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三十一提督(みそひとていとく)
2023年6月30日 18:53
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は栃内曽次郎です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。海軍省副官 栃内曽次郎は慶応2(1866)年6月7日に盛岡南部藩士の家に生まれた。山屋他人や米内光政と同郷になる。栃内は一時札幌で学んだりしたが結局上京して築地の海軍兵学校に入校した。明治20(1887)年2月2
2023年6月29日 18:51
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は山屋他人です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。海軍大学校教官 山屋他人は慶応2(1866)年3月4日に盛岡南部藩士の家に生まれた。山屋が生まれたとき父は42歳の厄年で、この年に生まれた子供はいったん捨て子にして他人に拾ってもらわないと育たないという俗信があった
2023年6月28日 18:31
歴代の聯合艦隊司令長官にについて書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は山下源太郎です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。海軍軍令部第一班長 山下源太郎は文久3(1863)年7月30日に米沢藩士の家に生まれた。米沢藩は戊辰戦争で当初幕府側だったが途中で新政府に恭順している。西南戦争のあとに海軍兵学校に入校して海軍将校をめざした。生
2023年6月27日 18:22
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は吉松茂太郎です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。常磐艦長 吉松茂太郎は安政6(1859)年1月7日に土佐藩の支藩である中村藩士の家に生まれた。維新後上京し海軍兵学寮に入寮する。明治13(1880)年4月から10月にかけてコルベット筑波で北米大陸西海岸まで往復し
2023年6月26日 01:53
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は藤井較一です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。吾妻艦長 藤井較一は安政5(1858)年8月18日に岡山藩士の家に生まれた。維新後は東京で学んだが海軍兵学寮に入寮する。加藤友三郎や島村速雄、吉松茂太郎らと同期になる。第7期は30名の同期生から4人の海軍大将を輩出
2023年6月25日 18:16
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は出羽重遠です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。常磐回航委員長 出羽重遠は安政2(1855)年12月17日に会津藩士の家に生まれた。幼名は房吉といった。戊辰戦争では白虎隊にも参加していたとも伝わる。戦後、父親は高田藩にお預けになり家族は離ればなれとなる。赦免され
2023年6月24日 21:09
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は上村彦之丞です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。秋津洲艦長 上村彦之丞は嘉永2(1849)年5月1日に鹿児島で生まれた。父は薩摩藩校の漢学師範だった。戊辰戦争に従軍して鳥羽伏見の戦いに参加し、東北を転戦する。戦後改めて上京し海軍兵学寮に入寮する。生徒だった明治
2023年6月23日 19:18
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は伊集院五郎です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。トライアンフ乗組 伊集院五郎は嘉永5(1852)年9月27日に薩摩藩士の家に生まれた。山本権兵衛と同年の生まれである。戊辰戦争に従軍し、維新後は海軍兵学寮に幼年生徒として入寮した。コルベット筑波に実習のため乗り組
2023年6月22日 17:51
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は有馬新一です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。八島回航委員長 有馬新一は嘉永4(1851)年1月26日、薩摩藩士の簗瀬家に生まれた。戊辰戦争に従軍したあと、同郷の山本権兵衛や日高壮之丞とともに東京築地の海軍兵学寮に入寮する。実習のためコルベット筑波に乗り組んで
2023年6月22日 00:00
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は片岡七郎です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。ドイツ駐在武官 片岡七郎は嘉永6(1853)年12月14日に薩摩藩士の家に生まれた。同郷の山本権兵衛よりわずかに若いだけだが、薩英戦争にも戊辰戦争にも直接従軍することはなかった。維新後に片岡は上京して海軍兵学寮に入
2023年6月21日 03:27
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は日高壮之丞です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。橋立艦長 日高壮之丞は薩摩藩士の宮内家に嘉永元(1848)年3月23日、生まれた。同じ薩摩藩士の日高家の養子となる。薩英戦争や戊辰戦争に従軍したあと、海軍兵学寮に入寮して海軍将校をめざした。同郷の山本権兵衛とは同
2023年6月20日 17:15
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は角田秀松です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。江華島事件 角田秀松は嘉永3(1850)年2月12日に会津藩に仕える医師の家に生まれた。戊辰戦争に幕府方として従軍し、青森県に移された(厳密にはいったん除封のうえ再興)主家に従って下北半島に赴いた。その後商船の船員
2023年6月19日 19:38
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は東郷平八郎です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。浪速艦長 東郷平八郎は弘化4(1847)年12月22日に鹿児島で薩摩藩士の家に生まれた。幼名は仲五郎といった。薩英戦争に従軍し、戊辰戦争では藩の軍艦春日に乗り組んで阿波沖海戦、宮古湾海戦、箱館戦争に参加した。維新
2023年6月18日 17:21
歴代の聯合艦隊司令長官について書いていますが、前身の常備艦隊や聯合艦隊常設化以前の第一艦隊司令長官もとりあげます。今回は鮫島員規です。 総説の記事と、前回の記事は以下になります。聯合艦隊参謀長 鮫島員規は弘化2(1845)年5月10日、薩摩藩士の家に生まれた。戊辰戦争に従軍したあと海軍に出仕して明治4(1871)年7月28日に海軍少尉試補を命じられた。海軍将校としては最下級からはじめること