晴れ渡る空と7月の病

やる気が出ない。
ひたすら、やる気が、ない。
5月病ならぬ、7月病だ。

私は1年8ヶ月ほど休職していたのだが、この度仕事に戻ることになっていた。
社畜の辛さを感じている真っ最中だ。
休の日はとうぜん、惰眠をむさぼり尽くしている。

今日、部屋の中からぼんやりと見上げる7月の空は、まだ梅雨明けしていないというのにキラキラと明るい。
さいきんの日中の空気は、雨をはらむときがあってもどさーっとは降っては来ず、のんびりとしたものである。
ゲリラ豪雨が来ているところもあるが、こっちの地域にはお邪魔しま～すとやって来ない。助かります。
梅雨はジメジメジトジト、であるが、今年は外では、すっきりとした風が吹き抜けて行く。
おとといは、身体にまとわりつくようなふわっとした霧雨に、ドキッとした。
今年の梅雨は、ちょっと今までと違った一面を見せてきて…セクシーだ。


それはさておきーー
私は仕事を始めてから、じぶんの生産性の上がらなさにガッカリとしている。どーしても頭が働かない。
なにが、どうして、私の中のリソースをそんなに奪っているのだろうか？

まず第一にーー
職場環境。暑いのに延々と冷房が入らない。入ったとしても熱がこもって、外の方が涼しいなどという劣悪な環境にいる。
何なんだこれは。お客から苦情来ないのだろうか？
冷房を管理している部署は1階にあって、1階は涼しいのだこれが。売店や食堂はこれでもかとクーラーが効いている。
もはや別次元だ。
そもそも働き手からもっと苦情を言うべきだと思う。
でも、現場のみんなは自前で卓上扇風機を買ってきて、付けている。
盾突いても無駄だと言うか、波風おこしたくないという企業風土。
はァ～～～(クソデカため息)

次。二つ目。
ちょっと仕事内容が特殊。
頭の痛くなる細かな事をする。人の粗探しをしまくる仕事だ。
なんでこんなサンドバッグにされなきゃいけないの？と粗探しされる側はめっちゃくっちゃ思ってるだろうね。
私達もやりたくないけど、それがお仕事だし、お国で決まっているから、もうどーしようもない。
あがらうなら、

①こちら側でテキトーに項目をこれとコレ、だけに絞って見る。
②そもそもその仕事をやりたくないから、退職願。

うまいこと根詰めないようにやるには、①案がベストだろう。
中には徹底的にやって、相手とバチバチに対立していた担当もいたらしい。
相手どころか身内ともバチバチにやり合ったりしていて…その頃の雰囲気はサイアクだったよー( ´A` )うぇーん。と居た人が口を揃えて言う。
その頃居なくて良かったなあ。

バチバチ期を経験していたら、楽になったぜ～。ウキウキでルンルンに仕事をしている…ハズだったのか？
具合悪～い、とゴロゴロしていなかっただろうか？
否、否。
その前に私は御局様やら魔物の巣窟にいて、大変な思いをしていたのに。そう、その環境から逃げ出せてとても良かった。ハズだった。

しかし、しかしながら…人は環境に慣れてしまう。
良くも、悪くも。

とても環境が良い、上司にも同僚にも恵まれていたのだが、結局そこからもドロップアウトした。

粗探しという仕事内容でつまづいてしまった私がいた。
なにかをキッカケに、休みたい休みたい、逃げ出したい。でも…という意識があったと思う。
それが、プライベートで私のトラウマの元凶である、毒祖母が死去したことで、一気に表面化し、体調をガクガク崩した。
そこからまた持ち治ったのに、次の年の祖母が死んだ日からとうとう堪えきれず、長い療養生活に入ってしまった。
実の所は、その期間ですら、ほとんど療養生活ではなかった。
自分を自分で痛めつける時期だった(それはまた今度、決心がついたら書こうかな)。

生活水準を少し下にしか変えられなかった私は、当然のようにお金が底をつき、退職なのか、地獄のような仕事に戻るか、延々と1年考え続けた。
考えはまとまらなかった。

病気だと思考能力もぐっと落ちる。
今から考えればもっと早くこうすれば良かったのに、と振り返って思うことばかりだ。
今も、社畜に戻ることによってストレスをかけ、思考能力は落ちているのだと思う。

だが、コロナでこれは、社畜に戻った方がオトクだ、ということに気がついた。
戻れば給料は倍以上になる。
いちにちじゅう、ニートで何年もゲームと動画に明け暮れていた夫も私の父親(20年以上会っていなかった)にめちゃくちゃ怒られて自分でパートの仕事を見つけてきた。
毒祖母のせいで小さいときに離れ離れにされていた娘とも、父親との再会がキッカケで一緒に住めるようになり、バイトを始めた。
あれ、私が働かなくても世帯収入は、コロナの前よりあがってるじゃん？
そこで、更に働けば今の生活水準を維持してても返済にあてられるじゃん？
負債を抱えてお金で辛く厳しい毎日、さようなら～～～

という事で、私は社畜に戻った。

だが、まぁ、仕事にやっつけられているというワケ。

次に退職するときには、私は全てを、家族も家もつながりを全て棄てて、ひとりで居なくなる。
そう思っている。
7月の病をこじらせた最期の結末だと。

7月の病を完全にやっつけることは無理ゲーなので、うまいこと手のひらで転がして、飼い慣らすことを覚える予定。

ハレノヒはいい天気だな～あ～頭も冴える。ビールが美味い！お外にもウキウキで出かけちゃう。お気に入りのカフェ行こっと。
ここで、間違ってもあ～日に焼けるサイアク！と思わないこと。
しっかりスキンケアして、キラキラメイクして、髪セットして、世界一かわいいよ！！自分を大事にする。

アメの日はあ～雨だね～部屋があって濡れなくてさいこう！引きこもり大好きな私、外に出なくていい。ゲームとゴロゴロしながらの読書がはかどる。
湿度あって、肌がモチモチになるし。

クモリの日は…なんだろ？
うーん、今度までに考えておきます。

まぁ、なにはともあれ、私が7月病にやっつけられるのが先か、飼い慣らすのが先か。
難しい問題だなあ。
一生のテーマだ。