見出し画像

2018年のプロダクツ

ピチュン、ハロー。おれは鷺ノ宮だ。おれは大槻唯ちゃんと誕生日と血液型が同じなのでちょっとした記事を書くときはこう言ってスタートを切ることにした。
おれはグラフィックデザイナーとゆう肩書きで三年くらいごはんを食べているが、単調すぎる日々のなかで自分になにができるのかを知りたいとずっと思っていた。そして2018年にはアイドルやロックの魂にふれて、交友関係が300倍に広がったのをきっかけにいろんなプロダクトに関わることができた。関係者各位には改めて感謝するとともに、2018年に何を作ってたのかをまとめておく。普通こうゆうのは多くを語らずにポートフォリオ的な感じになっているのがデザイナー的にはカッコイイのだが、なんか文章がついてるほうが読み返した時におれが面白いと思うので書いておく。


■表紙/ジャケット
・依田より堀より依田 / フィッシュオンリー

表紙、扉、本文1ページ寄稿、サークルロゴ。さず(@fish_only)くんと密に連絡を取りながら作った。サークル・フィッシュオンリーの二冊目の本だが、おれにとってはアイマス同人界への第一歩だったのでこれはとても緊張した。イベントで使ったミニポスターは今もおれの部屋に貼られていて、失った自信を取り戻したいときとかに眺めている。

ちなみにサークルロゴはアクリルキーホルダーやTシャツにも使ってもらえた。

・HIT the FUNNY!! / プライム1865

表紙、本文1ページ寄稿。謙虚な日本酒(@193999oii)さんはクロックアップかアクセルフォームかというくらいメチャメチャに手が速く、おれの製作ペースが遅すぎて待たせてしまったことを今でも重く受け止めている。今回のときの表紙を携帯の待ち受けにしてくれているくらいには気にいってもらえてるみたいで嬉しい。

当日に要請を受けておしながきも作ったが、本文中に出てこない犬の写真を勝手に入れたのも喜んでもらえたようだ。

・MASTARHYTHM e.p. / Circle "42"

紙ジャケット、サークルカット。たぬきち(@tanukicalais)とは4年くらい前にもCDを作っていて、その時も紙ジャケだった。これはネット印刷のGraphicのチラシ印刷で頼んだものを一枚一枚手で折っていて、安くて綺麗でギミックも面白いが手間がかかる。今回は前よりも紙を硬くして、折りは大変だったが前よりもいい塩梅になった。曲の製作が間に合わずe.p.でのリリースとなったので、次回はフルアルバムを目指して作っていると聴いているし、春M3はもっと良いCDになるだろう。

・恋のSneak & Show / project koiss

ジャケット周りの文字組みと盤面のデザイン。ジャケットイラストはよほろ(@hayak_neru)。「レガシーのスニークショーというデッキを愛しているザビエル(@dj_XAVIL)がアイドルデビューするとしたらこういう曲」という体で急に歌詞が生まれて、それをベースに曲ができて、ボーカルやベースなどを録音してリミックスも依頼してプレスCDを作った、という経緯だが、複雑すぎてどうプロモーションするべきか未だに考えている。

・IIDRocks "RE-INT" / IIDRocks

無料配布のダウンロード・カード。ジャケットの両面をデザインした。IIDRocksはbeatmaniaIIDX楽曲のロック・アレンジを中心としたイケてるバンドで、ライブを観るために今年の頭に音ゲーバンドバトルロイヤルへ行ってからいろんなことが加速したように思える。

・orbital period / ソルティスノウ

表紙のデザインと、扉ページ、奥付、本文2ページ寄稿、編集。C94でサークルスペースに来た藤崎こぴあ(@bad_cophiacs)さんに本出そうと言いまくった結果、本当に本を出したという形なので、全面的に協力した。ちなみにカタログ用のサークルカットに使用したサークル名のロゴも作った(が、後でサークル名が変更されたのでお蔵入りに)。

・空飛ぶスプーンのなぞ / フィッシュオンリー

表紙デザイン。スケジュールが本当にギリギリで楽しかった。元ネタは低学年向けのオカルト系の単行本(怪奇系児童書というらしい)。


■編集
MBFTCGガイドブック / MagicalBattleFrontier運営チーム

編集協力。レイアウト作成やテキスト入れ等、DTP作業をお手伝いした。さずくんの本を手伝わせてもらった頃に、MtGで知り合った曳山まつり(@hikiyamamatsuri)さんが「明日までに入稿しないとヤバいのでDTPわかる人誰か助けて」とTwitterで言っていたのを見て、勇気を出して手を上げたら、本当に徹夜での作業に巻き込まれてマジでヤバかった。代わりに人脈が50倍に、以降の人生の楽しさが200倍になった。

