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【あなたがマコなり社長になれない理由】

こんにちは。Q&Qのあどにゃーと申しますにゃ。

今回は【あなたがマコなり社長になれない理由】について記載します。説明不要かもしれせんが、マコなり社長ついて説明します。株式会社divのCEOで、ビジネス系Youtuberの象徴的な存在です。生産性の鬼という明確なスタンスでいつもためになるアクションプランを簡潔にのべる姿勢が人気ですね。

今回の”マコなり社長になる”の定義は、あなたがある分野においてマコなり社長同等、またはそれ以上の業績を収めることとします。ちょっと知識をかじっておきたいくらいのレベル感なら、これからの内容は意識する必要はないと思います。また、マコなり社長部分はキングコングの西野さん、オリエンタルラジオの中田さん、ホリエモンに置き換えていただいても問題ありません。ここでは、彼らを先駆者と呼びます。

彼ら先駆者がしていることは何か

先駆者は誰もやっていないことに日々挑戦して失敗を繰り返して、その中で重要だったものを掴み取って、具体化して整理してユーザに伝えることをしています。受け取り側は、整理された情報を受け取れるので試行錯誤の手間が省かれて、簡単に知識を入手することができます。

この整理された知識を入手した際に、受け取り側の知識は教える側とイコールには決してなりません。それは教科書に書かれている勉強を詰め込んでも、教科書を作る能力は身につかないのと同じです。
ここで先駆者が学んでいるものと、受け取り側が学んでいるものを整理しましょう。

先駆者が学んでいる事
○ 未知の中から実験・検証を繰り返して有効手を判断すること
○ 検証内容を選択し決断すること
○ 自分の学習内容を抽象化してエッセンスを抜き出すこと
○ 自身の学習内容を具体化してアクションプラン化すること
受け取り側が学んでいる事
○ 整理された情報から得られる知識

箇条書きにするとわかりやすいですが、学べているものが全く異なります。受け取り側は、先駆者がリスクをかけて行った失敗は避けて通れるため、面倒な試行錯誤をしなくて良いです。しかし、自身が未知のものに遭遇した瞬間に打ち手無しになります。受け取り側にいる限り、知識の一部を手に入れることはできても未知のものへの対処や意思決定の直感を学ぶことはできません。この話は勉強と学問の違いで表現することもできます。

勉強と学問の違い

勉強と学問の違いをご存知でしょうか。

勉強
○ 強いて勉めること
○ 知識を詰め込み先人と同等レベルになろうとすること
学問
○ 学んで問うこと
○ 知識を付けて上で自ら新たな問いを立て自身の道を踏み出すこと

勉強は強いて勉めることです。勉強の本質は知識を詰め込み、先人と同等レベルになろうとする均質化にあります。遅れを取り戻して同じになろうとする行為です。一方で、学問は学んだ上で自分で問いを立てることです。学問の本質は誰も検証していない自身の問いの検証・差異化にあります。

偉い人の書いた教科書を読むだけでは教授にはなれません、教授になるには、自らの問いを立て、その問いを実験によって検証して、社会的意義のある研究結果を示す必要があります。
ビジネスも同じで、先駆者のビジネス解説を読んでも成功はせず、自分で問いを立てて仮説検証を進めていく必要があるということです。仮説を検証して実験を繰り返す面倒な作業によって初めて、他の人と差がでるのです。

勉強は無駄?

勉強は無駄で学問をやる必要があるかというと、そういうわけでは有りません。学問においても勉強による下積み、基礎知識がなければ問いが立てられない場合がほとんどです。また、誰かが既に発明しているものを後発で”車輪の再発明”を行ってしまっては意味がありません。
要はバランスで、
- 基礎的なことを勉強して学びを得る(整理された知識の獲得)
- 問いを立てて検証することで学びを得る(抽象化や情報選択の能力の獲得)
の2軸を基礎と応用をバランス良く回さないと片輪だけ大きくても、前には進めないということです。

まとめ

今回は整理された情報を入手するだけの勉強では、先駆者たちと同等になったり先駆者たちを超えることはできないという話をしました。先駆者たちを超えるには勉強と学問の両方をバランス良く回す必要があります。

- 基礎的なことを勉強して学びを得る
(整理された知識の獲得、入力に対して出力が確約された系)
- 問いを立てて検証することで学びを得る
(抽象化や情報選択の能力の獲得、入出力からシステム系を予測)

現在はGoogleやYoutubeのおかげで、誰もがかんたんに整理された情報から勉強できるようになりました。勉強だけしていても大きく差はつかないでしょう。これからは自分で問いを立てて検証していける人が強いと考えています。

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