割けなかった、と感じています。
半分言い訳ですが、、、今から思うと悔しい、もったいないとすら感じます。

ディスプレイ広告ももちろん出稿していましたが、そちらでも、とても十分、「クリエイティブの科学」に向き合えているとは言えませんでした。

その最たる理由を説明しましょう。
クリエイティブの改善は効果が出るまで時間がかかります。
加えて、制作が伴う場合、費用もかかってしまいます。

この2点が、代理店という構造上、提案をものすごく難しくさせてしまいます。お金がかかる提案をしているのに、翌月のパフォーマンスで確実に改善できるとは言えないからです。

それに引き換え、「入札」や「ターゲット調整」はすぐに効果を出します。数学的な解決が可能なので、当然といえば当然ですが。
この結果、どうしても、クリエイティブの施策重要度が、下がってしまうのです。

気づいていなかった、クリエイティブの本当の重要性

また、私自身、当時は今考えているような「クリエイティブの本当の重要性」にまだ気づけていなかったということも要因としてあるかもしれません。

接触機会を作る(チャネルのコントロール)は、どんな業種でも商品でも、やることは同じです。反応の良いところに寄せていくのだから当然です。

一方で、クリエイティブは、商品やサービスによって、また、ターゲットユーザーによってやることが全く変わることがあります。
つまり、とても大変なのです。

当時の私は、ここまでで思考が止まっていたように思います。大変なものをやるより、簡単で効果的な施策を中心にするという選択で、限られたリソースの中でとるべき選択としては決して間違ってはいなかったとは思います。

ただ、あと1歩考えると、「世の中の人が大変」=「多くの人が困っている」「とてもやりがいがある」「そこでこそ新たな解決策を見出すべき」
までは少なくとも考えられたはずです。
もっと、積極的にやるべきだった、と悔しく感じています。

さらには、「商品・サービスの伝え方」こそが、経営に対して与えるインパクト(今後その事業を継続させるべきかや、より広範囲にアプローチする時の大きなヒント)が大きいことに、気づいていなかったのです。
単に、目の前のCTRを上げることという、手段にしか見ていなかったということです。当時の自分に、教えてあげたい。

検索エンジン広告は、(表現が悪く恐縮ですが)「釣り堀」のイメージに近いかもしれません。(消費者を釣られる魚に例えるのは、大変恐縮なのですが…概念を理解するために最もわかりやすい表現かと思いますため、お許しください)

つまり、お腹を空かしている人(困っている人、情報を欲しがっている人)が、餌(商品やサービスの情報)に向かってきてくれるのです。

しかし、世の中の商品がすべてそのような探される状態かというとそういうわけではありません。(考えてみるととても当たり前のことなのですが)

その前に、ユーザーを振り向かせること、そのインサイトに気づくことが如何に重要なのか、言葉尻ではわかっていたものの、十分には理解が及んでいなかったと思います。

だから、「クリエイティブの検証」がそれを見せてくれるものだと、思えていなかったのです。

だから、世の中に伝えたい。

この経験・体験から、世の中に、自分が感じたその重要性を感じてもらい、
自分が感じたその悔しさ、もったいなさを多くの人に、早く気づいてもらいたいと思うようになりました。

これが、創業以来「クリエイティブの科学」に振り切って進めてきた理由です。

以下のクラウドファンディング(電子書籍の拡販を目的とした資金集め)もこのような伝えたい想いから実施しています。

▼現時点の経緯
2022年12月27日 9時00分に開始
2022年12月27日 11時19分にファーストゴール(10万円)達成開
2022年12月27日 17時30分頃に、CAMPFIREのビジネスカテゴリトップ掲載を確認

2022年12月27日 CAMPFIREビジネスカテゴリ トップ掲載

ファーストゴールは達成しましたが、引き続き、セカンドゴールを目指して参りますので、「クリエイティブの科学」に興味がある方は、どうかご支援のほどよろしくお願いします!

「クリエイティブの科学」を世の中に伝播する仕掛け人側になってください!

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