・アイマス爆発オチ合同「爆発」 / うま部屋

編集協力。おうまさん(@umahead)が作業通話中に困っていたのでお手伝いした。掲載順の提案をさせていただけて本当に光栄だった。先に読めたし……。

■寄稿
・エルドラド&黄泉 混沌ネオアンソロジー「夢幻」 / さよならペテルギウス

2ページ寄稿。MRSR(@Le_futur)に、後述するAD NAUSEAM vol.2に1枚描いてもらった返しに、合同誌の寄稿を頼まれたので快く引き受けたら、モンスターストライクはキャラデザがどれもリッチデザインの極みみたいなパーツと書き込みの多さで非常に大変だった。でも喜んでいただけたみたいで幸い。

・アイマスモノクロ&アナログ合同 Blanc et Noir / Workshop

1ページ寄稿。ウスイさん(@pojihame_usui)の企画で、最終的にとんでもなく分厚い本ができて震えた。僕はMacbook以外のデジタルの機材を持っていなかったのもあり、長いことアナログで描いたものを取り込んで補正して…というフローで作業をしていたが、いい機会だしアナログの参考にと思って参加させていただいたものの、デジタル補正ができない縛りに対する「詰み感」と参加者との段違いのレベル差に凹み、このあと大人しくiPadを買った。

■製作
・茂木伸太郎総監督宛フラスタパネル

黒林檎さん(@t7swn4100ka)主催の、武道館ライブのフラスタ企画に参加すると共に、なにかやらせてくださいの一点張りでお手伝いさせていただいた。出来上がりを見てかなり感動したので、フラスタはよい。

■発行
・AD NAUSEAM Vol.2 / 点数で見たマナ・コスト

コミックマーケット94発行。MtG情報誌。23名が参加。表紙はよほろ(@hayak_neru)。カードゲームの思い出、サッカー雑誌のコラム、実家の犬の写真、存在しない映画のレビュー、怪文書、担当アイドルの宣伝、創作小説などを掲載。

・AD NAUSEAM Vol.3 / 点数で見たマナ・コスト

コミックマーケット95発行。MtG情報誌。26名が参加。表紙は日向先生(@sun_droplet)。カードゲームの思い出、配信環境の構築図、モダンのデッキ紹介、嘘の占い、同人AVのクロスレビュー、推しVtuberの宣伝、創作小説などを掲載。

・Cafe de 4U / 点数で見たマナ・コスト

777 FESTIVAL 7.5th発行。漫画7ページ(コピー本)。3年ぶりくらいに2P以上の漫画を描いた。トーンが間に合わないくらいの大変さだったが、7.5thが「ライバル・レジェンド中心」ということもあって絶対に参加したかったし、実際参加して知り合いが増えたり楽しい時間を過ごせたので、参加してよかった。

・名刺
自分用 / THE IDOLM@STER(01)

担当を名乗ることを決めたときに勢いのまま作った名刺。表面はイギー・ポップのドキュメンタリー映画「アメリカン・ヴァルハラ」のポスターをオマージュ、裏面は台湾公演のLVで見たTwilight Skyをイメージ。

・自分用 / StormCount_ManaCount

AD NAUSEAMを発行するようになって以来、モダンとレガシーのストームしかほとんど回さなくなったため自己紹介が円滑に行くようにと思い制作した。実際のゲーム中はもっとイケてるカウント用カードを使うことが多く、自己紹介もプロデューサー名刺で事足りる(たいていのマジックプレイヤーには担当がいる)ので、全然使わない。

・自分用 / Tokyo 7th シスターズ

ナナシス4thライブに向けて制作した名刺。作ったはいいもののナナシスには名刺交換の文化がアイマスほどはなく、すわどうなるかと思ったが、ディレイビューイングやコミケで渡す機会があり、つくってよかった。

・自分用 / THE IDOLM@STER(02)

ナゴヤドームでの6thライブに向けて制作した名刺。Passcode「Ray」のジャケットを意識した。200枚刷っていったものがあろうことか一日目の打ち上げ中に全部なくなり、二日目にdiscordのサーバーに上げていた片面画像をベースに、さずくんちのPCで片面に情報をまとめ、大須のキンコーズで印刷→裁断まで自分で行って60枚ほど追加したが、そのせいで李衣菜Pで集合写真を撮る企画に参加できなかったのでキレた。

・藤崎こぴあ / THE IDOLM@STER

C95の本に合わせてこぴあさんの名刺もデザインした。佐城雪美ちゃんのモチーフを雪と黒猫、塩見周子さんのモチーフを桜としたことで、季節感のわからない絵になったが、「逆にこれは僕しか持てない名刺なので良い」と言ってもらえたので良かった。


以上、2018年4月以降からカウントして22の成果物があった。作るのは楽しく、また楽しいことしかしたくないため、今年もやっていこうと思う。歩き続ける、ただまっすぐに・・・。

(おわりです)

サポートしていただけると、ありがたい気持ちでブックオフに行くことができます