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移住して、私にとって本当に大切だったものが何かわかった。

私は、昔から、休みの日には犬を連れて1人で自然の中へ繰り出した。

いや、駆け込んだ、の方が、今思えば正しい言葉かもしれない。

仕事が嫌いだった訳でもないし、人間関係も楽しかったし、何がっていう明確な理由があった訳ではないのだけど。

休みの日は、できるだけ人と会うよりも、愛犬と山中湖、箱根、熱海、近くの自然公園へと、とにかく自然の中で、ぷはぁぁぁぁってすることが最優先事項だったのだ。

それくらい、エネルギーが枯渇してしまっていたんだろう。

何する訳じゃない、ただ愛犬と散歩して、座って、おにぎりを食べて、プッハーーーって吐いて、純なエネルギーを吸い込むだけ。ただその時間が大切、と言うより、必須だった。

結婚してからも、やることはさほど変わらない。

休みの日は、夫と愛犬と、自然や公園でのんびりすること。その時間が何より好きだ。

犬達が自由に走り回れる広い庭のあるお家を建てるため、数年前に土地探しを始めて。

その頃はまだ神奈川で探していて、とりあえず広い土地を探し歩くも見つからず。

ふとインスピレーションで長野や山梨に移住したらどうかと、土地探しが始まったのだ。

一年間、土地探しに毎月通う中で、泊まったホテルで鳥の声に包まれる朝、森の中を散歩する気持ちよさが格別で。

毎日こんな風に暮らしたいと、移住を決めたのだ。

そして、いろいろあって。結果的には最高の中古物件に巡り会えた。

移住して一年半が経ってもなお、毎日、毎朝、毎晩、毎瞬感動している。

確実に、ストレスが、ものすごぉく激減している。

引っ越して間もない頃、瞑想をしながらふと目を開けて、窓の外の景色に涙がボロボロ溢れた。

魂の奥底から溢れ出ているような感覚。あぁぁぁぁ、私はこの暮らしがしたかったぁ!!!!って、感嘆の涙が溢れたことがあった。

今のお家は、隣のお家とも距離があるので、日中はレースのカーテンもしていない。

常に、目を向ければ空、木々が見えるのだ。

あぁ、私はこれを求めていたんだ。

カーテン入らずの開放感ある暮らしを。

常に、青空と木々、鳥の声に抱かれている暮らしを。

毎朝、カーテンを開けて、自然しか目に入らない爽やかな朝を。

それだけで、ただここで生きているだけで、奥底から満ちてくる幸せ。

犬の散歩に、ちょっと車で走れば最高のローケーションの公園もある。

でも、家の近所のお散歩ですらも、木々に囲まれて、鳥の囀りシャワーを浴びながら、

ただただ、車の往来の心配もほぼない、静かな道を歩ける幸せに満ちているのだ。

先日、夫と喧嘩して、気分転換に犬の散歩に出かけた時

ただの家の近くの散歩とは思えないような、新緑の輝きに満ちた木々に囲まれ

鳥の囀りが降り注いでいる中を、のんびりお散歩しているだけで、ものすごく洗われた。

昔、休みのたびに、必死に自然の中に駆け込んでいた自分を思い出した。

あぁ、そうだ、今は、毎日、満ち足りて、洗われているんだって、実感した。

ただただ、自然とそばで寄り添っていられること。

日々暮らしの中で、目をあげれば遮る物なく、空と木々が目に入ってくること。

犬の存在は言わずものがな、私の人生に欠かせないけれど。

こんなにも、自然の存在が、私の人生に、日々の暮らしに、ものすごく大きな大切な要素だったんだ。

毎日、どれくらいの、「あーーー幸せ!!」と呟いてることだろう。

豪華でも、裕福でもない暮らしだけれど、ただそこに自然の景色がある幸せは、私の人生においては、切っても切り離せない、大きな大きな豊かさそのもの。

普通に、街中で暮らしていた頃が不幸だった訳でもないし、満たされていなかった訳でもない。それはそれで幸せだった。

ただ、もう私の魂の、細胞レベルでの、この幸せを体感してしまったからには、あの生活には、もう戻れないのだ。

私を構成している大切なもの、ナチュラルな自然の景色と動物たち。

ただただ、シンプルに。私の人生は、それさえあれば、最高に幸せだ!!!!

…と言うのは大袈裟だけど笑

お米も必須だし、暖かな寝床も欲しいし…まだまだ言うたら欲深いですけどね笑

とにかく、移住して良かったと、200%言い切れる我が家です。

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